09浅草カーニバルテーマ「アマゾン」の周辺散策
「第29回浅草サンバカーニバル」も、もう間近である:
平成21年8月29日(土)13:30~18:00(予定)
我がリベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の浅草に向けてのパレードテーマは、「アマゾン」だとか。
さらに、「2009年度 エンヘード 「命の森 アマゾン」」と発表されている。
エンヘードは、パレードのテーマ曲と思っておいていいだろう。
→ リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の2009年度チラシ。
[以下、かつて、リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)のメンバーだったものとして、勝手な思いを書くだけであり、チームには文責は一切、ない。チームのパレードテーマ「アマゾン」に籠める気持ちや意味合いについては、「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバル:2008年 パレードテーマ---」なる頁などを覗いて確かめてほしい。]
アマゾンというと、南米であり、ブラジルなどを連想する。
いきなり、余談だが、小生などは、我が日本の東京には申し訳ないが、2016年のオリンピックは、ブラジル(のリオデジャネイロ)に決まってほしいと、切に願っている。
パリが圧倒的な支持を集めていると仄聞するが、ブラジル(南米)という国や国民の勢いからしても、そうなるという確信めいた予感を抱いている。
1万数千年の昔、ベーリング海を渡り、北米を超え、南米に渡った、アメリカ先住民たちの先祖は、十数万年前から数万年前にアフリカを出て、南米大陸の山々や熱帯雨林、巨大な河などに出遭うことで、時間的も空間的にも遠く遥かな先祖の地に再会した思いがあったのではなかろうか。
「アマゾン熱帯雨林 - Wikipedia」によると:
アマゾン熱帯雨林(Amazon Rainforest)とは、南アメリカアマゾン川流域に大きく広がる、世界最大面積を誇る熱帯雨林である。省略してアマゾンとも呼ばれる。アマゾン熱帯雨林の面積の70%はブラジルにある。植物はエネルギーを得るために二酸化炭素を利用して光合成を行い、炭素を固定するとともに酸素を放出しているが、アマゾンは二酸化炭素を吸収する量が多いため「地球の肺」とも呼ばれている。しかし、主に牛の放牧地を作るために急速に森林が焼き払われている。
さらに、「アマゾン川 - Wikipedia」によるとアマゾン川は:
南米のブラジルとその周辺国の熱帯雨林(アマゾン熱帯雨林)を流れ、大西洋に注ぐ世界最大の河川である。数多くの巨大な支流を持ち、アマゾン川という名称はそれらの総称として用いられている。
なにしろ、「延長 6,516 km 」「水源の標高 5,597 m」といったデータだけを見ても凄さが分かる(正直、想像力が追いつかない)!
長さは、ナイル川に匹敵する。
…というより、「衛星写真や源流調査からもアマゾン川のほうがナイル川より長い可能性はより一層高くなっている」ということで、年内にも「アマゾン川が世界一長い河川」と正式に決定されるやもしれない。
河口にしても、「その幅は東京から名古屋・大阪までの距離に匹敵する300kmとも500kmともされる」し、「九州より僅かに広い面積を持つマラジョ島は中洲島と考えられている」という!
場所によっては、「乾季と雨季ではアマゾン川の水位は20m以上も違う」!
何もかも、スケールが違う。
スケールというのではないが、「アマゾン川の流れは絶えず変化しており、大きく蛇行して蛇行部分が切り離された三日月湖になる。そしてその肥沃な土壌と強い日光によって樹木は瞬く間に生長し、三日月湖はやがて埋まって元の熱帯雨林に戻り、再びアマゾン川が蛇行して三日月湖になるという変化を絶えず繰り返している」なんて話を聞くと、『方丈記』で、「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし」なんてのたまわった鴨長明も、この河の変貌ぶりの凄さを前にしたなら、ただ絶句するばかりだったに違いない。
ところで、そんな疑問など抱いたこともなかったのだが、「アマゾンの名の由来は定かではな」くて、「一般には、アマゾンの名はギリシア神話の女人族アマゾネスにちなみ、初期の探検者フランシスコ・デ・オレリャーナによって命名されたという説が流布している。別の説では現地語で似た音をもつ名があり、それによってアマゾナスと名づけられたという。他に、インディオの言葉で"Amassunú"といい、これに由来するともいう」。
要するに確たる説はないってことのようだ。
個人的には、女人族アマゾネスを応援したいが、根拠があるわけではない。
「最近では木材を切り出したり工業用の木炭の生産や畑を作るために森林破壊が続いており、自然環境破壊の問題も起きている」というし、「沿岸に住む人たちは生ゴミや汚物をアマゾン川に垂れ流しているが、世界の他の河川のような公害問題が起きていないのはアマゾン川の規模が桁違いに大きいからに過ぎない」といった問題点はあれこれあるが、「アマゾンの熱帯雨林は世界の二酸化炭素の4分の1を酸素に変えている」ことは別にしても、今でも(今のところは)、「アマゾン川は世界一健康な川(世界一汚染の少ない河川)でもある」という。
今なら、自然環境破壊の問題の解決が間に合うかもしれない!
生物についても、「豊かで多様性に富んだ動植物が数多く見られる」という。
魚類では、「ミシシッピ川では250種、ヨーロッパ全体では150種といわれる」一方、アマゾン川では、「肉食の淡水魚であるピラニア、淡水化したサメやエイ、1億年以上前から姿を変えることのない古代魚など、大西洋で見られるよりも多い2,000種類以上が発見されている」というのだ。
「アマゾン川流域には、約250種類の哺乳類、約1,800種類の鳥類が生息している。 特に昆虫全体に至っては、100万種以上が生息していると推測されている」ことも特筆しておきたい。
…と、ここまで書いてきて、リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の「命の森 アマゾン」というテーマが巨大で豊富すぎて、手に余る!
機会を設けて、次回はもう少し、焦点を絞って書いてみたい。
本稿に関連ないし参考になりそうなサイトを挙げておく:
「アフリカから始まった「人類DNAの旅」の追跡に誰でも参加できる:Goodpic」
「DNAでたどる日本人10万年の旅 書評 本よみうり堂 YOMIURI ONLINE(読売新聞)」(イブの子孫たちは、三回にわたって出アフリカを果たし、ヨーロッパ、インド、アジア、そして北米、南米へと移動した…)
「浅草サンバカーニバル(2009)に向けて - しょせんコンデジ -浅草サンバの画像-」
「羽根、あるいは栄光と悲惨の歴史」
「浅草カーニバルテーマの周辺散策」
「浅草サンバカーニバル幻想」
「壺中水明庵 「08浅草サンバカーニバル」画像情報」
(09/06/23 作)
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