谷口ナツコ…痛々しくも色彩曼陀羅
「ヴァニラ画廊 vanilla-gallery」にて谷口ナツコ (Natsuko Taniguchi)さんというとんでもないアーティストを見つけた:
「vanilla-gallery 谷口ナツコ展「―小さなこと―」」
→ 『歯抜けた』(アクリル、油彩、キャンパス 120CM×120CM 2008) (画像は、「現代アートコレクターHILOWのblog ~ ハイロ・コレクション ~ハイロ・コレクション Vol.7 ~谷口なつこ~」より。)
谷口ナツコ(以下、敬愛の念を以て敬称を略させてもらいます)の絵画世界は、色彩感覚がぶっ飛んでいる。常人の感覚とは懸け離れている。
過剰なまでの色彩曼陀羅。横溢する血と痴と稚。
それでいて、何処かしらバランス感覚…平衡感覚のようなものがあると感じるので、鑑賞していて不安になるとか、居たたまれなくなるということもない。
同氏に近い(かもしれない)色彩感覚の絵というと、たとえば夜汽杏奈(「夜汽杏奈 ART 絵画 イラスト CG作品紹介」参照)とか草間彌生とか、作品によってはバスキアや絹谷幸二とか、あるいは伊藤雅恵(「ex-chamber museum review:伊藤雅恵 個展《9-20》」参照)とか、いろいろいるのだろうが、小生が知る限りでは、やはり今のところ谷口ナツコが際立っていると感じる。
小生が知る限りで匹敵しえると思えるのは、ぶっ飛んでしまってからのルイス・ウェイン(の猫)か:
「ルイス・ウェインの猫(その2)」
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