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2009/06/13

県展会場をウロウロしてきました!

 今日は、父母が共にデイサービスに行く日。
 二人を送り出した後、庭掃除や家の中の掃除をするが、昨日、せっせと洗濯したし、父母の部屋を覗いたところ、特に目立った汚れ物は見当たらなかったので、本日は(午前中の)洗濯はなしとなった。
 とにかく午後四時まではフリー!

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← 自転車を駆っての県民会館への途上、富山市の人間には有名な町角にて信号待ち。昭和三十年代(?)の映画のポスターが十枚ほど、掲げてある。

 ひょんなことからネット上で見つけた画家さんが展覧会(富山県美術展)に出品されているという情報はブログで得ていた。

 それが今日までの会期だということも。
 午後になるとまた、どんな用事が出来するか分からないので、午前中に、展覧会鑑賞と図書館へ行くことにした。
 会場は富山県民会館美術館。

 思えば、県民会館に入るのは、昨年二月末に帰郷して初めて。
 どころか、思い返してみると、それ以前に県民会館に行ったことは、ずっと遠くまで遡らないとないことに気づいた。
 それは小生が小学生か中学生の頃、我が富山に当時、売れっ娘だった歌手の伊東ゆかりさんが来られ、県民会館でコンサートが開催されたのである。

 誰かに誘われたのだったが、一緒に行ったのは近所のお姉さんだった。
 伊東ゆかりさんの声量がとんでもなくて、ビックリした。
 これがプロの歌手なのかと思った。
 もしかしたら、マイクの調整がうまく行ってなくて、場所によっては必要以上にボリュームが高まったのかもしれない。

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→ 夜は、ライトアップされているので、いかにも銀幕のスターたちの映画ポスターという雰囲気が高まる。

 二度目は、高校時代で、好きだった(片想いだった)女性の琴の演奏会(発表会)があって、誘われて行ったのである。
 彼女は美人だったし、その上、正装(和服!)していたので、一層、眩しい存在になった。
 演奏が二部に分かれていた(?)のか、空きの時間、会場の照明が薄明るくなった時、彼女が席でぼんやりしている小生を呼びに来た。

 そう、和服姿の彼女が、である。

 彼女が階段を登り、そのあとを小生が追う。
 会館の中二階のドアを開けて、広いベランダ(ポーチ)に出た。
 そこからは目の前の通りや街並みが見下せた。
 緊張していたのだろう、外の空気を吸いたかったとか。

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← 彫刻作品のフロアーを見下しつつ、二階の会場(写真と工芸作品のコーナー)へ。

 琴は彼女一人ではなく、数人が一緒になってのものだったが、誰かがほんの一瞬、弦を弾き損なったのに気づいた。
 小生は、あっ、彼女だと直感した。
 この直感が正しいかどうか分からない。
 ポーチで彼女に問い質しもしなかった。
 そこまで野暮ではなかった。
 でも、野暮な奴なのは確かで、琴の演奏(合奏)のミスに気づいた時、なんと小生は会場で居眠りしていたらしいのである!
 そう、小生は、弦のミスという変調で心地言い眠りから目覚めさせられたのである!
 そんなことを彼女に言えるはずもない。
 その後、小生はまた寝入ったらしい。
 というのも、うつらうつらし始めたところに、彼女が呼びに来たのだから。

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→ 会場内では撮影禁止だとか。なので、コーナーの外に出て、遠景だけ。

 …もしかして、今にして思えば、だが、舞台の上から彼女は白河夜船している小生を見咎めたのではないのか ? !
 だとしたら、彼女はミスだし、小生は肝腎なときに居眠りで、同罪ということになる。
 
 しかし、真実は分からない。

 県民会館のポーチから周囲を何となく見渡しつつ、さりげなく彼女の肩を抱いた、それが嬉しくて、あとのことはどうでもよくなったのだ。
 ポーチの手すりに凭れかかりつつ、さりげなく彼女に寄り添っていったら、彼女は動かない。近付きもしないが、避けようともしない。
 なので、勇気を出してなのか、単に魅入られてなのか、肩をそっと抱いたのだった。
 彼女の肩を抱いたのは、後はもう一度、あるだけである(これは、もう、書いた)。
 
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← 地下一階は洋画(の一部)と書のフロアーがある。

 それから、数十年。
 久しぶりの県民会館なのだった。
 
 会場(富山県民会館美術館)では、ネットで名前(といっても、ハンドルネーム)を知るだけの方の絵を見るのが目的だった。
 腰がすっかり重くなっている小生、滅多に展覧会には(映画にも)足を運ばない。

 ネット上で、つまり、PCの液晶画面上の画像しか、見たことがない。
 多分、ブログでは画像は断片である。

 やはり、実物を見ないとことには、お話にならない。
 確か、先月だったか、仲間内(?)の展覧会があったのだが、雨の中、会場まで足を運びつつ、会場の中には入らずじまいだった。
 車で会場のある町を三周ほどして、やめた。
 どうも、個展風な会場は苦手なのである。
 入口で、ご記名を願います、なんて言われたら、どうしようとか、会場(アートギャラリー栄)に小生より他に客がいなくて、目線が小生に集まったらどうしようとか、要するに気が弱いのである。

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→ ブログで知った方の絵。質感などはこの画像では感じ取り得ない。慌てて撮ったので形がいびつ。名前を書いていいのかどうか、分からない。題名は、「Cocoon 陰と陽   2009   F100」。試行錯誤、暗中模索といった言葉が何故か浮かぶ。未分化状態の感情や鬱屈したエネルギーをこのまま維持できるだろうか?

 今度は、県展なので、会場も広いし、客も少なからずいるはずである。
 実際、金曜日にも関わらず、広い会場の仕切られたどの区画も数人はいて、全体として相当数の観客がいたものと思われる。

 目当ての方の絵は何処に。
 名前が(HNしか)分からない。迂闊にも、ブログで見ているはずの作品名を失念している。
 開き直って、彫刻作品のフロアーを見下しつつ、二階にある写真作品の会場から工芸品の会場へと見て回り、さらに日本画から洋画、書の会場(地下一階)と、歩き回った。
 その内に、この作品ではないかという目星は付いた。
 しかし、断言はできない。
 絵柄は、ネットで部分を見たそのものが見出せる。

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← 上掲の絵の隣りには県展奨励賞作品。会場では、幾つか気に入った作品があったのだが、撮影できないとあっては、紹介のしようがない。メモだけでもしておくべきだった。

 小生、一旦、県民会館を出て、図書館へ行った。
 返却期限の来ている本があるし、予約のCDも来ている。
 新たに本を借りたりして、手続きを済ませた上で、図書館の一角にある、PCのコーナーへ向かった。
 そう、PCで同氏のブログを探し出し、絵柄を確かめ、題名を確認。
 その上で、再度、県民会館へ向かい、会場にあるパンフレットから題名をもとに、作者名を割り出し、同氏の作品のある部屋へ。
 やはりだった。あの絵だった。

                              (09/06/12 作)
 

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