霧の作家・宮本秋風の周辺
ある小冊子を見ていたら、とてもいい木版画を見つけた。
いい木版画家を見つけたというべきか。
それは、宮本秋風(しゅうふう)という作家(木版画家)。作品名は「雨音」である。名前だけは聞いたことがあるが、ネット上に限っても多少なりとも纏まった形で作品を見たことはない。
まして、覚束ない記憶ながら、実物を見る機会にはまだ恵まれていないはず。
宮本秋風氏は世間的はどれほどの認知度があるのか。既に結構、知られている?
せっかくなので、紙上にて(パソの画面上にて)宮本秋風氏の世界を楽しませてもらうことにしよう。
→ 宮本秋風「川霧」(画像は、「東京書芸館」より) クリックすると拡大する。画面の中央に小舟と人影が見える…だろうか。見えるはずである。これが《ぼかし》の技法なのである!
小冊子とは「しょげい倶楽部」(「東京書芸館」が発行元)。内外のいろんな作家の作品を紹介してくれている。
小生には到底、手の出ない作品ばかりだが、眺めて楽しむ分には有り難い冊子である。
以前、この冊子を通じて知った王子江の『天地斎徳 日月同明』 を紹介したことがある:
「王子江『天地斎徳 日月同明』を巡って」
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