2023年5月の読書メーター
理系文系を問わず広く読むってのが読書方針。興味深い本を今月も。ただ、安藤昌益の主著「自然真営道」には圧倒された。ほぼ理解不能。が、印象は絶大! とんでもない思想家が江戸時代の日本に居た!
5月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:4395
ナイス数:6754
理系文系を問わず広く読むってのが読書方針。興味深い本を今月も。ただ、安藤昌益の主著「自然真営道」には圧倒された。ほぼ理解不能。が、印象は絶大! とんでもない思想家が江戸時代の日本に居た!
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テレビでは、河合克敏による書道を題材とした日本の漫画作品を原作としたテレビドラマ作品『とめはねっ ! 鈴里高校書道部』(書道監修は武田双雲)が1月7日からNHKで放映されている。
原作の漫画は読んでいないし、NHKのドラマは話題になっているようで、気になるのだが、生憎時間帯が小生には悪く、テレビを見ることのできる環境にない。
← 石川九楊著『近代書史』(名古屋大学出版会) さすがにこの本を手にすることは当分、なさそう。
だからというわけではないし、テレビドラマの「とめはねっ !」を予感したわけではないが、まあ、正月だからだろうか、たまたま年初に図書館に寄って、美術書のコーナーを物色していたら、本書を発見。
但し、手にしたのは、第36回大佛次郎賞を受賞した、「日本の近代の書表現の歴史を、大きなスケールと具体的な作品分析で解説する」石川九楊氏の評論『近代書史』(名古屋大学出版会)ではなく、同じく石川九楊氏の著書である『書―筆蝕の宇宙を読み解く』(中央公論新社 (2005/09/10 出版))だった。
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ミチオ・カク著の『サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か』(斉藤 隆央【訳】 日本放送出版協会 (2008/10/25 出版))を読んだ。
別に同氏の著作のファンというわけではないはずだが、同氏の訳書は少なからず、読んできた。
最初に読んだのは、『アインシュタインを超える ― 超弦理論が語る宇宙の姿』(講談社ブル-バックス)で、宇宙論が日本でブームになった頃で、同書で小生は超ひも理論の世界に導かれていった。
← ミチオ・カク著『サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か』(斉藤 隆央【訳】 日本放送出版協会 (2008/10/25 出版))
素粒子論の究極の存在を点粒子と仮構する発想に素人の小生ですら、疑問を抱いていただけに、やっと点ではない形で究極の存在を想定する取り組みに密かな快哉の念を抱いた。
でも、きっと、「(超)ひも」じゃなく、もっと違う形なんだろうなとは、思ってきたけれど。
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映画「劔岳 点の記」(原作:新田次郎『劔岳 点の記』(文春文庫刊) 監督・撮影:木村大作 出演者:浅野忠信 香川照之 松田龍平 宮﨑あおい 仲村トオル 役所広司 石橋蓮司 鈴木砂羽!)を観てきた。
← 前日に街中でこんなポスターを見かけたのが、映画を見に行った動機のひとつになったみたい。やはり、見なくっちゃ!
富山は地元だけあって、先行上映されていて、山好きな父も早々と観てきていた。
小生もようやく重い腰をあげて映画館のある町へ車で。
エアコンが(も)壊れている車なので、曇天の日に出かけたかったが、父母がデイサービスに行っていて、不在の間にと思うと、天候のことより、家庭の事情やタイミングで行くしかない。
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シルヴィア・ナサー著の『ビューティフル・マインド』(塩川 優【訳】 新潮社)を読んだ。
副題に「天才数学者の絶望と奇跡」とあるように、天才数学者の伝記本なのだが、小生は、主人公のジョン・フォーブス・ナッシュ(1928~)のことは全くの初耳である。
→ シルヴィア・ナサー著『ビューティフル・マインド』(塩川 優【訳】 新潮社)
数学に(も)まるで疎い族(やから)なのだが、分かりもしなくせに、数学の本は伝記だろうと数学史だろうと、書店であるいは図書館で本を物色する際は、数学のコーナーは素通りは出来ない。
理論はまるで理解不能でも、高名な人物の名前くらいはしっているつもりでいた…のだが、図書館の書架で本書の背を目にしても、まるでピンと来なかった。
映画の原作本?
