美術・日本編

2008/05/11

異端の画家か 絵金!

血みどろ?芳年」こと月岡芳年を扱ったとなると、絵金(えきん)が続かないと恰好がつかない ? !

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→ 『浮世柄比翼稲妻(うきよがらひよくのいなづま)』 (画像は、「絵金 アートギャラリー」より。画像に付いての説明は、当該頁にて) 

絵金 - Wikipedia」では、得られる情報が少ない。
「絵金(えきん、文化9年10月11日(1812年11月14日) - 明治9年(1876年)3月8日)は、幕末・明治期の浮世絵師」で、「土佐高知の生まれ。姓は弘瀬、名は柳栄、美高、通称は金蔵。文政12年(1829年)、江戸に出て狩野洞白に入門す。帰国後、土佐藩の御用絵師となるが、偽絵を描いて失職する。その後、町絵師として台提灯絵、絵馬、凧絵などを描き、絵師の金蔵を略して絵金と呼ばれた。猥雑、土俗的で血みどろの芝居絵に人気がある」とあるだけ。

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2008/05/04

久隅守景から遥か

 今日は久隅守景の世界に触れてみたい。
 久隅守景(くすみもりかげ)については、「小林忠著『江戸の画家たち』」のなかで、木下長嘯子の「夕顔のさける軒ばの下涼みをとこはててれ女(め)はふたのもの」という歌に絡めて「夕顔棚納涼図屏風」という作品に言及したことがあるだけである。

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→ 久隅守景筆『納涼図屏風(のうりょうずびょうぶ)』 (画像は、「東京国立博物館 館蔵品詳細」より)

『夕顔棚納涼図屏風』については、人気番組の「美の巨人たち」で採り上げられていて、久隅守景という人物像も含めこれまた興味深い番組内容だった。

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2008/05/01

血まみれ?芳年(3)

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← 雑草に埋もれている我が家の畑!

 このところ、草むしりが日課。とにかく、生える量より多くを毟るのがノルマだ。

 さて、徳田良仁著の『芸術を創造する力―イメージのダイナミックス』(紀伊国屋書店)から、「狂画家」「血まみれ芳年」の側面に照明を当てている一文を抜粋・転記している。
 今日もその続きである。

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2008/04/29

血まみれ?芳年(2)

 朝晩はともかく、日中は暖かな日が続いて、家の外での雑用も少しずつやっている。
 納屋から出して庭に山積みにしていた粗大ゴミを業者に纏めて出すのをやめ、分解なり解体などして、日常のゴミの収集の日に少しずつ出すようにしている。
 山はだいぶん小さくなった。
 残りは金属製のもの、プラスチック製品などなので、特別な日に出すしかない。

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→ 地元の神社。買物帰りに傍を通りかかったのでパチリ。近いうちに時間を掛けて探訪してみたい。

 午後からは畑の草むしり。
 雑草が生い茂って、ネギもナスもタマネギも何もかもが姿かたちが埋もれている。
 父がやらないと、なんて呟いていたが、体調からしていつになるか、出来るのかどうかも分からない。
 無理をしないよう、昨日はまず一時間ほどやってみた。

 さて、本題に入ろう!

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2008/04/27

血まみれ?芳年(1)

 小生が密かに偏愛する浮世絵師に月岡芳年(つきおか よしとし、天保10年3月17日(1839年4月30日) - 明治25年(1892年)6月9日)がいる。
 が、ここには直ちに注釈が要る。
 小生が月岡芳年の画業の全貌どころか、その一端をさえ知っているのか危ういということ。

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← 島村匠/著『芳年冥府彷徨』(文芸春秋) 「黒頭巾の男が人を斬るのを目撃し、その殺気を描きたいとの一念に取りつかれた狂気の浮世絵師・月岡芳年の若き日々。松本清張賞受賞作」。「情報紙『有鄰』No.381 P5 絵師・月岡芳年の殺気に憑かれた執念の世界を描く 島村匠と『芳年冥府彷徨』」を参照。

 小生は、高校か大学生になってからか定かには覚えていないのだが、『奥州安達ヶ原ひとつ家の図』(1885年)という作品一つに言い知れない魅力を感じ、月岡芳年というと、「狂画家」「血まみれ芳年」という印象を鮮烈・痛烈に抱かされてしまったのだった。

