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2008/11/26

尾崎真吾のホッとワールド

 気がつけば、本稿(下書き)を書いてから一ヶ月となろうとしている。アップするタイミングを外してしまった。
 尾崎真吾氏は(以下、通例によって敬愛の念を籠め、敬称は略させてもらう)、細密で繊細な描写の鉛筆画の数々、絵本の挿絵などのホッとする世界、金子みすゞとの癒しの時空(金子みすゞ水彩画)などと多彩な世界を、柔軟な感性で展開されている。

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← 『そうっと そうっと』(木村 裕一【作】 尾崎 真吾【絵】 岩崎書店)

 尾崎真吾の作品は、精細な鉛筆画であっても、人をホッとさせる、何処かやわらかなもの、あたたかいものが息衝いているのを感じさせる。
 なので、勝手に「尾崎真吾のホッとワールド」などと題してみた。

 とにかく作品の数々に接するのがいいに決まっている。

 御覧になった方々は、どんな印象を持たれるだろうか。

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2008/11/25

2009年リベルダージ New Year Party のお知らせ!

 以下は、「2009年リベルダージ New Year Party のお知らせ!」からの転記です(詳しくはリンク先を御覧ください):

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→ パーティ会場である、成増アクトホールの外観。07年の新年会の際、成増駅のホームから撮影。

2009年リベルダージ New Year Party のお知らせ!

パーティ概要

新年のお楽しみ!リベルダージ・ニューイヤーパーティ!
毎年大好評なこの企画、来年は下記の通り開催する事になりま した。
是非、周りの人も誘って遊びに来てください!


日 時  2009年1月25日(日) 13:30開場 14:00開演(予定)
場 所  成増アクトホール
    東武東上線成増駅から徒歩1分・有楽町線成増駅から徒歩3分
会 費  1人 3,000円(高校生以下1000円、乳幼児無料)
     飲み放題、食べ放題!(お値段据え置き!)

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← 「2009年リベルダージ New Year Party」のチラシ

 === === (以下は、過去の画像情報) === ===

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2008/11/23

売薬版画・紙風船を懐かしむ(後篇)

[ 本稿は、「売薬版画・紙風船を懐かしむ(前篇)」の続篇です。 (08/11/23記)]

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→ 「富山名勝」(広貫堂 富山 39x27cm 中央に配置売薬業者・広貫堂の組織図が書かれ、その周囲に富山の名勝地と配置売薬の祖・前田正甫公の銅像などが描かれている。 K01178:くすりの広告文化 P.17 ) (画像・情報は、「人と薬のあゆみ-売薬版画・土産」より。)

 売薬のみならずもっと幅広くは薬種業ということになる:
薬種商の館 金岡邸
(このサイトの中の「富山売薬」では、当時の貴重なグッズの数々を写真でも見ることができる。さらには、「伝統的木造建築」なる頁も興味深い)

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2008/11/22

売薬版画・紙風船を懐かしむ(前篇)

 何かの折に偶然、「ショット 売薬版画 紙ふうせん 富山の薬売り」なるサイトに出合った。

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← 「売薬版画」 (画像は、「売薬版画・紙風船」より。) 「ショット 売薬版画 紙ふうせん 富山の薬売り」にてこの版画の存在を知った。

 小生の親戚にも売薬さんを稼業にされている方がいたこともあってか、小生には売薬さんや、そのオマケとしての紙風船などは懐かしい。
 折り畳まれたそれを空気を吹き込みつつ立方体に整え、お手玉などして遊んだ記憶がある。
 パン! パン! という音が今でも耳元で鳴るような気さえする。

 でも、小生が記憶する限りでは、「売薬版画」のことは知らない。
 一体、いつ頃までこうした版画が配られていたものなのか。
 そもそも売薬版画って、どんなもの?

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2008/11/19

「明日の神話」渋谷駅に常設展示!

