カーニヴァルテーマ

2009/06/26

ブラジル不思議・探検

 小生は、リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)というサンバチームのメンバーである。といっても、加入したばかりだし、実際の活動は何もしていない。なんだかメンバーになったら安心したというのか、フカフカのソファに腰を埋めたようで、動くのも億劫になっているようである。
 まあ、実際には、言い訳になるが目下、家庭の事情もあり、忙しくてメンバーとしての活動に携われないでいるのだ。
 ところで、我がサンバチームは、毎年行われる浅草サンバカーニバルに今年も参加する。優勝の経験もあるし、常に上位に食い込んでいる都内でも、あるいは日本でも有力なチームの一つなのである。
 浅草サンバカーニバルには、数多くのチームが参加するが、パレード行進の際には、それぞれにテーマを持っている。例えば我がチームの昨年のテーマは、「マジック」だった。シルクハットからウサギが現れるように、幻想から愛に満ちた現実が現れる、人生と言う舞台で老いも若きも人生を愉しみ夢を見る、というわけである。
 さて、今年のテーマは、「不思議探検」だとのことである。噂によると、「不思議発見」などのテレビ番組名を合体させたというのだが、小生は決定に至る経緯は知らない。

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2008/09/18

浅草サンバカーニバル幻想

謝肉祭 - Wikipedia」によると、「謝肉祭(しゃにくさい)とは、カトリックなど西方教会の文化圏で見られる通俗的な節期」で、「仮装行列やパレードが行なわれたり、菓子などを投げたりする行事が行なわれる」とか、語源については、「カーニバルの語源は、一つにラテン語のcarne vale(肉よ、さらば)に由来するといわれる。ファストナハトなどは「断食の(前)夜」の意で、四旬節の断食(大斎)の前に行われる祭りであることを意味する」とか、あるいは「この農耕祭で船を仮装した山車であるcarrus navalis(車・船の意)を由来とする説もあ」ったりする。

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↑ 以下、ピーテル・ブリューゲルの絵画を除き、画像は全て、batoさんの「コンデジ画像館 (浅草サンバカーニバル)」内にある、「浅草サンバカーニバル(2008)スナップIndex」より。撮影は一部を除いてFinePix S100FS。大きな画像で見てみたい!

 後者の語源(説)がどれほど妥当性があるのか、小生には判断が付きかねる。
 ただ、リオや浅草のサンバカーニバルで、アレゴリア(山車)が一つの呼び物(見物)であるのは、根拠のあることだし(浅草サンバカーニバルの出場規定の一つなのは別儀としても)、むしろ、花形であり、もっともっと注目を浴びていい出し物だと理解すべきなのだろうと思う。

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2008/09/06

浅草サンバカーニバルへ(4)…美は細部にあり!

[不明な用語については、「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバルパレード全体イメージ--」、あるいは「サンバ(ブラジル)関連用語解説」を参照してください。]

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→ この頁では、アレゴリア(アプリアーラ)の細部にこだわっていく。遊び心たっぷりの美と匠(たくみ)との粋は細部にあり!

 さて、いよいよパレード地点へ向うという合図が来た。
 山車は大きいし、高いし、幅も広い。山車の天辺は沿道の並木の枝葉に触れる。
 神経を使いつつ、スタート地点へ。
 スタート地点に立つと、ダンサー陣などの面々が出迎える。
 ワオーという声が上がる。


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2008/09/03

浅草サンバカーニバルへ(2)…東京 ! サウダージ

 さて、出発の日時が近付いた。
 アルバイトのほうも、29日の金曜日や週末の土日を含め、休みにさせてもらった。
 父母も小康状態を保っている。
 あとのことは姉に頼んである。土日には忙しい中を我が家へ来てくれる。

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← 青いビニールシートや足元の泥濘が前夜の天候を如実に物語っている。

 夜の10時頃になって、やっと旅の準備。慌しくて、用意するものも分からず、思いつくままカバンに詰め込んだ。
 オートバイをやめ、自転車通勤していた際、使っていた、リュックサックが旅行カバンだ。
 荷物を背中に背負うと、両手が開くし、体のバランスもいい。疲れ具合が気のせいか、違うようでもある。

 東京から帰省する際には、パソコンをバッグに忍ばせたものだが、今回はパソコンも自宅に残したまま。
 東京では浅草に徹する。他は予定なし。

 11時を回った。バスが到着する11時40分が迫ってきている。

 思いつくものをバッグに放り込んで、いざ駅前まで。

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2008/08/28

30日(土)は浅草サンバカーニバルの日!

