« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013/01/22

SANAA(サナア)にゾッコン

 土曜日だったか、暇の徒然にNHKテレビを見ていた。
 観たのは、世界で高く評価されている、SANAA(サナア)という名の建築家(コンビ)の特集番組である。

New_museum_photographed_from_prince

→ 「ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート」 もとは別の場所にあったが、「2007年12月にマンハッタンのバワリー地区プリンス通りに移転し、再開館した。新しい建物は日本の建築家、妹島和世・西沢立衛(SANAA)とゲンスラーによって設計され、展示スペースが大きく拡張された」もの。ほとんどスラム街のような地区で、犯罪も多発していた地域。なので、建築(設計)に際しても、厳しい制約があった。 (画像は、「SANAA - Wikipedia」より)

 SANAAは、妹島和世(せじまかずよ)と西沢立衛(にしざわりゅうえ)による日本の建築家ユニットで、プリツカー賞、日本建築学会賞2度、金獅子賞他多数受賞しているとか。
 最近はともかく、近年までは日本より海外での評価が高かった。
 建築にはあまり興味を抱かない小生の関心をも惹いたのだから凄い ! ?

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

続きを読む "SANAA(サナア)にゾッコン"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/01/17

上村一夫…劇画なる世界に焦がれ戯画に生き

1月11日 今日は何の日~毎日が記念日~」を覗くと、興味深い事項や人物の名前が多数出ていて、誰を、あるいは何を採り上げるか、迷ってしまうほど(以下、文中で敬称を略させてもらうが、有名人だからこその尊敬の念を込めて、である)。
(先に進む前に、「毎月11日」が「めんの日」だと、今日、初めて気がついた。なんでも、「「11」が細く長い麪に見えることと、「いい」と読めることから」だって。こいつぁ、うまくしてやられた。1本、取られた! 昨日のうちに、「安藤百福…我あるは即席麺の賜物さ」という麺に関係する記事を書いておいて、タイミングがピッタリ?!)

Aku_kami_3dan_l5

← 45歳で亡くなった女絵師・ 上村一夫の世界。下記参照。

「1983年」の今日に「ワコールが肩ひものないストラップレス・ブラジャーを発売」したという。発売された当時は、ヌーブラの発表以上に衝撃的で、何故か小生、ドキドキしたものだった(あるいは、トップレス・ブラジャーと勘違いしたのか…。ちなみに、「トリンプ・インターナショナル、買い物袋としても利用できる特製ブラジャー「No!レジ袋ブラ」を製作」というニュースがある。そのうちヌーブラならぬヌーパンなんて出ないとも限らない…?)。

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村 美術ブログ 日本画へ
にほんブログ村 美術ブログ 版画へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

続きを読む "上村一夫…劇画なる世界に焦がれ戯画に生き"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/01/10

富山……佐伯有頼そして立山

 晴れて(?)富山県人・富山市民となった。
 なので富山関連の話題が自ずと増えていくものと思う。
 今日は、富山といえば立山、立山といえば佐伯有頼(さえきのありより 676年頃 - 759年?)ということで、佐伯有頼に付いて若干のことを自分の勉強のためにもメモしておきたい。

Image52

→ 立山曼荼羅『相真坊B本』(個人蔵) 芦峅寺系 形態:紙本4幅 法量:150.0cm×216.5cm(内寸) (画像は、「立山曼荼羅の解説 富山県[立山博物館]学芸員 福江 充」より。「立山信仰と立山曼荼羅の解説」なる頁が充実している。)

 佐伯有頼でネット検索すると、筆頭に「佐伯有頼 - Wikipedia」なる頁が出てくる。
 冒頭には、「佐伯有頼(さえきのありより、 676年頃 - 759年?)は、飛鳥時代の越中の国司、佐伯宿禰有若の息子。霊示を受け、神仏習合の一大霊場である立山を開山したとされる。出家して慈興と号す。」とある。

にほんブログ村 美術ブログへ

にほんブログ村 美術ブログ 日本画へ
にほんブログ村

続きを読む "富山……佐伯有頼そして立山"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ストロングボーとイーフェの結婚』とケルト