 昨日、「巨大壁画:東京・渋谷駅に「明日の神話」常設 太郎と敏子、若い世代に」といったニュースがテレビなどでも話題になっていた。

「岡本太郎が約40年前に描いた巨大壁画「明日の神話」(縦5・5メートル、横30メートル)を、東京・渋谷駅前の複合ビル「渋谷マークシティ」の連絡通路に設置する工事が終わり、17日に一般公開された」というもの。
 テレビでこの作品を見て、太郎のこの大作の迫力を感じられた方も多いのでは。

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↑ 岡本太郎作「明日の神話」(部分 撮影は小生の手になる) 縦5.5メートル、幅30メートル!

 小生は、昨年、「東京都現代美術館」で生の作品に対面する機会に恵まれた。

 大きなフロアーの壁面を一つの作品が占めている光景は、それだけでも迫力があった。
 そのときは、ガラスなどで蔽われておらず、撮影もご随意にということだったので、一つの作品に何度シャッターを切ったことか。

 以下、関連の拙稿を紹介しておく:
岡本太郎「明日の神話」観てきたぞ
祈り込め「明日の神話」これからも

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2008/11/12

「虎」の岸駒

[本稿は、昨日アップした「「虎」の岸駒に会いに行った」の中で予告(?)していた、「「虎」の岸駒」です。]


 富山出身ないし富山にゆかりの画家(アーティスト)を探している。
 偶然、岸駒(がんく)という絵師の存在を知った。

 岸駒(がんく)は、「岸駒 - Wikipedia」によると、「江戸時代の画家。字は賁然。同功館・可観堂などと号す。岸派(きしは)の祖。加賀国金沢(現、石川県金沢市)出身」とある。

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← 岸駒「乳虎之図」(軸装 縦172 cm × 横116 cm)

 が、「石川県立美術館 所蔵品データベース-作家一覧 岸駒」によると、「現在の富山県に生まれ、金沢で育つ。姓は佐伯、名を駒とし、後に岸氏に改姓する。一般には音読みが通用する。画家で、京都で独学、諸派をあわせてみずから一家をなして岸派を開く。虎を描いたものは、とくに評判をとる」とある。
 金沢出身とある以上は、金沢生まれなのか、それとも富山生まれなのか。

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2008/11/10

「川中美幸コンサート」へ(後篇)

[本稿は、「川中美幸コンサート」へ(前篇)」に続くものです。…でも別に前篇を読まなくても支障はないけどね。]

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← 白っぽい和服から、真っ赤なドレスへ衣裳替え。歌も演技も上手いが、トークが絶妙だということを知った。オヤジギャグも交えてみたり。富山を歌った歌って、ありますと観客に聞く。「風の盆恋歌」といった曲名が出てくる。そこから、富山を代表する食べ物を観客に聞く。鱒の寿司、白エビ、ブリ…。彼女には「金沢の雨」という曲がある。こうしたネタを仕込んだ富山の歌も作りましょうか、なんて話もしていた。ただのサービストークだったのだろうか。

 そうした誤解も含めて歌はヒットする。正解など、正確な理解などありえるのかどうかなど小生は分からない。
 ジャズを日本固有のジャンルの音楽だと見なす人など居ないだろうけれど、日本人が歌ったり聴いたりしたら、もうその時点で日本人なりのテイストに加味され、案外と演歌や歌謡曲を聴いている年輩層と、同じような心持で音楽に浸っているってこともありえないではない気がする。

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2008/11/09

「川中美幸コンサート」へ(前篇)

 昨日の写真日記「写真日記…土に近いかもしれない生活(後篇)」の前書きにも書いたが、「オーバード・ホール」(富山市芸術文化ホール) が会場の)「川中美幸コンサート」へ行ってきた。

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→ 開演数分前の会場。幕が開く直前には五階まである会場内はほぼ一杯になった。演歌の根強さってのが日本にはある。会場は年輩の方たちばかり。小生が一番若い方だったりして。

 小生は(日本の)男性歌手だと、春日八郎、三橋美智也、村田英雄、石原裕次郎…といろいろいる。
 女性歌手だと、美空ひばりや香西かおりとか、竹内まりや、高橋真梨子、今井美樹…といろいろ。
 この中で、現役時代は(生存していた頃は)嫌い…か、敬遠気味だったのが、亡くなられてから好きになった歌手もいたりする。
 その代表格が、春日八郎、三橋美智也、村田英雄、美空ひばりといった面々。

