『ドイツ・ロマン主義の風景素描』を巡って
(前略)
小生がフリードリッヒに惹かれ始めたのは、学生時代のことだった。このことは別の機会に書いたので省略する(関連拙稿参照)。
小生が上京した78年に、まさしくこの国立西洋美術館において、『フリードリッヒとその周辺』展が開催されていたのだった。
フリードリッヒを巡るその展覧会は、まるで東京にやってきた小生を歓迎するかのようだった。4月の下旬だったと思われるが、確かその日も、シトシト雨いが降っていて、美術館の休憩所で一休みし余韻を楽しみながら、雨の中庭の風景などを眺めていたことを覚えている。
その後も、何かの企画展に扱われる画家の一人として、フリードリッヒの作品に遭遇したことは二度ほどあったように記憶する。今度の展覧会も、副題は「ユリウス・シュノルの「風景画帳」、フリードリッヒ、コッホ、オリヴィエなど」となっている。
しかし、とにかくフリードリッヒの作品に会える!
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