 今週土曜日(30日)は、言うまでもなく浅草サンバカーニバルの日である:
浅草サンバカーニバル公式ページ:第28回
(リンクは許可がないとダメということなので、URLだけ示しておく。→ http://www.asakusa-samba.jp/index.htm 何故、ダメなのか分からない。リンクを貼っておくことで、宣伝になるのではないか。理解できない!)

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← 「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバル:2008年 パレードテーマ---」 リンク先へ飛んでみてね。そのまま戻らなくてもいいよ!

 我が リベルダージ(G.R.E.S. LIBERDADE)の今年の「パレードテーマ(Enredo)は『海中探検~海深くどこまでも 潜水艇リベルダージ号~』」である!

パレードテーマ(Enredo):
『海中探検~海深くどこまでも 潜水艇リベルダージ号~』」:

今回の主役は、潜水艦リベルダージ号! 波打ち際から出発し、やがて深海の幻想世界へと、探検していきます。 潜水艦は勇敢に進み、様々な海中の生物たちに出合うのですが、 幾度となく、行く手を阻むアクシデントも?? さあ!沿道の観客も一緒に海の冒険へと連れていってあげましょう!

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2008/07/10

リベルダージ、今年の浅草テーマは海中探検

[本稿は、「リベルダージ、今年は海中探検!」に続く、第二弾です。]

 今年は海中探検って云っても、小生が探検するわけじゃない。
 サンバ・エスコーラ(チーム)であるリベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の「2008年浅草サンバカーニバル」に向けてのパレードテーマ(Enredo)が既に公表されているのだ:
海中探検~海深くどこまでも 潜水艇リベルダージ号~

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今回の主役は、潜水艦リベルダージ号! 波打ち際から出発し、やがて深海の幻想世界へと、探検していきます。 潜水艦は勇敢に進み、様々な海中の生物たちに出合うのですが、 幾度となく、行く手を阻むアクシデントも?? さあ!沿道の観客も一緒に海の冒険へと連れていってあげましょう!

 小生の手になる、海をテーマの拙稿の数々は、「リベルダージ、今年は海中探検!」にて紹介済みです。
 ここには潜水艦に関係する拙稿「バチスカーフ」だけリンクを張っておきます。


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2007/09/30

浅草カーニバルテーマの周辺散策

 知る人は知っているし、そんなの常識ということなのだろうが、「浅草サンバカーニバル」は単なる祭りやパレードではなく、パレードコンテストである。
 同時に、パレードには各チーム毎に「テーマ」がある。
 チームがそれぞれに「テーマ」を案出する。

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← 画像は全て、batoさんのご好意で「コンデジ画像館 (浅草サンバカーニバル)」(「浅草サンバカーニバル(2007)スナップIndex」)から借りさせてもらったものです。本文を参照願います。関連ブログとして「のぼせもんKTQ」があります。本編は、画像的に「浅草カーニヴァルテーマ「スウィーツ」」の姉妹編です!!

 この辺りのことは、「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバル---」や「サンバでガンバ VOL.5|ネピア」の後段「浅草サンバカーニバルとは」などを読むといい。

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 さて小生は、下記の文を書いたことがある(拙稿「カーニヴァルテーマのこと」より):

 小生、前々から浅草サンバカーニヴァルについては、テーマそのものについて一考してみたいと思っていたが、なかなか手がつかない。
 それは、小生自身、サンバのことを知らないし、そもそもサンバに当事者として関わっていないということもある。
 でも、サンバは専門家のためにあるわけじゃない。小生のようなギャラリー(見る阿呆)を巻き込んでこそのサンバなのだと思う。小生だけじゃない、もっと幅広い層にアピールするものであって欲しい。
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 生意気だし、僭越だとは思うけれど、サンバのファンとしてチームのファンとして、かく思う。
 かといって、やはり、いきなり浅草サンバカーニヴァルのためのテーマそのものに取り組むのは手強(てごわ)過ぎる。

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2007/09/17

浅草カーニヴァルテーマ「スウィーツ」

[(画像上の)姉妹編として同じく画像タップリの「カーニバルテーマの周辺散策」を制作しました。共に覗いてくれると嬉しい。画像はこの頁同様、クリックすると全て多少なりとも大きくなります。 (07/09/30 追記)]

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← パレードが来るよ! G.R.E.S. リベルダージだよ! (本稿に掲げた画像は全て、くまごろうさんの撮影によるものです。くまごろうさんのご好意で使用を許可していただきました。浅草サンバパレードなど素晴らしい写真群の全貌を見たい方は、くまごろうさんのSambadromeへ!)

