書籍・雑誌

2009/12/09

マルケス著『生きて、語り伝える』を読んだ

 G・ガルシア=マルケス/著『生きて、語り伝える』(旦敬介/訳 新潮社)を読んだ。

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← G・ガルシア=マルケス/著『生きて、語り伝える』(旦敬介/訳 新潮社)

 ガルシア=マルケスでこれまで読んだものというと、G・ガルシア=マルケス著『百年の孤独』(鼓 直訳、新潮社)と『わが悲しき娼婦たちの思い出』(木村榮一訳、新潮社)との二冊だけ。
 但し、『百年の孤独』は二度も読んだ。

 一度目は随分と以前に若さに任せて読み倒したもの。
 が、密林の深みに迷い込んでしまって味読も何も、ただ中央突破したという印象しか残っていない。 
 それこそ、メルヴィルの『白鯨』ムージルの『特性のない男』など、力任せに読んで、ただ、読了したという征服感もどきだけしか読後感にないような本は何冊もある。

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2009/11/27

『ブラックホール戦争』は決着したのか

 日々、あくせくするだけの生活。
 今日などは、父母ともにそれぞれデイサービスへ。
 なので、二人が帰ってくる四時頃までは、幾分はゆったりできる…はず。
 が、さにあらず、連日のように送られてくる督促状の支払いに銀行その外へ奔走。
 その前に、父母の分やら自分の分の洗濯に案外と時間が取られる。

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→ レオナルド・サスキンド著『ブラックホール戦争  スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』(林田陽子/訳 日経BP社)

 二人がいない間に、父母の寝室を掃除。
 寝室だけじゃなく、廊下や玄関も、いつも以上に。
 さぼっていたわけではないが、この数日、表の通りの落葉掃除をやっていなかったので、落葉掃き、今日は燃えるゴミ出しの日なので、数日分のゴミを掻き集めて出す、などなど。


 

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2009/11/05

『快楽の本棚』未満

 今日(11月2日)、津島 佑子【著】の『快楽の本棚―言葉から自由になるための読書案内』(中央公論新社 (2003/01/25 出版))を読んだ。
 図書館で借りる本を物色していたら、「芸術の秋」特集コーナーがあって、二十冊ほどの本が並べられていた。
 その中から二冊を選んだうちの一冊である。

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← 津島 佑子【著】『快楽の本棚―言葉から自由になるための読書案内』(中央公論新社 (2003/01/25 出版))

 多分だが、小説家である津島佑子の肝心の作品のほうは、一つも読んでいないはず。
 まあ、彼女の世界への糸口になれば、という思いもあって手に取った。
(この拙稿を書き上げてから思い出したのだが、学生時代、女性作家の作品を読み漁った時期があって、その際、津島佑子の作品も読んでいた! (09/11/05 追記))


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2009/11/03

解剖図の歴史を垣間見る(下)

(本稿は、「解剖図の歴史を垣間見る(上)」の後篇です。)

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→ フレデリック・ロイス(Frederik Ruysch)「解剖標本集」(1638-1731)[anatomist] 当時にあってはまだ、「臓器をオブジェとして展示するという発想は奇怪なものではなかった」(本書より)。「「なぜに私は現世に未練があるのだろう」「人間は女性から生まれ、つらく短い人生を生きる」「年端のいかぬ心清らかな者にも、死は容赦なく襲いかかる」……図には、こうした人生のはかなさを詠った文言が添えられている」(本書より)。
 

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2009/10/22

『旅する遺伝子』で人類の歴史を旅する

 スペンサ-・ウェルズ著の『旅する遺伝子』(上原 直子【訳】 英治出版 (2008/10/27 出版))を読んだ。
 副題は、「ジェノグラフィック・プロジェクトで人類の足跡をたどる」とある。
 著者のスペンサ-・ウェルズは、「ナショナルジオグラフィック協会の協会付き研究者であり、ジェノグラフィック・プロジェクトの指揮を執る」という方。

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← スペンサ-・ウェルズ著『旅する遺伝子』(上原 直子【訳】 英治出版 (2008/10/27 出版))

「「ジェノグラフィック・プロジェクト」とは」、「世界各地の数十万人から採取したDNAサンプルを分析し、いつ、どのように人類がアフリカから地球全体に広がっていったかを解明する国際研究プロジェクト」である。
 本書はその成果の(ほんの)一端ではあるが、「現代に生きる5人のDNAから明かされたのは、5万年をかけた人類の驚くべき移動の秘密」(歴史)を語ってくれている。

 小生、この手の本に目がない!

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2009/10/20

ブルース・シューム著『「標準模型」の宇宙』を読む?