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今日の昼、父母とテレビ「開運!なんでも鑑定団」(再放送)を見ていたら、番組のエンディングでまたまた山崎覚太郎作品が登場した。富山の方の所蔵品。
3年前に見たのとは全く違う作品で、「衝立」である。
この作品については、下記にて簡潔な紹介が試みられている:
「MAPPLE 観光ガイド - 「山崎覚太郎の衝立」のコーナー概要。開運!なんでも鑑定団(テレビ東京) 2009-03-31(火)放送」
「昭和21年に制作された作品で、出展した作品の姉妹作だという。色にはカシューというカシューナッツの殻から抽出される油を主成分とした合成樹脂塗料を漆の代用品として使われている」とか、「彼は従来の黒・金・朱の三色しかない世界に、色漆を積極的に取り入れていた」という。
また、「色漆はまだ研究段階で容易には使いこなせないもので、彼が生み出した色漆の技法は油絵に勝るとも劣らなかったという」。
今日のテレビでの紹介で改めて漆芸家・山崎覚太郎(やまざき かくたろう、1899年6月29日 - 1984年3月1日)の偉業を再認識。
今、改めて記事を書く余裕がないので、3年前に書いたものを(当該部分を抜粋して)美の館である本ブログに転記する。
(以上 09/05/02記)
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[本稿は事情があって、「壺中山紫庵」からこの「壺中水明庵」へ移動させたもの。 (08/06/29 記)]
[「ジャン=レオン・ジェローム (1:ヌードを描くアトリエを嫉視する?)」へ飛ぶべし!]
「アートエンターテインメント 迷宮美術館」なる番組を見た。
この番組は、「「迷宮美術館」にようこそ。ここは謎やドラマに満ちた美の迷宮。一つの謎がまた新たな謎をよび、ミステリアスな世界が拡がってゆきます。古今東西の名画に秘められた謎、傑作が辿る数奇な運命。巨匠達の人生に隠された感動のドラマ。「迷宮美術館」は「美術はちょっと・・・」と敬遠しているあなたに、その不思議で豊かな世界を楽しんでいただくエンターテインメント番組です。さあ、あなたも美を巡る究極のクイズに参加してください。」というもので、たまに見る。
← 黒田清輝『智・感・情』の「情」 (画像は、「黒田記念館」より)
たまに見るというのは、小生のテレビはモバイルで画面が小さく、且つ、やや粗い。特にこうした美術番組を見るには非常に辛い。どの程度に粗いかというと、画面の下にテロップ(文字情報?)が表示されているが、間近で見ないと読めない(間近でも読めない場合が間々ある)。
なので、ヴァラエティやニュース番組ならともかく、美術番組や綺麗な風景を見せてくれる番組は見ているうちにイライラしてきて、うんざりしてしまう。
まして、今日の番組のテーマは「ヌード」だ!
