前田普羅のこと(前編)
恥ずかしながら富山出身の身でありながら、前田普羅の存在を知ったのは、つい最近のことである。
奥野達夫氏から、『青花堂(しょうげどう)』という小冊子(非売品)を贈呈していただいた。その直前に我がサイトが5万ヒットしたばかりだったので、そのお祝いに戴いたような、勝手な受け止め方をつい、したものだった。
小生が、前田普羅の存在を認識したのは、実にこの冊子を読んでのことだったのである。
さて、この「青花堂」という名称だが、これは、版画家の棟方志功が恩義を受けた石崎俊彦氏に呈した堂号である。この小冊子には棟方志功が俳句の雑誌『古志』(昭和22年3月1日発行)に寄せた一文「青花堂先生」が冒頭に載せてある。
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