 浅草サンバカーニバルに向けての我がサンバチーム・G.R.E.S. リベルダージのテーマ「スウィーツ」をめぐって若干のことを綴ってみたい。
(「魅惑のスウィーツ~リベルダージの甘いサンバを召し上がれ!」というテーマ全般はちょっと手が出ない。)

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→ アプリアーラ<宮廷厨房>

 ちなみに、昨年は下記:
カーニヴァルテーマ「太陽」(1)
カーニヴァルテーマ「太陽」(2)
カーニヴァルテーマ「太陽」(3)
カーニヴァルテーマ「太陽」(4)
カーニヴァルテーマ「太陽」(5)
カーニヴァルテーマ「太陽」(6)
カーニヴァルテーマ「太陽」(7)
カーニヴァルテーマ「太陽」(8)

 本稿に付いての注意事項は、「カーニヴァルテーマ「太陽」(1)">カーニヴァルテーマ「太陽」(1)」の冒頭付近や「カーニヴァルテーマのこと」などで書いてあることとほぼ同じである。

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2007/06/17

古都サルバドール・サンバの始原への旅

 16日の夜、NHKテレビで「探検ロマン世界遺産 「ブラジル・古都サルバドール」」と題された番組を見た。
 以下は、番組を見てのメモ書きと若干の感想。
 無論、番組を見ての正確なレポートではないことを予め断っておく。
 なんたって、我が家のテレビ(モバイル)は、ちょっと映りが悪く、字幕(テロップ)の文字が読みづらい(小生の日本語の読み書き能力の問題は別にして!)。この番組のように、外国人が語る場面が多いと、喋りは現地の言葉だが、親切にも翻訳が字幕(スーパー)の形で出る。
 それが読めないんだから、肝心の登場人物が何を言っているのか分からないのだよ。

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← 画像は「グスタフ・ブーランジェの描いた奴隷市場」 画家は必ずしも知られていないが、この絵は何故か折々に目にする。左端の子供に注目。(「奴隷 - Wikipedia」より)。

 この番組、副題が「情熱のリズム・サンバ誕生秘話▽熱狂カーニバル」で、下記のような謳い文句が番組表に:

探検ロマン世界遺産◇サンバカーニバルで知られるブラジルのサルバドールを訪ねる。大航海時代のポルトガル人が新天地として開拓したサルバドールは、サトウキビ産業で繁栄した。しかしその繁栄は、過酷な奴隷制の上に築かれたものだった。当時のサトウキビ農園主が暮らした邸宅の片隅には、反抗した労働者に水も食事も与えないという刑罰のために使われた木製の足かせが今も残っている。アフリカ人を奴隷として使っていたポルトガルは、19世紀まで奴隷制を強行した。サルバドールはその舞台となった"負の遺産"だが、一方でブラジル人は「魂のふるさと」として位置づけている。彼らはなぜ、サルバドールを心のよりどころとしているのか。人々の暮らしの中にあるその由来を探る。

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2006/11/26

カーニヴァルテーマ「太陽」(8)

 自転車通勤も、来週早々には一ヶ月となる。早いものだ。バイク(8/19)の日にバイクを手放し、自転車に切り替えたのだった。
 一ヶ月を経て、自転車通勤に慣れたかというと、まだまだなのが実際のところ。やはり、二ヶ月から三ヶ月は経ないと、スイスイと坂道を越えて会社へ、というわけにはいかないようだ。
 水泳だって、通い始めて三ヶ月ほどして、或る日、気がついたら、ウエストが随分、絞られているのに気がついたっけ(もう、十年以上も以前の話で、今じゃ、すっかり、リバウンドしてしまっているが)。
 ベルトの穴が一つでも減ったら、喜んでこのブログに書くつもりだが、さて、その日はいつ来るのやら。

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→ 太陽のアレゴリア

 本稿は、「カーニヴァルテーマ「太陽」(7)」に続くもの。
また本稿は、我がサンバチーム(エスコーラ)・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の今年の浅草サンバカーニヴァルテーマ「太陽」を巡っての雑記であり、画像はいずれも、画像の使用を快諾してくれている「Charlie K's Photo & Text」(あるいは、「Charlie Kaw, Photos and Texts」)からのものである。

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← アンドリュー・パーカー著『眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く』(渡辺政隆/今西康子訳、草思社)

 用語については、「サンバ(ブラジル)関連用語解説」を参照。この頁は徐々に充実(訂正・加筆)していくつもり(本日も追記した!)。時間があったら画像も添付したいもの。
 我がチームのテーマ「太陽」を巡っての散策は、今回を以て終わりとなる。
 次は、いよいよ浅草テーマについて、一般的な形で考えてみたい。どうなることやら。

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