しかも、天下のNHKさんが、「ハダカの衝撃 」だなんて、けれんみのないハッキリしたテーマを打ち出しているではないか。
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16日の夜、NHKテレビで「探検ロマン世界遺産 「ブラジル・古都サルバドール」」と題された番組を見た。
以下は、番組を見てのメモ書きと若干の感想。
無論、番組を見ての正確なレポートではないことを予め断っておく。
なんたって、我が家のテレビ(モバイル)は、ちょっと映りが悪く、字幕(テロップ)の文字が読みづらい(小生の日本語の読み書き能力の問題は別にして!)。この番組のように、外国人が語る場面が多いと、喋りは現地の言葉だが、親切にも翻訳が字幕(スーパー)の形で出る。
それが読めないんだから、肝心の登場人物が何を言っているのか分からないのだよ。
← 画像は「グスタフ・ブーランジェの描いた奴隷市場」 画家は必ずしも知られていないが、この絵は何故か折々に目にする。左端の子供に注目。(「奴隷 - Wikipedia」より)。
この番組、副題が「情熱のリズム・サンバ誕生秘話▽熱狂カーニバル」で、下記のような謳い文句が番組表に:
探検ロマン世界遺産◇サンバカーニバルで知られるブラジルのサルバドールを訪ねる。大航海時代のポルトガル人が新天地として開拓したサルバドールは、サトウキビ産業で繁栄した。しかしその繁栄は、過酷な奴隷制の上に築かれたものだった。当時のサトウキビ農園主が暮らした邸宅の片隅には、反抗した労働者に水も食事も与えないという刑罰のために使われた木製の足かせが今も残っている。アフリカ人を奴隷として使っていたポルトガルは、19世紀まで奴隷制を強行した。サルバドールはその舞台となった"負の遺産"だが、一方でブラジル人は「魂のふるさと」として位置づけている。彼らはなぜ、サルバドールを心のよりどころとしているのか。人々の暮らしの中にあるその由来を探る。
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「路面電車からサンバ・ダンサーが降りてくる、ソニーのCMで流れる曲は?」という疑問を持たれた方は少なからずいるのではなかろうか。
逆に、あの映像を見て、あっと、あのダンサーらは、きっと…と思われた方は通(つう)なのか。
曲を聴いただけで、ピンと来る方も通なのだろう。
← 「ヴェーリャ・グァルダ・ダ・ポルテーラ 栄光のポルテーラ~サンバの心を伝えて」(レーベル:オーマガトキ)
ネットで検索したら、下記のようなサイトが浮上した:
「CDJournal.com - リサーチ - 路面電車からサンバ・ダンサーが降りてくる、ソニーのCMで流れる曲は?」
この頁は、「カラフルなサンバの衣装に身を包んだダンサーがたくさん登場するソニーのテレビ「BRAVIA」のCM」に流れる曲についての頁である。
「このCMで流れているサンバとボッサが調和した美しい曲はbajune tobeta(バジュン・トベタ)が手がけたCMオリジナル曲で、残念ながらタイトル、発売などは決まっていないとのこと。bajune tobetaはJAZZ~ボサ・ノヴァを得意とする、幅広い創作活動で知られるアーティスト」とある。
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志村けん著『変なおじさん』(日経BP出版センター)を読んだ。「初の自伝的エッセイ」と銘打ってある(以下、敬称略)。
帯には、「ドリフ、全員集合、だいじょうぶだぁ、変なおじさん、バカ殿、アイーン お笑いバカ人生48年の胸の内をすべて語った」と謳われている。
裏表紙には、「そうです、私が変なおじさんです」 と、表題の「変なおじさん」が採られたギャグ(?)も、丁寧にも示されている。さらに、帯には、その変なおじさんがポーズ(?)を決めた瞬間の、目を真ん中に寄せ両手は内に絞りながら後ろに突っ張らせる、例の顔や仕草の写真が掲げられている。
→ 志村けん/著『変なおじさん【完全版】』(新潮文庫 新潮社)
ところで、ギャグに(?)を付したのには、訳がある。それは、志村けんのコントは、基本的に事前に徹底して練られた案を土台にして演じられているのであり、行き当たりばったりに思いつきでギャグが振り出されているわけではないからである。
つまり、おふざけしているように見えるが、あくまで芝居なのである。計算されたドタバタなのだ。
実際には、舞台などの上で、志村けんと共演する相手との遣り取りで、台本を元に練習したものを、それなりの即興などで、さまざまなヴァリエーションが奏でられるようだけれど。
志村けんに限らず、ドリフターズのコントは、徹底した検討と練習と、そしてなにより凝りに凝った小道具の数々に特徴がある。無論、舞台上での体当たりの演技は言うまでもない。
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