 鶴岡 真弓 著の『 ケルト/装飾的思考 』(ちくま学芸文 庫)を読んでいたら、興味深い絵画作品に遭遇。

Mosaa_watercolour_649x430

← マクリース画『ストロングボーとイーフェ(またはイーファ、オイフェ)の結婚』(The Marriage of Strongbow and Aoife (1854) by Daniel Maclise (1906-1870) Photo (c) National Gallery of Ireland)

 作品自体が見事だとか好みに合っているとかではない。
 ケルト民族、あるいはアイルランドの歴史において、屈辱と不遇、艱難辛苦の時代を描く、テーマにおいてエポックな作品なのである。

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

続きを読む "『ストロングボーとイーフェの結婚』とケルト"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/01/09

グリューネヴァルト…絵の奥に息衝く真(まこと)美か醜か

 それでも、今日は、グリューネヴァルトを話題に採り上げようかなとも、一瞬、思ったことは事実。
 けれど、小生如きに今更、彼に付いて何か知見があるわけではない。新たな情報を入手したわけでもない。
 ただ、グリューネヴァルトというと、ハンス・ホルバインと並んで、キリスト像(絵画に限るが)というと思い浮かぶ人物の筆頭なのである。

Holbein_grabe003

↑ ハンス・ホルバイン(子)『墓の中の死せるキリスト 』

 突然、グリューネヴァルトの話題というのも、唐突かもしれないが、先ごろより読みかけている、鶴岡 真弓著『「装飾」の美術文明史―ヨーロッパ・ケルト、イスラームから日本へ』(日本放送出版協会)の中で、ゴシックやケルト文化との絡みでグリューネヴァルトのことが触れられていたので、おお、こんなところにもグリューネヴァルトが登場するのかと、改めて彼に注目したくなったわけである。

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

続きを読む "グリューネヴァルト…絵の奥に息衝く真(まこと)美か醜か"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/01/05

『 杉浦千里博物画図鑑 』のこと

 7月1日の読売新聞朝刊の読書(文化)欄で、 杉浦千里という博物画家(細密画家)の存在を知った。
 というより、同氏の博物画は、折々目にしていたが、惜しくも2001年に三十九歳という若さで亡くなっていたことを知ったのである。

2

← 『 杉浦千里博物画図鑑 美しきエビとカニの世界 Natural History Illustrations of Chisato Sugiura 』( 杉浦千里 画 / 朝倉 彰 解説 成山堂書店 発行 ) (画像などは、「杉浦千里の作品保存会 編集 杉浦千里の作品保存会」より) 

 この度、 『 杉浦千里博物画図鑑 美しきエビとカニの世界 Natural History Illustrations of Chisato Sugiura 』( 杉浦千里 画 / 朝倉 彰 解説 成山堂書店 発行 )が刊行されることになった。
 新聞には、カキ養殖業の畠山重篤氏による、熱のこもった書評が載っていた。

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ
にほんブログ村

続きを読む "『 杉浦千里博物画図鑑 』のこと"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013/01/01

「フランスの広重」ノエル・ヌエット(後編)

 つい先日、「雨粒のバラード」なんて駄文を綴ったからだろうか、その翌日の午後、本物の雨降りってのは、こんな風に降るんだよ、と言わんばかりの豪雨となった。

Dscn0972

 さっきまで明るかったのが、妙に暗くなったなーと思ったら、篠突く雨となった。
 雨の風景にはなぜか魅入られるものがある。
 ほんの数年前までは、雨降りの日は創作と決めていたものだったが、富山に帰郷してからは、雨が降っても、なぜか筆が進まない。
 なぜだろう…

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

続きを読む "「フランスの広重」ノエル・ヌエット(後編)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「フランスの広重」ノエル・ヌエット(前編)

 ひょんなことから、ノエル・ヌエットなる詩人版画家の存在を知った。
 小生には全く初耳の版画家である。

Nouet3

← Noel Nouet 「Ikegami Honmonji (Showa 12) 1937」 (画像は、「The Woodblock Prints of Noel Nouet」より)

 職人が刷った(摺った)広重の「東海道五十三次」(保栄堂版)を所蔵しているにも関わらず、読売新聞の販促品である、広重の同作品の複製画が毎月二枚届くのを楽しみにし、ファイルしている始末。
 茶の間の壁には、父が集めていた広重(や歌麿、滝平二郎ら)の作品(あくまで複製)を額入りで飾ってある。

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

続きを読む "「フランスの広重」ノエル・ヌエット(前編)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »