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2009/02/26

オースターそしてブレイクロックの「月光」(後篇)

[本稿は、「オースターそしてブレイクロックの月(前篇)」の続篇です。]

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← Ralph Albert Blakelock 「Moonlight Sonata」(about 1889–92 77.15 x 55.88 cm Oil on canvas) (画像は、「Museum of Fine Arts, Boston Collections Search Results」より)

オースターそしてブレイクロックの月(前篇)」にて、「オースターそしてブレイクロックの月(前篇)」で、ポール・オースター著の『ムーン・パレス』で「ラルフ・アルバート・ブレイクロックの「月光」がどのように鑑賞されているか」、早速、転記して示したいとしている。

 ようやく後篇…本題に辿りついた。
 毎度のことだが、前置きが長くていけない。

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2009/02/20

岩佐又兵衛…浮世絵の源流? 劇画の開祖?

[本稿は、2月8日にアップする予定だったもの。自分でも分からない事情で(事情があったのかどうかも覚えていない…。多分、オフ会の影響だろうけど…)、アップするタイミングを失してしまった。下書きを書いてから十日以上を経過してしまった。完成稿じゃないけど、今日、アップしちゃう。]

 今日8日は伊藤若冲の誕生日。
 我がブログでは彼に付いてまだほとんど採り上げていなかったので、今日こそはと思ったが、調べている最中、岩佐又兵衛の名を目にした。

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↑ 『堀江物語絵巻(京都国立博物館本)』より (画像は、「アートゲノム第23回〜埋もれた宝を発掘する--岩佐又兵衛の場合  小川敦生 - nikkei BPnet」より)

 その途端、伊藤若冲は後回しにし、今回は岩佐又兵衛の周辺をちょっと巡ってみたくなった。
 伊藤若冲は…、またいつかじっくり腰を据えて。

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2009/02/07

Shuji, Takashi 感じたことを感じたままに

美に焦がれ醜に嵌って足掻く日々」などで、大雑把にはアウトサイダー・アーティスト、幾分、狭めると、(時に)アール・ブリュット(Art Brut)と呼称される画家達を採り上げたことがある。

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← 「Grue, s.d. pastel sur carton, 54 x 37.6 cm. 」 (画像は、「0utsider Art Japan」より)

 ジャンル的には、分類しようがない、マージナルマンというか、凡人で狭隘な常識にしがみ付いているものには窺い知れない世界に分け入って、戻らなくなってしまっている人たち。
 不幸なのか、あるいはその世界の中で幸せの絶頂か恍惚感かを味わっているのか、貧弱な想像力では考えも付かない人たち。

 今日は、そういう小生のような凝り固まった常識の殻をあっさりとぶち破ってしまっている一人、Shuji, Takashi (1974生)を採り上げる。

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