パルミジャニーノにマニエリスムを嗅ぎ取る
ようやく、グスタフ・ルネ・ホッケ著の『迷宮としての世界(上)――マニエリスム美術』 (種村 季弘 (翻訳), 矢川 澄子 (翻訳) 岩波文庫) を読み始めた。前々から読みたいと思いつつも、大部な本ということで迂闊には手が出せずにいた。
→ 『ルクレツィア』 (画像は、「パルミジャニーノ - Wikipedia」より) 「パルミジャニーノ」(Parmigianino 1503-1540)については、「パルミジャニーノ-主要作品の解説と画像・壁紙-」を参照のこと。実に参考になる。それにしても、何を見て驚いているのか。「ルクレツィア・ボルジア - Wikipedia」によると、「 ルクレツィアは膝まで届く豊かな金髪と美しい容貌の持ち主で、角度によって色が変わって見えるハシバミ色の瞳と美しく盛り上がった胸、そしてその生来の優雅さから「天女」と呼ばれており、ルクレツィアの容姿は当時のイタリアで非常に高く賞賛されていた」とか。権謀術数の渦中にあった美女で、人生そのものが驚異に満ちている。
車中の待機の徒然に…と云うには、やや重いかもしれないが、上下二巻あるし、じっくり楽しんでいくつもり。
あまりに該博な知識が披露されて、目が回りそうだが、まあ、気になった画家を折々、本稿などで採り上げていく…かも。
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