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2008/04/23

竹中英太郎…懐かしき妖美の世界

 探偵小説と推理小説との間に違いはあるのだろうか。それぞれの名称の使われた時代(それに伴う時代背景)の違いということくらいはすぐに思い浮かぶが、しかし、ただ思うのは探偵小説(当然、推理小説)の諸作品を印象付けるのに挿画や装丁、表紙の絵なども影響に大きく預かっているとは言えるだろう。

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← 竹中英太郎・画 『探偵趣味』7 表紙/昭和6年 (画像は、「弥生美術館・竹久夢二美術館 生誕百年記念 竹中英太郎と妖しの挿し絵展 ~エロティシズムとグロテスク ・・・闇にきらめく妖美の世界~」より)

 小説を読みながら想像を時に妄想を逞しくしたものだが、特に少年向けに編集された探偵小説を読んだころなど、文章と同じくらい、時にはそれ以上に挿画に刺激されたものだった。
 頁を捲ると何かの挿画が目に飛び込んでくる。
 と、その絵に描かれる場面は一体どんなものかと、絵を説明してくれる記述を逸る心ももどかしく探したりしたものである。

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2008/04/03

山を愛した風景画家―吉田博

 吉田博という名の版画家の存在を知ったのはいつだったか覚えていない。
 ネット上でのこととはいえ、彼について調べたり彼の作品をじっくり見たのは昨年末だったか、明治や大正、昭和初期の版画家をいろいろ物色していてのこと。

 渡邊庄三郎の周辺を渉猟していると(そうでなくとも)必ずや出会うはずの人物である。

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← 日本アルプス十二題より 「黒部川」 37.5×25.1cm (画像は、「版画家 吉田博」より)

 作品をネット上でだがチラッと見ただけで引きこまれてしまった。
 これだけの魅力を持っているのに、知名度がそれほど高くないような。
 あるいは小生が勉強不足なだけなのだろうか。

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2008/03/29

中川八郎:水墨画の伝統を水彩画に

[この「壺中水明庵(こちゅうすいめいあん)」なるブログは、「ネットで、あるいはリアルでの美と快と楽めぐりのエッセイやレポートをボチボチと」と銘打っている。今のところネットでの美めぐりの旅に終始しているが、この現状に甘んじているわけではない。
 未だ雑用に追われていて、眼が関心が外へ向かない。

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← 『ちくま哲学の森 6 詩と真実』(鶴見 俊輔 /安野 光雅 /森 毅/井上ひさし/池内紀 編集、筑摩書房) (画像は、「Amazon.co.jp: 通販サイト」より) もう二十年近く前、90年の初め頃に購入し読んだ本。帰郷の際、古い本は整理・処分するつもりだったが、つい懐かしくて温存。一年もしないうちに、港区の高輪から大田区の大森へ引っ越すことになると自分でも思っていなかったはず。カフカやジャコメッティらはともかく、寺田寅彦の「自画像」なる一文が秀逸!

 この内向きの傾向が転居(帰郷)に伴う一時的なものなのか、それとも自分でも若干懸念しているのだが、ある意味での精神的な落ち込みの証左なのか、分からないでいる。
 ただ、富山ではサンバパレードもベリーダンスショーも見る機会が極僅かなのは確か(ベリーダンスショーのライブって富山で見ることができるのか、分からない)。
 いずれにしても、追々、リアルでの美と快と楽めぐりのエッセイやレポートも書きたいと切に願っている。
 とは言いつつ、今日も二ヶ月前に作ったメモを提供する次第である。(アップに際し記す。08/03/29)]

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2008/03/25

橋口五葉:ふるきよき美人画

 日々、家事と若干の仕事に追われている。
 トイレ掃除も含め家の中のことから徐々に家の外のことにも手を付け始めた。今朝は除草剤散布。
 父母に要領を伝授してもらいつつ、撒くところと撒かない、散布してはいけない部分とに注意を払いつつ。
 父の長靴を借りて。

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→ 24日の朝、裏庭にて。やはり、水瓶近くの枯れ枝に紛れるようにして。

