2025年8月の読書メーター
この八月も猛暑の中、仕事に庭仕事にと頑張ってきた。読書もあれこれ楽しんだ。新刊も読みたいけど、古典も不可欠。もっと読みたいけど、きりがないよね。
8月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4449
ナイス数:5157
夜、寝る前に読みたい宇宙の話の感想
残念ながら楽しめなかった。「目を閉じて、想像の力で地球を飛び出そう 「宇宙からの視点」が、あたりまえの日常を根本から変える」といった趣旨は分かるのだが、肝心の宇宙像が提示されていない。一般向けと云うことで、内容的にソフトにしたのだろうが、あまりに平易過ぎて楽しめない。もう少し、手応え歯応えが欲しかった。
読了日:08月29日 著者:野田 祥代
人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダーの感想
読みながら随時、「方向感覚……人間の磁気感覚の研究。既にかなり多くの動物に磁気感覚があることは分かってきている。犬にも。逆に人間に磁気感覚がないほうが疑問視」など、関連する話題をメモって来た。リチャード・ドーキンス(ヒギンズの師匠である)など、日本を含む世界の学者らも絶賛している。今更吾輩などの感想は要らないか。
読了日:08月27日 著者:ジャッキー・ヒギンズ
scripta summer 2025 の感想
冊子も積極的に読んでいく。読書範囲を広げる…なんてことはいまさら考えていない。ただ、関心は広く持ちつづけたいだけ。
読了日:08月23日 著者:紀伊國屋書店出版部
古事記 (岩波文庫 黄 1-1)の感想
読み下し文のみ。訳文はなし。原文あり。無論、倉野憲司氏による校注は懇切。現代語訳で何度なく読んできたから、そうした文の形で読み通したことに自己満足。「天地開闢に始まり,伊邪那岐命・伊邪那美命の国生み神話,須佐之男命の大蛇退治等,神代より推古天皇に至る皇室の系図を中心に,わが国古代の神話・伝説・歌謡を広く収録」した『古事記』はこれからも何度も触れていくつもりだ。
読了日:08月22日 著者:倉野 憲司
火山で読み解く古事記の謎 (文春新書 1122)の感想
初読の際、「「古事記」は神話の書でもある。伝説が数年から数百年の話を引きずるとすると、神話は短くても数百年、あるいは本書が語るように、日本各地の火山による被災の記憶であるなら、数千年(一万年も)ほどの過去の記憶をも引きずっているはず。縄文の世以降で、日本列島に生きる人々に何が記憶として厳しく刻まれたか。それはやはり、火山(噴火)であり大地震(津波)だろう。何故に大地が鳴動するか昔の人にわかるはずもなく、神の怒り以外に原因が思い浮かぶはずもない。」と書いた。
読了日:08月20日 著者:蒲池 明弘
図書 2025年6月の感想
こうした冊子では、いろんな人物(作家など)を知ることができる。例えば、画家の牧野 伊三夫による「音楽を描く」が実にユニーク。ホントに音楽家(の演奏)とコラブする。あるいは、画家の絵を見て即興演奏する。そのドキュメンタリータッチの一文である。中村佑子「世界がはっきり見える デュラスを巡って」にて、マルグリット・デュラス 著『ロル・V・シュタインの歓喜』(平岡 篤頼 訳 河出書房新社)を知った。読みたい本登録した。 読書の幅が広まる。…広まり過ぎて途方に暮れてるけど。
読了日:08月20日 著者:
「本」に恋しての感想
「装丁から、紙やインキの開発、製本まで」の工程の想像を絶する複雑さと繊細さが( 内澤旬子の手になる工程のイラストが精細!)、手にする本の重さとなって伝わってきて、こんな労苦と工夫があったのかと読むのが億劫になる…気軽には読めなくなるんじゃないかと心配したりして。やはり、吾輩のような門外漢は本を手にする喜びを単純に素直に味わうべきかと思った。とにかく、吾輩は今更電子本には頼らない…はずだ。
読了日:08月17日 著者:松田 哲夫
父、松本竣介の感想
大好きな画家なのだが、本書を読んで大好きな人間とも感じるようになった。カラーの口絵も豊富だが、文中の収録作品も多数で、本文共々楽しめた。カラーの口絵への言及は随所にあるので、そのたびに口絵を開き見た。実物を観るに如くはないのだが、それでも見応えがある。詩情がある。何処からその魅力が湧くのか分からないが、子供の頃からの豊富な読書体験と、少年時の苦い体験が土台にあるのだろう。
読了日:08月16日 著者:松本莞
洞窟壁画考の感想
「はるか昔の人びとが描いた痕跡が(洞窟壁画という形でも動産でも)世界各地に残っている。これらを描いた人たちはだれで、いつ、どのようにして描いたのか。そもそもいったい何のために暗い洞窟の奥に描いたのか。実際にフランスやスペインの遺跡におもむき、研究を続けてきた著者が満を持してあらわした洞窟壁画の世界、そのすべて。」ひたすら好奇心で読んだ(眺めた)。
読了日:08月12日 著者:五十嵐ジャンヌ
命はフカにくれてやる 田畑あきら子のしろい絵の感想
出版社の内容案内によると、「鮮烈な詩と画作を遺し夭折した田畑あきら子。遺稿集や作品と向き合い、繊細な筆致でその内奥に分け入る評伝。」とのことだが、正直、理解しきれなかった。というか、安易には分かったとは言えない詩人画家なのだろう。 胸にあまりに沸き立つ思いがあって、自分でも掴み切れなかったのではないか。だからといって己を秘すことなく、周囲に阿ることなく生き尽くしたのだろうか。
読了日:08月11日 著者:駒村 吉重
お住の霊: 岡本綺堂怪異小品集 (932;932) (平凡社ライブラリー 932)の感想
綺堂の本は何冊目だろう。嘗て『半七捕物帳: 時代推理小説 (1) 』(光文社文庫)を読んだ際、「語り口の粋なところ、いかにも世間通、人間通、それでいて人情味があって、読んで安心感を覚える。」なんて呟いたが、本書もそう。比較的初期の作品集らしくやや物足りない感がなくもないが、それでも講談調というか、綺堂の声が聞こえるような気がした。
読了日:08月08日 著者:岡本 綺堂
土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る (ブルーバックス B 2278)の感想
テーマは、「現代の科学技術をもってしても作れない二つのもの、「生命」と「土」。その生命は、じつは土がなければ地球上に誕生しなかった可能性があるという。そして土は、動植物の進化と絶滅、人類の繁栄、文明の栄枯盛衰にまで大きく関わってきた。それなのに我々は、土のことをほとんど知らない。」
読了日:08月05日 著者:藤井 一至
荷風の昭和 前篇:関東大震災から日米開戦まで (新潮選書)の感想
荷風絡みとはいえ、伝記や評論系の本はあまり読まないのだが、著者が川本三郎だからこそ、本書を手にした。 川本は、名家の生まれだが、「1945年5月25日の空襲で代々木の実家が焼失、同年8月、広島に単身赴任していた父が原爆投下で死去した」という。無名時の村上春樹を発掘したが、後年、批判的になった(「 Wikipedia」より)。
読了日:08月03日 著者:川本三郎
SUPERサイエンス 「水」という物質の不思議な科学の感想
このところ「水」への関心が改めて自分の中でブームになってる。 「水」への関心が掻き立てられた最初の契機は、高1の授業で先生が「水は万能の溶液」…溶かせないのは「金」だけという発言が耳に何故か印象的に残ったから。 数年前、好きな物理学者のブライアン・グリーンの本を読むと水が物質を溶かすメカニズムをさりげなく説明してあった。これが改めて吾輩の関心を掻き立てた。
読了日:08月03日 著者:齋藤勝裕
シェイクスピア全集 (6) 十二夜 (ちくま文庫)の感想
「十二夜。それはどんな馬鹿騒ぎも許されるお祭り騒ぎの日。こんがらがった恋の糸は、お手本のような、そしてどこか苦いハッピーエンドへ」ということで、展開はいかにもシェイクスピア作品らしく目まぐるしく歯切れがいい。最後は大団円でほぼみながハッピーエンドになる。 といっても、中に一人蚊帳の外になる人物が居る。あるいはシェイクスピアの嫌いなタイプの人間を何が何でも物語の中で犠牲に処さないと気が済まなかった?
読了日:08月01日 著者:W. シェイクスピア
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