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2008/11/01

富山を描いた絵画の数々(2)

 本稿は、「富山を描いた絵画の数々(1)」の続篇です。

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← 裏庭に1本のミカンの木。大きく実ったミカンたちが少しずつ黄緑色に変化している。

 ネットで見つけた、富山の自然や市街地などの風景や光景を描いた絵画(版画)作品を、順不同の形で淡々と紹介していく趣向の記事の一環。
 あと一回で終わるか二回で途切れるか。
 ネットで見出すってのもなかなか難しい。

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→ 南桂子「花束を持つ少女」(1980) (画像は、「南桂子 Keiko Minami / ギャルリー宮脇」より。) 富山県高岡市生れの世界的な銅版画家・南桂子の描いたこの作品は、富山の風景を描いたものかどうかは分からないけど、心象風景としての富山(での思い出)が漂っているのでは…。


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← 織田一磨 『福野町吹雪』 (画像は、「福野町吹雪 5-10 by 織田一磨 - Mita Arts Gallery」より) 富山の福野町に疎開したことがあるという織田一磨。「版画にみる富山の美術」参照。「昭和20年(1945年)頃、第二次世界大戦の影響から多くの人が富山県に疎開してい」て、その中の一人が織田一磨。「昭和21年(1946年)から開催された富山県総合美術展では、洋画部門の審査員として、織田一磨、伊藤四郎、棟方志功、荒谷直之介など疎開作家たちが務め、郷土作家たちの大きな励みとなった」という。拙稿に、「織田一磨…消え去りし世を画に遺す」がある。


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→ 平山郁夫「幻の瀧」(1995年(平成7年)  116.5×80.3 紙本着彩) (画像は、「平山郁夫-黒部峡谷作品」より。) 「黒部峡谷・下の廊下に位置する十字峡の支流、剣沢にある剱大滝は、全12段、高度差135メートルの大滝です。滝への到達は困難を極め、これまでにこの滝の全貌を見た人は数えるほどにすぎません。瀑布の音が峡谷中に響きわたりますが、滝の姿が見えないため、「幻の瀧」の通称があ」るとか。平山郁夫は、ヘリコプターで現地を取材したという。


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← 福井爽人「黒部Ⅰ」(1993年(平成5年)  32×41 素描(鉛筆・パステル)) (画像は、「福井爽人-黒部峡谷作品」より。) 「黒部峡谷鉄道の中程にある出平湛水池(だしだいらたんすいち)の様子を描いて」おり、「昭和60年、出平ダムの完成により水没した樹々が、水面上に顔を出しながら立ち枯れてい」る…。「1993年初夏、水面近くまで、険しい斜面を降りて行き、草むらの中で、蚊取線香の煙を頼りに虫と闘い、暑さとも闘いながら、描かれた1枚」だとか。


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→ 田渕俊夫「黒部 氷筍」(1994年(平成6年) 142.0×112.0 紙本着彩) (画像は、「田渕俊夫-黒部峡谷作品」より。) 「氷筍とは、黒四発電所建設のために黒部奥山の山腹に掘られた横坑に、2月中旬から3月初旬にかけてできる、氷の柱」。「雫の落下が繰り返されるたびに、上へ上へと大きく育って行」く。「田渕先生は、厳冬の2月末に、トロッコは動いておりませんので、長野県の大町側から入山され、非常に寒い中で、懐中電灯のわずかな明かりを頼りに、棒小屋沢横坑でスケッチをしていただ」いたという。


参考:
版画にみる富山の美術
富山ゆかりの画人岸駒-岸家伝来の絵画資料をまじえて- - 富山県富山市の展覧会
セレネ美術館
服部 譲司 「草花」 油彩F8 - e-gallery ichimainoe
一枚の繪 - 作家一覧:葛西俊逸


関連拙稿:
古川通泰のこと
織田一磨…消え去りし世を画に遺す
前田常作:曼陀羅画に壺中天!
                             (08/10/21着手)

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