アナトール・フランス著『赤い百合』を愉しむ
アナトール・フランス著『赤い百合』(杉本 秀太郎【訳】 (京都)臨川書店 (2001/06/30 出版))を読んだ。
「19世紀末のパリとフィレンツェを舞台に、浮華な社交界を逃れ、真実の愛と自由を求めた貴婦人の、官能的で、はかない恋愛模様。アナトール・フランスの絶妙な筆が描く、人間の感情の機微、流行の最先端をゆく、きらびやかな会話の数々…。杉本秀太郎による完全新訳」ということで、戦後初の訳かと思ったら、そうでもないようだ(以下、敬愛の念を籠め、敬称は略させてもらう)。
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これまで、関東大震災直前に春陽堂刊行の石川淳の手になるもの、一九五〇年に白水社版『アナトオル・フランス長篇全集』所収のものがあり、それは小林正の手になるらしい。
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