2024年7月の読書メーター
仕事はそこそこだが、庭仕事のハードな日々は続く。七月もいろいろ読めてまずまず。「日本書紀」にも曲りなりに手を付けられたし。
7月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:4402
ナイス数:522
シェイクスピア全集 18 (ちくま文庫 し 10-18)の感想
実質一日で読み終えたことになる。老眼だし、一気読みなど無理な話で、休み休み…でもほかの本を間に挟むことなく読んでいた。 ストーリー的には、ご都合主義もいいところだし、かなり無理やりの展開なのだが、個々の語りなどはシェイクスピア節炸裂で、訳もいいが原文で楽しんだらさぞかし、と思わせた。
読了日:07月30日 著者:W. シェイクスピア
ピサへの道 七つのゴシック物語1 (白水Uブックス 海外小説 永遠の本棚)の感想
読み始めの頃、「一昨日から読み始めてる…のだが、今一つ乗れない。『アフリカの日々』が傑作で再読三読するほどだっただけに、さて、この先どうなることやら」と書いていたのだが、残念ながら最後まで波に乗れず。残念。相性の問題?
読了日:07月30日 著者:イサク ディネセン
日本書紀 全現代語訳+解説 <1> 神代 ー 世界の始まり ーの感想
一気読みもできるほどに分かりやすいし面白いが、敢えて五日ほどを費やして読了した。 寺田惠子は、学者として吾輩は全く未知の方だった。「女子大や社会人講座で人気の講師が日本書紀30巻をすべて現代語に訳し、わかりやすく解説したシリーズ(全8巻、年2巻刊行予定)」という。人気講座だったようだ。
読了日:07月29日 著者:寺田 惠子
大陸の誕生 地球進化の謎を解くマグマ研究最前線 (ブルーバックス B 2259)の感想
専門家のみならず一般向けの本なのだが、時に難解な記述も。それでもここまで分かってきたのかという印象と、まだまだ定説に至らない謎も少なからずあると改めて知った。
読了日:07月24日 著者:田村 芳彦
放浪記 (新潮文庫)の感想
読了後、巻末の年譜を眺めた。墓所は、中野区上高田の寺だとか。なんと、我輩が上京して初めて頃に居住したのが上高田のアパートだった。当時は、林芙美子は全く読んでなかった…眼中になかった。惜しい。知ってたら墓参したのに。…ということで、感想はあとで。とんでもなく貧乏臭く辛気臭いのだが、貧困に喘ぎながらも、書くことへの執念が身を決定的に誤らせることをさせなかった。書くこととは何だ?
読了日:07月22日 著者:林 芙美子
バッタを倒すぜ アフリカで (光文社新書 1305)の感想
著者は、昆虫学者(通称:バッタ博士)で、現職は国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研)主任研究員というれっきとした学者である。帯にあるように、自分の婚活よりバッタの婚活を研究。
読了日:07月21日 著者:前野ウルド浩太郎
バレンボイム/サイード 音楽と社会 新装版の感想
音楽はもとより文学にも政治事情にも疎い吾輩だが、それなりに理解に努め楽しめた。20代から30代に懸けて友人宅などでクラシック音楽を(LP盤で!)たっぷり聴かせてもらったのだが、バレンボイムの指揮による曲を聴いた記憶はない。吾輩が気付かなかっただけなのか。
読了日:07月16日 著者:バレンボイム/サイード
IT'S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう 世界の見え方が変わる特別講義の感想
大卒(高卒)以来、初めての(?)化学本。料理に化粧に食事に掃除、洗濯、日光浴、酒、睡眠、性…日常の万般に化学が関係してる。子供相手に話すことが多いとかで、本書は大人向けだけど、分かりやすい。
読了日:07月14日 著者:ケイト・ビバードーフ
初期ギリシャ哲学者断片集の感想
古代ギリシャには各々の考え方を徹底して追求する哲学者群像があった。日本は弥生時代に入りかけているところか。デモクリトス(原子論)にアナクシマンドロス(地球は楕円体で宙に浮いていると主張)にタレスに天才がぞろぞろ。
読了日:07月10日 著者:山本 光雄
最新・宇宙創世記: インフレーション宇宙から観測の時代への感想
30年ほど前の本。当時はホーキングの人気絶頂で来日も再三。人工衛星COBEの成果など最新のデータが佐藤勝彦のインフレーション理論を傍証しつつあった時代でもある。
読了日:07月09日 著者:佐藤 勝彦
じゃじゃ馬馴らし シェイクスピア全集20 (ちくま文庫)の感想
8日(月)午前に読了。仕事を挟んで二日での読了なので、一気読みに近いか。
読了日:07月08日 著者:ウィリアム シェイクスピア
蚊が歴史をつくった: 世界史で暗躍する人類最大の敵の感想
よくぞこの大部な濃厚な本を選び読んだと自分を褒めてやりたい。感想は数日後。今も人類を一番脅かす存在。なのに、読了して蚊が憎からず感じられるのは何故。…きっと蚊も生き延びるため必死なのだと分かってくるからか。
読了日:07月05日 著者:ティモシー・ワインガード
時代小説の愉しみ (講談社文庫 り 4-8)
読了日:07月03日 著者:隆 慶一郎
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