 その前、燃えるゴミ出しの日だったので、慌てて庭に出たら、庭先に小鳥が居た!
 でも小生の足音か気配に気が付いて、さっさと飛び立ってしまって、写真は撮れなかった。

 さて、以下は昨日に続き約二ヶ月前にメモした記事。
 まだメモしておきたいこともあるが、とりあえずアップしておく。

 === === === === === ===

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2008/03/24

辻惟雄:縄文からマンガ・アニメまで…牧谿の幸い

[メモ的に書いたこの記事。気がつくと二ヶ月近くも放置状態。半端だけどアップしておく。東京の片隅の小さな部屋で真夜中、冬の真っ盛りに電気ストーブで暖をとりながら、せっせと書いていたっけ。夢は荒れ野を…じゃなく、ネットの茫漠たる虚の時空を駆け巡る。]

 久々に辻惟雄(つじのぶお)氏の本を手に取った。辻惟雄著の『日本美術の歴史』(東京大学出版会)である。

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← 辻惟雄著『日本美術の歴史』(東京大学出版会) 「縄文からマンガ・アニメまで、360枚の図版とともに日本美術の流れと特質を大胆に俯瞰する!

 辻惟雄氏というと、今はちくま学芸文庫という形で入手が可能となっている『奇想の系譜―又兵衛‐国芳』(筑摩書房)を読んでお世話になって以来、名前が小生の脳裏にこびり付いている。
 ちなみにこの『奇想の系譜』の章立てを列挙しておくと以下のとおりである:

憂世と浮世―岩佐又兵衛
桃山の巨木の痙攣―狩野山雪
幻想の博物誌―伊藤若冲
狂気の里の仙人たち―曽我蕭白
鳥獣悪戯―長沢蘆雪
幕末怪猫変化―歌川国芳

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2008/03/14

ねじ釘の画家・柳瀬正夢

中谷宇吉郎集 第四巻』に所収されているものの一つに『寒い冬』がある。
 内容に付いては機会を得て触れてみたいが、ここでは挿画の描き手・柳瀬正夢のことを若干ながらでもメモしておきたい。
 
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← 『中谷宇吉郎集 第四巻』に所収の『寒い冬』に付された柳瀬正夢作品の一つ。画像が不鮮明なのは、携帯電話のカメラで撮影したものだから。ネットでは、『寒い冬』に掲載されている絵の画像が見出せなかったので、このような形を採った。 

 柳瀬正夢の作品はある年輩以上の読書好きの人なら大概は何処かしらで目にしているだろう。
 小生もだが、今となってはもう柳瀬正夢という名前を意識して絵を見ていた人は、少ないかもしれない。

『寒い冬』に付せられた挿画に懐かしさや温かみを感じた。
 そういえばこんな絵とやや遠い昔、出会っていたのだっけ…。
 但し、彼の時代や世相を見つめる眼差しは常に厳しい。人を愛するがゆえに、愛するからこそ、反骨の魂が滾るのだろう。

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2008/03/12

川原慶賀…シーボルトの眼 ? !

 小田野直武の画像や情報をネットで探したが、平賀源内ら誰彼の関連での記述は散見されても、小田野直武本人についての情報はなかなか見つからない。
 その過程で、司馬江漢の名が散見されるので、今日は彼の周辺を巡ってみるかなと思い始めていた。
 すると、思いがけず久しぶりに川原慶賀なる名前に遭遇。

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← 川原慶賀筆 『長崎港図』 (画像は、「神戸市立博物館」より) 「出島や長崎の市街を左手前に、長崎港からはるか港外まで望んだ鳥瞰(ちょうかん)図である。長崎の北方金比羅山あたりから写生したものであろう」という。また、「慶賀(1786~?年)は、出島出入絵師となりシーボルトに見出され、その著書『日本』の挿絵を描いた。慶賀の作品だけが、当時オランダへの持ち出しを許されていた」。「川原慶賀の見た江戸時代の日本1」を覗けば、違う彩色の『長崎港図』を見ることができる。

神戸市立博物館」が小田野直武作品を所蔵しているという情報があったのだ。
 が、「神戸市立博物館 2007年度 主要所蔵品の展示について」なる頁をツラツラ眺めていたら、「川原慶賀筆 長崎港図・ブロンホフ家族図」が惜しくも昨年の秋にあったことを発見したのである。

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2008/03/02

池大雅と富山

 18世紀というのは、ヨーロッパにおいて様々な人々が国境を越えて旅して回った時代だった。
 もっと言うと、そうした動きが活発になった世紀だったというべきか。

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→ 池大雅「白雲紅樹」 「昭和14年5月、国宝に指定」(画像・情報は共に、「【楽天市場】池大雅「白雲紅樹」:R-Garden」より)

 宗教改革、その後の反宗教改革の運動もあったが、次第に宗教的権威が失墜とまでは言わないまでも宗教的縛りの緩みが表面化したというべきか。

 宇宙観の変化。近代的科学の誕生とその普及。解剖学などの医学の発達。顕微鏡と天体望遠鏡の発明と普及。世界の意味は宗教的権威が、権力者のみが示しえるものだったのが、誰もが自然を自らの目で見るような時代に一気になっていった。

 宇宙も海も(大航海時代)山も(山登りが盛んになったのも17世紀)動植物の探求も、人間の手と目と足が世界を駆け巡るようになった。
 その影響から日本のみが自由だったわけではない。
 また、無関心でありえたわけもない。

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2008/02/25

長谷川雪旦の『江戸名所図会』

 タイモン・スクリーチ著の『江戸の身体を開く』(叢書メラヴィリア〈3〉 作品社)を読んでいたら、『江戸名所図会』に挿図を付している長谷川雪旦という絵師の名が出てきた。
 ほとんどべた褒めである。
(小生としては、タイモン・スクリーチ著の『江戸の身体を開く』をこそべた褒めしたい気分である。)

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← タイモン・スクリーチ著『江戸の身体を開く』(叢書メラヴィリア〈3〉 作品社

 まあ、下でも紹介するが、生粋の絵画ファンや美術プロパーの方よりも時代劇のファンは、ドラマにしても小説の場面を思い浮かべる際にも、随分とお世話になっている、あるいは、ああ、この時代考証やら風景って、長谷川雪旦の御蔭を被っているなって、思ったりしているのではなかろうか。

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2008/02/07

騎龍観音の秘密:原田直次郎

 ひょんなことから原田直次郎(1863-1899)という画家のことを思い出させられた。
 内外問わず美術のことに疎い小生だが、原田直次郎という画家の名前くらいは知っている。
 が、あるブログ(「ドイツ音楽紀行 鴎外「原田直次郎」」)で森鴎外との絡みでこの人物の名前を見て、改めて関心が呼び起された。

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→ 原田直次郎『靴屋の親爺』(1886 キャンバス/油彩 60.3×46.5 額寸87.8×74.0 ) (本作の詳細な情報は、「東京藝術大学大学美術館 収蔵品データベース 人物情報 - 原田直次郎 」にて)

 この記事は、以前にも読んでいるのだが、この数ヶ月、内外の絵画をブログで集中的に採り上げている中で、明治から昭和初期の浮世絵版画家を何人か採り上げてきたこともあり、今更ながら内外の狭間での先人の偉業・難行を見つめてみたく思ったのである。

 今回、記事を仕立てながら幾つかの作品を眺めて、特にオヤッと思ったのは、原田直次郎の風景画である。

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2008/01/25

反骨の浮世絵師 英一蝶

[「鳥総松(とぶさまつ)」(2005/01/06)から英一蝶(はなぶさいっちょう)についての記述部分を抜粋する(但し、一部改稿の上、画像と追記を付した)。本稿に飽き足らない方は、「美の巨人たち 英一蝶『布晒舞図』」を読むとよかろう。(08/01/25 アップに際し付記)]

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← 英一蝶・画『雷神』 (画像は、「英一蝶 - Wikipedia」より)

 榊原悟著『日本絵画の見方』(角川選書)の中で、日本の伝統的な絵画作品を見る上で、様式や画題、描かれる素材(紙か板か、それとも絹などか)などと共に、描く素材を見極めるのも大事だという話の流れで、英一蝶(はなぶさ・いっちょう、承応元年(1652年) - 享保9年1月13日(1724年2月7日))のことが話題の俎上に登っていたのである。

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2008/01/12

炬燵と美女と猫の浮世絵

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→ 歌川国政『娘に猫』 (画像は、「Cat-City Museum:猫と浮世絵」 あるいはpdf形式だが、「炬燵の娘と猫」)

 炬燵が小道具として美女は勿論、猫などが描かれている浮世絵画像を特集して載せました:
電気炬燵と歩めなかった半世紀?

