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エロティシズムへの欲望は、死をも渇望するほどに、それと も絶望をこそ焦がれるほどに人間の度量を圧倒する凄まじさを 持つ。快楽を追っているはずなのに、また、快楽の園は目の前 にある、それどころか己は既に悦楽の園にドップリと浸ってい るはずなのに、禁断の木の実ははるかに遠いことを思い知らさ れる。
快楽を切望し、性に、水に餓えている。すると、目の前の太 平洋より巨大な悦楽の園という海の水が打ち寄せている。手を 伸ばせば届く、足を一歩、踏み出せば波打ち際くらいには辿り 着ける。
続きを読む "エロスの罠"
2012/05/01 妄想的エッセイ | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0) Tweet
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