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2025/07/15

2025年6月の読書メーター

 ← 畑のキウイフルーツの葉っぱ(6月撮影)

 梅雨らしさのあまりなかった六月も、それなりに本を読めた。理系っぽい本や『植物と叡智の守り人』のような叡智の書、念願だったポール・オースターの『4 3 2 1』もじっくり楽しめた。会社の仕事も、庭仕事も結構やった。ま、淡々とした日々を送っているわけです。 (07/15 08:01)

6月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:4939
ナイス数:4479



ダブル・ファンタジー 下 (文春文庫 む 13-4)ダブル・ファンタジー 下 (文春文庫 む 13-4)感想
上巻はありがちなエロ小説っぽくて、やや退屈だったが、下巻に入って小説らしくなったかな。   性愛を描く小説は、男性が書いたものじゃなく、女性が書いたものを読みたいというのが吾輩の読書上の選択。男性の描いたものは、大概が想像が付く。生理的な感覚も含め、女性ならではの官能表現があるのではと期待してしまう。あるいは男性との考え方の違い、そして齟齬、欲求不満とかを顕在化し得るのではと。
読了日:06月30日 著者:村山 由佳


僕が本当に若かった頃 (講談社文芸文庫)僕が本当に若かった頃 (講談社文芸文庫)
読了日:06月26日 

著者:大江健三郎

 


ダブル・ファンタジー 上 (文春文庫 む 13-3)ダブル・ファンタジー 上 (文春文庫 む 13-3)感想
「文壇に衝撃を与えた迫力の官能長篇!」とのことだが、女性の側からの迫真の性描写は興味津々。だけど、ともすると安手のポルノ本かのような印象も。そこはさすがに村山由佳で、タイプの違う男との交情で次第に深みに誘い込んでくれる。下巻に期待か。かつてラジオの深夜番組で同氏が語り手となっている話を聞く機会が何度かあった。セクシーな語り口に魅せられたっけ。早速下巻へ。 
読了日:06月24日 著者:村山 由佳


魚の耳で海を聴く: 海洋生物音響学の世界歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで魚の耳で海を聴く: 海洋生物音響学の世界歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで感想
著者のアモリナ・キングドンは、「ブリティッシュコロンビア州のビクトリアに在住するサイエンスライター。海の生き物が音をどのように利用しているのか興味をそそられたキングドンは、音響学者たちと交流し、自分でも海に出かけて魚たちのユニークな音をハイドロフォンで聞き取ることに挑戦する。(中略)多くの科学者の長年にわたる努力によって海のなかの音の実態が明らかになっていくプロセスや、魚たちが人間とは違う形で音を聞き取る能力についての解説は読みごたえがある。」
読了日:06月23日 著者:アモリナ・キングドン


4 3 2 14 3 2 1感想
「1947年、ユダヤ系の家庭に生まれたアーチボルド・ファーガソンの、驚くべき仕掛けに満ちた成長物語。ドジャースLA移転、ケネディ暗殺、ベトナム反戦運動。50~70年代のアメリカを生きる若者の姿を、緻密で独創的な四重奏で描く。」というもの。
読了日:06月20日 著者:ポール・オースター


東京新大橋雨中図 (文春文庫 す 6-18)東京新大橋雨中図 (文春文庫 す 6-18)感想
「明治初年の東京を舞台に、「最後の木版浮世絵師」となった小林清親の半生を描く」時代小説。明治の小林清親は、大正昭和に活躍した川瀬巴水 (かわせはすい 拙稿「川瀬巴水 旅情詩人と呼ばれた版画絵師 没後50年展」)と共に、明治以降で好きな浮世絵師の一人。ほかに土屋 光逸なども見逃せない(拙稿「古代の東海道沿いに住んでいた」など参照)。
読了日:06月19日 著者:杉本 章子


イザベラ・バードと侍ボーイ (集英社文庫)イザベラ・バードと侍ボーイ (集英社文庫)感想
イザベラ・バードの研究書と思って手が出たのだが、「英国人作家と通訳の青年、北への旅は困難を極め……。対照的な二人が織りなす文明衝突旅を開国直後の日本を舞台に描く歴史小説。」ということで、時代小説だった。 「三浦半島の下級武士の子・伊東鶴吉は、維新後に通訳となる。」父が幕末に函館へ行き生死不明のため、父の消息を確かめるため、バードに付き随う。ということで、脇役の伊東鶴吉に(も)脚光を浴びさせたのが特色。
読了日:06月14日 著者:植松 三十里


時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち (岩波現代文庫 社会351)時を刻む湖──7万枚の地層に挑んだ科学者たち (岩波現代文庫 社会351)感想
旧版に若干の追加、再構成。改めて良書と感じた。サイエンス入門書として読んでもいい。年縞博物館へツーリングした四年前を思いつつ本書を楽しんだ。
読了日:06月09日 著者:中川 毅


夏目漱石 美術を見る眼夏目漱石 美術を見る眼
読了日:06月08日 

著者:ホンダ・アキノ


黒馬物語 (光文社古典新訳文庫 K-Aシ 13-1)黒馬物語 (光文社古典新訳文庫 K-Aシ 13-1)感想
児童文学の傑作ともされる。できれば吾輩も子供の頃に読んでおきたかった。一方、馬を生き物扱いしない当時の英国社会や黒馬ということで、人種の偏見、さらには女性差別、ひいては社会への告発の意図が思わず知らずあったのかもしれない。労働者の深甚な環境など、児童文学の域を超えている面もある。
読了日:06月08日 著者:アンナ・シューウェル


10億分の1を乗りこえた少年と科学者たち――世界初のパーソナルゲノム医療はこうして実現した10億分の1を乗りこえた少年と科学者たち――世界初のパーソナルゲノム医療はこうして実現した感想
「2007年5月、ウィスコンシン小児病院に2歳の男の子がやって来た。食事をするたびに腸に小さな穴が開き、その穴が皮膚表面まで通じてそこから便が漏れるという奇病を患っている。 「10億人にひとり」レベルの稀な症例を前に、医師たちは様々な検査をするが原因がまったくわからず、 過去の文献にも例がない。このままでは10歳までもたないと思われた。」 この難病奇病に本人はもとより母親等親族も振り回されどうし。医者ら医療関係者も困惑するばかり。対処療法に終始。
読了日:06月05日 著者:マーク・ジョンソン,キャスリーン・ギャラガー


植物と叡智の守り人植物と叡智の守り人感想
あまりに深甚で豊穣な、まさにネイティブな人たちに伝わる叡智に満ちた内容。やはり感銘を受けた『コケの自然誌』の著者の第二の本。7年前に訳本が出ていたのに、つい最近気づくなんて、迂闊。今年発見した一番の書になりそう。
読了日:06月03日 著者:ロビン・ウォール・キマラー


ちくま日本文学034 寺田寅彦 (ちくま文庫)ちくま日本文学034 寺田寅彦 (ちくま文庫)感想
物理学者としても実績を残されているらしいが、驚くのは記憶力。解説の藤森照信 氏が評するように、「自分をレンズと化して 過去を写生した視覚の人」なのだろう。卓抜な表現力で遠い記憶を蘇らせる、その叙述が素晴らしい。  藤森照信が解説するように、優れた物理学者だが、得意不得意があるようだ。お化けや人魂について、物理現象として解明を試みるが最後は有り触れた結論へと尻すぼみとなる。
読了日:06月02日 著者:寺田 寅彦

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