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2008/11/08

「古川通泰のこと」再掲

富山を描いた絵画の数々(1)」の中で、古川通泰(ふるかわみちやす) の作品「祭り」の画像を掲げ、さらに、「小生には、「古川通泰のこと」と題した小文がある。後日、ブログにアップしたい」と書いている。
 延び延びになってしまったが、今日、多少、追記したり、幾分の訂正注記を加えた上で本ブログにアップする。

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2008/11/03

富山を描いた絵画の数々(4)

 富山を描いた絵画の数々を順不同で掲げていくという趣向のこの記事も4回目となった。
 無論、全てを網羅できたわけでも、できるわけでもないが、といって大よそをカバーしえたわけでもない。

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← 先月、県知事選があり、投票場となっている近くの小学校(母校!)へ、足を運んだ。学校のグラウンドは、幼時のある際に何度となく通り過ぎているが、体育館とはいえ、母校の建物の中に入ったのは、小学校卒業以来である。つまり、四十年ぶり! 出来の悪い小生には学校は敷居が高い。この画像は、投票を済ませたあと、帰ろうとしたら、廊下に生徒の作品が張り出してあるのを見かけ、思わず自転車を降り、窓(ガラス)越しにパチリ。子供、それも、幼児からせいぜい小学校の一年か二年までの子どもの絵を見るのは好きだし、楽しい。多くの子に想像力の可能性を感じる。…けれど、小学校の低学年を過ぎる頃には学校教育のなせる結果なのか、子どものうちに<常識>が育まれてしまって…なのか、思わず知らずのうちに規格に嵌まった、想像力が枯渇したかのような絵に成り果ててしまう。想像の翼に世間が、あるいは自分で重石をつけてしまうのだろう。

 例えば、「特別展「剱・立山展 ―山の見える町に暮らして―」」が「西田美術館」で、「郷土を描く―富山県立近代美術館収蔵作品より」が「富山市八尾美術保存展示館」にて、それぞれまさに今、会期中なのである。
 いつかは足を運んで見たい美術館や博物館が富山県内にもあると分かっているのだけれど、家庭の事情もあり、バス代にも事欠いている小生には、近くて遠い。
 だからこそ、ネットでその余韻や雰囲気をでもと、ささやかな営みを為している。

 とりあえず、この企画(シリーズ)は、今回で終えることにする。

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2008/11/02

富山を描いた絵画の数々(3)

 パンジーを7株、これは庭の中に。
 ついで同じくパンジーを10株、ついでテルスターを8株、これは表通り側に植えてきて、昨日はキキョウを8株、購入してきた。
 とりあえず、表通り側は26株で打ち止めにして、様子を見る。

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← 田圃に接する畑。ジャガイモを植えるべきか、寒菊などの花がいいのか。もっと華やかな花がいいか。

 但し、庭の中には、今月中にはチューリップ(の球根)を植えるつもりでいる。
 他には、寒菊などもあったらいいな、なんて。

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→ 我が家は築50数年。柱はしっかりしていると思うんだけど、土台が甘いのか、襖や窓の開け閉めが厳しい。しっかり閉まらない。隙間風もなかなかのもので、古い布団の綿を天井の透き間に突っこんだりして。寒風に蝋燭?

 一方、やはり、田圃に接する畑が殺風景。
 本来ならいろんな野菜(の種や苗)を植えるはずが時期を逸して、キャベツと白菜を少々植えただけ。
 まあ、来年に向けて、ジャガイモなんて、埋めておこうかな。
                              (08/11/02 記)
 
 === === ここから本文です === ===  

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2008/11/01

富山を描いた絵画の数々(2)

 本稿は、「富山を描いた絵画の数々(1)」の続篇です。

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← 裏庭に1本のミカンの木。大きく実ったミカンたちが少しずつ黄緑色に変化している。

 ネットで見つけた、富山の自然や市街地などの風景や光景を描いた絵画(版画)作品を、順不同の形で淡々と紹介していく趣向の記事の一環。
 あと一回で終わるか二回で途切れるか。
 ネットで見出すってのもなかなか難しい。

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