 ブルース・シューム著の『「標準模型」の宇宙』(森 弘之訳 日経BP社)の『「標準模型」の宇宙』(森 弘之訳 日経BP社)を読んだ。
 副題は、「現代物理の金字塔を楽しむ」とある。

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← ブルース・シューム著『「標準模型」の宇宙』(森 弘之訳 日経BP社)

 読了するのにまる二週間を要した。
 しかも、内容をほとんど理解することは叶わなかった。
 とてもじゃないが、「現代物理の金字塔を楽しむ」なんて余裕などない!

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2009/10/15

小笠原洋子著『フリードリヒへの旅』を巡って

 小笠原洋子著『フリードリヒへの旅』(角川学芸出版)を読んだ。
 読んだし、楽しませてもらった。

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← 小笠原洋子著『フリードリヒへの旅』(発売日:2009年 09月 10日 角川学芸出版)

 同時に、ちょっと羨望というか嫉妬めいた気持ちを抱きつつ、本書を手にしていた。

 出版社による内容紹介によると、「風景を素材とした内省的で静謐な崇高の美を謳うドイツ・ロマン主義の画家フリードリヒ。その作品を訪ね歩き、モチーフとなった現場に立ち、重なり合う共感をベースとして、画家の足跡と芸術性を描き出す美術評論」といった本なのだが、特に、「その作品を訪ね歩き、モチーフとなった現場に立ち、重なり合う共感をベースとして、画家の足跡と芸術性を描き出す」といった部分に惹かれたし、羨ましくも思ったのである。

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2009/10/11

カネッティ『眩暈』に眩暈!

 エリアス・カネッティ著の『眩暈(めまい)』(池内紀訳 法政大学出版局)を読んだ。
 二週間以上を費やして。
 読んだ、なんて言えるのかどうか…。
 目を通しただけ、というのも違う。
 とにかく読了して、今は、偏屈さと狂気とで一杯の脳髄の中を這い回っただけ、という感があるばかりである。

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← エリアス・カネッティ著『眩暈(めまい)』(池内紀訳 法政大学出版局)

 ノーベル賞作家カネッティの長編小説と世上は紹介されるが、当然ながら本書を書いた当時は、無名の書き手に過ぎなかった。
 実際、1905年生れの彼が本書を書き始めたのは、1929年に学位(ウィーン大学で化学)を取得した頃であり、書き上げたのは26歳の頃と言われている。
 発表当時は、ほとんど、無視。あるいは罵倒の対象だった。
 そりゃそうだ、こんな本が公表された当時に理解などされるはずがない。
 およそ、理解が出来るのかどうか自体、小生には分からない。

 

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2009/10/07

『匂いの人類学』の周辺を嗅ぎ回る

 エイヴリー ギルバート著の『匂いの人類学―鼻は知っている』(勅使河原 まゆみ訳 ランダムハウス講談社 (2009/07/23 出版))を読んだ。
 図書館で新入荷本の棚を物色していて発見、即、手に取った。

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← エイヴリー ギルバート著『匂いの人類学―鼻は知っている』(勅使河原 まゆみ訳 ランダムハウス講談社 (2009/07/23 出版))

 嗅覚障害を持つ小生には、「匂い」を扱う本となると、単なる好奇心で読み流せるものではない(嗅覚の鈍さの故に死に損なったことも!)。
 今、ずっと文学系の本(大作)を読んでいるので、自分の中のバランス感覚で、少しでも自然科学系の書籍を浩瀚な文学書の購読の合間に息抜きで(上記と矛盾するようだが)読みたいという思惑もあった。

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2009/09/28

アナトール・フランス著『赤い百合』を愉しむ

 アナトール・フランス著『赤い百合』(杉本 秀太郎【訳】 (京都)臨川書店 (2001/06/30 出版))を読んだ。
「19世紀末のパリとフィレンツェを舞台に、浮華な社交界を逃れ、真実の愛と自由を求めた貴婦人の、官能的で、はかない恋愛模様。アナトール・フランスの絶妙な筆が描く、人間の感情の機微、流行の最先端をゆく、きらびやかな会話の数々…。杉本秀太郎による完全新訳」ということで、戦後初の訳かと思ったら、そうでもないようだ(以下、敬愛の念を籠め、敬称は略させてもらう)。

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← アナトール・フランス著『赤い百合』(杉本 秀太郎【訳】 (京都)臨川書店 (2001/06/30 出版))

 これまで、関東大震災直前に春陽堂刊行の石川淳の手になるもの、一九五〇年に白水社版『アナトオル・フランス長篇全集』所収のものがあり、それは小林正の手になるらしい。

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