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2009/08/31

私的第29回浅草サンバカーニバル(後篇)

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→ 以下、リベルダージ以外の各チームの山車の雄姿画像を載せていく。いずれも、浅草寺裏の駐車場(山車置き場)での撮影。昨年のパレードコンテスト結果に関係なく、順不同での掲載。この山車は、「G.R.E.S.ALEGRIA(アレグリア)」のもの。「サンバチームALEGRIAへようこそ」参照。なお、各チームのテーマは、「浅草サンバカーニバル(2009)に向けて - しょせんコンデジ -浅草サンバの画像-」を参照願いたい。

 昨年は山車(アプリアーラ)押しチームのリーダーだったが、今年は山車押しの8人のスタッフの一人。
 チームのリーダーという大役は小生には重く、代わってもらったのだ。
 実際、今年の山車押しのリーダーとなった方は適任だった。場を盛り上げる能のある方だったのだ。

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2009/08/30

09浅草サンバカーニバル画像情報

「09浅草サンバカーニバル画像情報」と銘打っていますが、メインは、我がサンバエスコーラ(チーム)・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)が写っている画像や動画を中心の情報です。
 といっても、広く一般のサイトからの情報収集なので、いろんなチームの写真も多数。

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← この謎の巨大怪魚の正体は?

 情報は発見次第、随時追加。 
 情報を求めています。
 新しく発見した情報を次々に上に掲げていきます。
(場合によっては情報がダブる場合もありますが、気にしない!)


(10/01/12 追加)
090828浅草サンバカーニバル - 写真共有サイト「フォト蔵」

(09/09/16 追加)
2009浅草サンバカーニバル」(お馴染み、本格派の猫之さんのサイト:「Neko★Hakoフォトサイト」)

(09/09/13 追加)
浅草サンバカーニバル(2009)バルバロスのまとめ - しょせんコンデジ -浅草サンバの画像-
浅草サンバカーニバル(2009)リベルダージのまとめ - しょせんコンデジ -浅草サンバの画像-

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私的第29回浅草サンバカーニバル(前篇)

 今年はさすがにいかないつもりでいた浅草サンバカーニバル(第29回)だが、やはりというべきか、行ってしまった。
[予め断っておきますが、以下、ごく私的な日記を書きます。浅草サンバカーニバルの理解に資する記述や情報は基本的にありません! なお、掲載した画像はいずれも拡大することができます。]

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← 我がチームのアレゴリア(山車)。背後に病院。窓から熱気溢れる制作風景を見下して少しは楽しんでもらえたらいいのだが。

 東京在住だった頃はともかく、既にメンバーでもなくなったし、昨年は、前年の流れもあって。、勢いで行った面もあるが、今年はもう浅草熱というかサンバ熱も冷めた…はずだった。

 でも、八月の十日過ぎだったか、我がチームの参加メンバーの最終募集があり、その中にダンサーのほかにアレゴリア押しスタッフの要員要請もあった。

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2009/08/26

ウィリアム・ジェームズの命日に寄せて

 今日8月26日は、アメリカの哲学者で心理学者のウィリアム・ジェームズ(William James)の命日である。
 彼に付いては、ブログでは、「上村一夫…劇画なる世界に焦がれ戯画に生き」の中で、書いた日が1月11日、つまり彼の誕生日ということで、若干、採り上げたことがあるだけ(以下、William Jamesのカタカナ表記が一貫しないが、気にしない!)。

 学生時代を中心に、サラリーマンになってからも含め、彼の主著『宗教的経験の諸相 上・下』(桝田啓三郎訳、岩波文庫刊)を3度も読んだにしては、扱う頻度(も内容も)少ない(し薄い)。
 但し、ウィリアム・ジェームズの哲学に初めて接したのは、高校時代のことで、『パース・ジェイムズ・デューイ』(世界の名著59)中央公論社)を読んだ中でのこと。
 その前に、ラッセルの『数理哲学入門』を読んで感激したことが前史としてあるので、その際に(解説文などで)ウィリアム・ジェームズの名に接していたかもしれない。

 ブログでは触れることは稀だったが、ホームページでは、長文(だけ)の思い出話めいた記事を書いている:
ジェイムズ『宗教的経験の諸相』(前文・承前)

 これを読み返して、我ながらびっくりなのは、3度めに読んだのは、わずか6年前のことだということ。
 自分でもすっかり忘れている!

 今日は、懐かしさもあるので、ウィリアム・ジェームズの命日に事寄せ、上掲の雑文から一部、抜粋しておく。

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2009/08/25

ニール・シュービン著『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』を堪能

 ニール・シュービン(著)の『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』 (垂水 雄二(訳) 早川書房)を読んだ。
 副題は、「最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅」。

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← ニール・シュービン(著)の『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト  最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅』 (垂水 雄二(訳) 早川書房)

 小生はこの手の本が大好き。
 図書館で物色していて、背の題名を見て手に取り、しっかりした内容の本だし、パラパラ捲ってみて、読んで面白そうと直感し、即、借りた。

 直感に外れはなかった。
 忙しい最中で、大部の本でもないのに、読了するのに一週間以上を要してしまったが、その分、楽しめたとも感じている。

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2009/08/24

西牧徹『蒸気船』が「ヤスダアートリンク」で展示

 かねてより小生が勝手にファンになっている西牧徹さんから貴重な最新情報を戴きました。

 「貸しギャラリー、イベントスペース、アートショップ…アートを愛する人たちのリアルなスペース」である、「ヤスダアートリンク【YASUDA ART LINK】」のオーナーが、西牧徹さんの作品「蒸気船」を買い上げ、しかも、同上ギャラリーにて、8月27日(木)から9月13日(日)の間、参考出品されるとのこと。

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← 西牧徹「蒸気船(2009)」 この絵には、「キエムクーではなくキエムクーのご先祖さま」が描かれているとのこと(「蝙蝠と蛞蝓の宴 西牧徹展「月と雷雲1865」」参照)。


 これは、オープン記念展示『Producers' Choice』に、西牧徹さんの作品「蒸気船」が展示されるというもの。

 YASUDA ART LINKオープン記念展示 「Producers' Choice」の詳細は下記:

8月28日(金)~ 9月13日(日)
TOKYO ART SHOPクリエイティブディレクターの立川直樹、テラヤマ・ワールド及びポスターハリスギャラリー代表の笹目浩之、YASUDA ART LINKプロデューサーの三島太郎がセレクトしたアート作品の数々をメインギャラリー“TOKYO”の158平方メートルのスペースいっぱいに展示します。

 この中の一環として、西牧さんの上掲の作品が展示されるわけである。


西牧徹さんワールドとは
西牧徹-黒戯画世界 Blacken Caricature-Toru Nishimaki


関連拙稿:
間もなく西牧 徹 展「月と雷雲1865」
西牧徹…ラブドール幻想
西牧徹の黒戯画的ユートピアとロリータ文化

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2009/08/23

実朝やけんもほろろに生き果てつ

 つい先日、「弥一 キジに遭遇す」といった小さな事件があった。
 未明から早朝にかけてのアルバイトの最中、とある郊外の町中でいきなりキジと出くわした、という他愛もない日記である。

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← 源実朝/著『《新潮日本古典集成》金槐和歌集』(新潮社) 「血煙の中に産声をあげ、政権争覇の余震が続く鎌倉で、修羅の中をひたむきに疾走した青年将軍、源実朝。『金槐和歌集』は、不吉なまでに澄みきった詩魂の書」とか。この年になって、悲運を宿命付けられて生まれ、そして死んだ実朝の世界に改めて親しみたくなった。太宰が傾倒するのも無理はないか。

 富山だし、キジの一羽くらいに遭遇することも、あっておかしくはないが、あまり突然に、しかも、目の前に出てきて、そのキジがまた慌てふためき狼狽している光景が滑稽なような、でも哀れなような不思議な気持ちになり、一つの体験にまでなりそうなものだった。

 実は、その日、さらに奇妙な偶然があった。

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2009/08/16

カストラートについて

 個人的な関心もあって、アルマン・マリー・ルロワ著『ヒトの変異  人体の遺伝的多様性について MUTANTS』(監修上野直人 訳者築地誠子 みすず書房)を読んでいたら、カストラートという呼称に遭遇した。
 カストラートという音楽史上の存在については、小生には、多分、初耳の言葉だが、オペラなどクラシック音楽ファンにはあるいは馴染みの、常識に属する言葉なのかもしれない。

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← アルマン・マリー・ルロワ著『ヒトの変異  人体の遺伝的多様性について MUTANTS』(監修上野直人 訳者築地誠子 みすず書房)