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2008/01/01

前田常作:曼陀羅画に壺中天!

 明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。
 今年もよろしくお願いいたします。

 …ということで、今年の第一弾。
 多分、豊かな世界が描き示されている曼陀羅画の世界。というと、故・前田常作氏!

出来たばかりの郷里の公園を散歩した」なる記事を大晦日の日にアップした。
 話題の焦点の場所は「富岩運河環水公園」。

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→ 『浄土曼荼羅図』 (時代 鎌倉時代 世紀 14c 素材 絹本著色 寸法 H-89.8 W-41.3) (画像は、「ミホミュージアム - MIHO MUSEUM」より) 詳しくは、「解説 - MIHO MUSEUM」にて。以下、全ての画像が拡大可能です。

 郷里の家から歩いても十分ほどの公園。
 当然ながら、その公園に行ったことがあるし、写真も撮ったことがある。
 その折に撮った画像を上掲の記事に載せたい。
 が、撮り溜めた画像のファイルを覗いても元の画像が見つからない。
(多分、先月(11月)、パソコンに画像ソフトが異常な徴候を示したので、専門家のアドヴァイスもあり、多くの画像をファイルごと、ごっそり削除した、その際に、運河での夜景の写真、雪景色の写真類の元データも消滅してしまった…のかもしれない。)

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2007/12/29

井上安治:影法師切なる思い描きしか

 小林清親のことを調べていたら、彼には影法師と呼ばれる存在のあることを知った。
影法師」とは、辞書的には「光が当たってできる人の影」ってことのようだ。
 時代劇や何かで似て非なる言葉(存在)に「影武者」役の人物が登場することがある。この場合は、身代わりってことか。

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← 白土三平(作)『忍風カムイ外伝 コレクションDVD-BOX 2』(中田浩二(声) エイベックス )

(ちなみに、「影武者」って言葉(存在)を初めて知ったのは、黒澤明監督作品の映画『影武者』ではなく、隆慶一郎の小説『影武者徳川家康』ではなおのことなく、漫画家・白土三平の『忍者武芸帳 影丸伝』かあるいは『カムイ伝』か『サスケ』でのことではなかったか。…ところで、「現在『カムイ伝第三部』の構想が進んで」いるとか! 小学生の頃から大学生の頃まで、どれほど読んだことか。自分でも気づかないほどに影響されているのだろう。「白土三平ファンサイト」を覗いてみる? いや、いっそのこと、「2009年劇場公開予定映画「カムイ外伝」公式サイト」(監督:崔洋一、脚本:宮藤官九郎、主演:松山ケンイチ……ケガ、直ったの?)へ飛んでみるか。エキストラ募集中だっていうし。…ん? もう締め切られたのかな? …先月、終わっている!

 おっと、脱線。白土三平ワールドに嵌まったら、当分、出てこれなくなる!

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2007/12/27

浮世絵版画に文明開化:小林清親(後篇)

 曽祖父やそのまた先祖だと兄弟姉妹や従兄弟の関係も含めると、数十人が明治の世には、主に生地なのだろうけれど、商売などの都合で(売薬さんが親戚にいるし)全国各地、見知らぬ空の下、生きていたはずなのである。
 石を投げたら自分の親戚というのは大袈裟だとして、生地の関係者となると、間違いなく誰かに突き当たるに違いない。

 こんなことこそ、よしなしごと、他愛もない夢想に過ぎないのだろうが。
 
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← 小林清親画『隅田川夜』(明10) (画像は、「一心 みずい版画」より)

 まあ、理屈はいい。とりあえずは、ミーハー精神で東京などの名所旧跡の類いでも全く構わないのだ。
 ほんの数世代前の人びとの暮らした風景を、ほんの一瞬でも同じような気分で眺められた…という幻想を持てたなら、もうそれで十分なのだ。
 絵葉書風の紋切り型でいいのだ。絵の良し悪しなど自分に判るはずもない。綺麗と思わせてくれたら、それ以上の何を求める必要があろう。
(無論、「岡本綺堂『江戸の思い出』あれこれ」のように、書籍を通じても古今を大いに巡る!)

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浮世絵版画に文明開化:小林清親(前篇)

 身辺にちょっとした異変のある予感。
 でも、そうした中でも、こうして画面に向かって昔日の面影を辿っている間だけ、ちょっとした平安が保てるような気がする。

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← 本日、室内にあった蔵書を処分。ここ十数年の間に購入した本はほぼ全て手放した。多分、千冊以上。残ったのは数十冊だろうか。画面は処分先の業者が来る前の蔵書の山(の一部)。感想…部屋がちょっと広くなった。

 小生は生まれは富山だが、東京で暮らして来年の三月で丁度三十年となる。
 生まれ育った富山よりは居住している時間はずっと長いわけである。
 都内で働きつつ暮らしていて、最初のうちは東京の地に生まれ育った先人のことにはあまり思いが到らなかったように思う。とにかく本を読む。中味が大事というわけである。

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2007/12/26

増山麗奈:そんなあなたに会いたくて(後篇)

 例年通り、クリスマスはイブも当日も一人静かに過ごした。
 今年は営業で都内を走り回ることもなく、自宅に篭っていたので、街の賑わいも一切、分からない。思えば、クリスマスソングを一回も(テレビやラジオを通じてさえも)聞かなかったのは、物心付いてから初めてだったような気がする。
 世界の片隅でポツンといる感覚。

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← クロード・モネ『かささぎ』 (画像は、「クロード・モネ-音楽・映画、言わせておけば」より) 昨日、ネットで見つけた一番のお気に入り。実は、この絵に遭遇したので、今日はクロード・モネを特集しようかと一時、思ったほど。郷里は今頃、こんな雪景色かしら…。

 けれど、時間は確実に流れている。どんな過ごし方をしようと、25日が過ぎ26日となり、年末へとカレンダーの日付は捲られていく。
 流されないためにはどうする?
 一番いいのは、流れに身を任すことか!

 というわけで(?)、「増山麗奈:そんなあなたに会いたくて(後篇)」を提供する。

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増山麗奈:そんなあなたに会いたくて(前篇)

[この春に彼女の企画展へ足を運んだ。凄い人だと思った。で、そのうち彼女の展覧会やパフォーマンスを改めてじっくり見てから特集を組もうと思っていたが、生憎、小生の怠慢と無精もあり、とうとう半年以上も先延ばし。今日25日は増山麗奈氏の誕生日だとか。中途半端ながら、今日と明日の前後2回に分けて、同氏のミニ特集をアップする。…ここで遠くからだけど、増山麗奈さん、誕生日、おめでとう!!]

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→ 増山麗奈作 題名は不詳。画像は、「増山麗奈の革命鍋! ついに麗奈タン個展☆「ネオ春画」6月18日からだよ!」から

 某サイトで知った増山麗奈氏の活動ぶりや、彼女の仕事(作品)の一端をでも知りたい、触れたいと思い、今年の春、「ART LAN@ASIA~アジアの新☆現代美術!!」なる展覧会へ行ってきた。
 その際のレポートは既に、「桃色のゲリラ眠れる我起こす」の中で大よそのことを書いている(関連して、「桃色の夢見るごとく花盛り」なんて呟き風な雑文も続いて書いた)。

 その増山麗奈氏の活躍が一層、目立ってきて、今やメジャーになりつつある。メジャーという表現を彼女は嫌うかもしれない(が、そんなことでどうでもいいと、頓着しないかもしれない)。
 テレビのヴァラエティ番組にも月刊・週刊を問わず雑誌にもしばしば登場している。また、活躍は年末年始を含め来年も予定が目白押しのようだ(今日25日も渋谷・TAKE OFF 7(テイクオフセブン)で夕方、誕生日ライブを行なうとか)。

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