 本書は、「その昔、重い奇形をもつ人々は「怪物」とみなされた。いま、奇形は遺伝子の働きを知るうえで、貴重な手がかりとなっている。その間には体づくりの謎をめぐる、数百年にわたる混乱と探究の歴史があった」といった本。
 小生には単なる好奇心ではすまない内容の本。

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2009/08/06

『ホモ・フロレシエンシス1万2000年前に消えた人類』の周辺

 マイク=モーウッド、ペニー=ヴァン=オオステルチィ著『ホモ・フロレシエンシス〈上〉―1万2000年前に消えた人類』『ホモ・フロレシエンシス〈下〉』(馬場悠男監訳、仲村明子翻訳 NHKブックス)を読んだ。

 NHKブックスの上下巻を併せても400頁ほどの本。
 分冊は、出版社のシリーズの都合なのだろうけど、読者としては、一冊の本のほうが読みやすい。

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← 発掘現場のリアン・ブア(冷たい洞窟)。(画像は、「サイエンスZERO これまでの放送 278 衝撃の発見! 身長1m 小型人類の謎」より)

「世界中を驚かせたホモ・フロレシエンシスの発見」。身長が一メートルほどの人類の発見ということで、「それは新たな人類なのか、単なる小頭症の現生人類なのか」と論争を呼んだ。


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2009/08/03

『リチャード三世』を斜め読みする

 『テンペスト(The Tempest)』に引き続き、小田島 雄志訳にてシェイクスピア著『リチャード三世(King Richard III)』(白水Uブックス)を読んだ。

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← シェイクスピア著『リチャード三世(King Richard III)』(小田島 雄志訳 白水Uブックス)

「リチャード三世 (シェイクスピア) - Wikipedia」によると、「『リチャード三世』は、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア作の史劇。正式なタイトルは『リチャード三世の悲劇』」で、「リチャード三世は狡猾、残忍、豪胆な詭弁家であり、「彼の野望の犠牲となり親を失った子、夫を亡くした妻、子供に先立たれた親の嘆きから、不幸の底にある者でさえ他人の不幸がわからない密やかなエゴイズムが劇中に映し出されていく」というもの。

 今以て人気のある作品で、日本でもしばしば演目として採り上げられる。
 ドラマに仕立てやすいし、解釈や演じ方に演出家や役者の裁量の余地が大きいのだろう。
 ドラマとしても面白くなりやすいだろうし、何と言っても主人公が極めて個性的だ(ある意味、この作品は、小生には、主人公に尽きるとも思える)。

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2009/08/02

「ジュール・ヴェルヌの世紀」を読む

 フィリップ・ド・ラ コタルディエール/ジャン=ポール ドキス著の『ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅” 』(私市 保彦【監訳】 東洋書林 (2009-03-31出版))を読んだ。

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← フィリップ・ド・ラ コタルディエール/ジャン=ポール ドキス著『ジュール・ヴェルヌの世紀―科学・冒険・“驚異の旅” 』(私市 保彦【監訳】 東洋書林 (2009-03-31出版))

 とにかく、図版(貴重な写真)が多く、読んで眺めて楽しい本だった。
「先駆的文学の実践者であることは勿論、氾濫する新知識の航海者にして来るべき未来の幻視者でありつづけた作家と、彼が生きた爛熟の時代とを三百余点の図版と共に探る」というのも、伊達じゃない。

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2009/08/01

シェイクスピア著『テンペスト』の一節

 過日の雑文でシェイクスピアのテンペストからの有名な一節を掲げたこともあって、久しぶりにシェイクスピア作品を読んでみた。
 無論、縁もあって、読んだのは、「テンペストThe Tempest)」である。

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← シェイクスピア著『テンペスト』(小田島 雄志 訳 白水UブックスU36 シェイクスピア全集) 

 学生時代、英語の授業で一年間、シェイクスピア作品をじっくり読んだ。
 原文で本格的な作品を、しかも、戯曲を読むのは初めてで、最初は戸惑いもあったが、一年が終わる頃には、シェイクスピア作品を原文で読む楽しみに痺れていた。
 一年間の講義を堪能したと言って過言ではない。
 あと一年、違う作品での講義を受ける、そんな機会があったら、哲学科から英文科に転籍したかもしれない。
 戯曲としての楽しみもあるが、シェイクスピアの言葉遊びの自在さにひたすら感服した。

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