« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008/09/28

谷口ナツコ…痛々しくも色彩曼陀羅

ヴァニラ画廊 vanilla-gallery」にて谷口ナツコ (Natsuko Taniguchi)さんというとんでもないアーティストを見つけた:
vanilla-gallery 谷口ナツコ展「―小さなこと―」

00ee4c1f5e636b61f5361024

→ 『歯抜けた』(アクリル、油彩、キャンパス 120CM×120CM 2008) (画像は、「現代アートコレクターHILOWのblog ~ ハイロ・コレクション ~ハイロ・コレクション Vol.7 ~谷口なつこ~」より。)

 谷口ナツコ(以下、敬愛の念を以て敬称を略させてもらいます)の絵画世界は、色彩感覚がぶっ飛んでいる。常人の感覚とは懸け離れている。
 過剰なまでの色彩曼陀羅。横溢する血と痴と稚。

 それでいて、何処かしらバランス感覚…平衡感覚のようなものがあると感じるので、鑑賞していて不安になるとか、居たたまれなくなるということもない。
 同氏に近い(かもしれない)色彩感覚の絵というと、たとえば夜汽杏奈(「夜汽杏奈 ART 絵画 イラスト CG作品紹介」参照)とか草間彌生とか、作品によってはバスキア絹谷幸二とか、あるいは伊藤雅恵(「ex-chamber museum review:伊藤雅恵 個展《9-20》」参照)とか、いろいろいるのだろうが、小生が知る限りでは、やはり今のところ谷口ナツコが際立っていると感じる。
 小生が知る限りで匹敵しえると思えるのは、ぶっ飛んでしまってからのルイス・ウェイン(の猫)か:
ルイス・ウェインの猫(その2)

続きを読む "谷口ナツコ…痛々しくも色彩曼陀羅"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/09/25

五姓田義松…晩年の日本回帰は諦念? それとも…

 過日、ある方にコメントを頂き、その中に五姓田義松 (1855 - 1915) の「人形の着物」という作品に感銘を受けたとあった。
 その方には、「五姓田一族はどうやって高度な洋画の技術に到達したのか」といった問いかけもあったのだが、小生に的確な返答のできるはずもない。
 明治黎明期の画家たちの気迫といった精神論で逃げるしかなった。

2788020711

→ 五姓田義松『人形の着物』(明治16年(1883) 山岡コレクション) (画像は、「JDN -日本近代洋画への道 山岡コレクションを中心に」より。) こういう作品こそ、本物と対面しないと。

 せっかくなので、五姓田義松について調べようと思ったら、その最中、川村清雄というもう一人の先人に遭遇。

 川村清雄について、若干のメモをしたためた:
川村清雄…洋画の洗礼の果てに(前篇)
川村清雄…洋画の洗礼の果てに(後篇)

 今度はいよいよ少年の頃から天才と謳われた五姓田義松(ごせだ よしまつ 1855 - 1915) の番である。

続きを読む "五姓田義松…晩年の日本回帰は諦念? それとも…"

| | コメント (14) | トラックバック (4)

2008/09/23

川村清雄…洋画の洗礼の果てに(後篇)

[本稿は、「川村清雄…洋画の洗礼の果てに(前篇)」の後篇です。]

神戸新聞Web News 文化 尼崎で初の桜井忠剛展」によると、桜井忠剛の絵について、「気づくのは、横長の絵がとても多いこと。また異常に細長い絵もある。これは柱とふすまでできた日本家屋に、西洋画を掛けるための解決策。ついたてや板戸に描いたものもあり、いわば「油絵で描く日本画」の試みがなされている」としている。

P_kawamura_2

↑ 川村清雄《ヴェネツィア風景》 (Landscape of Venice) (画像は、「川村清雄《ヴェネツィア風景》コレクション名品選」より。) 「この《ヴェネツィア風景》は、明治14年に帰国するまでの約8年間にわたるヴェネツィア滞在中に、近郊の農家の庭先を明快な色調とすばやい筆致で描写した川村清雄の数少ない滞欧作品のひとつ」とか。

 その上でさらに「神戸新聞Web News 文化 尼崎で初の桜井忠剛展」によると:

「板の木目を重視し、画面構成をしている」と尼崎市教委の大槻晃実学芸員。漆塗りの板に油絵の具で描いた奇妙な味の作品も残されているが、これは「桜井の師の川村清雄と、桜井と同時期に京都で活躍した伊藤快彦にしかみられない」ことを明らかにした。

続きを読む "川村清雄…洋画の洗礼の果てに(後篇)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/22

川村清雄…洋画の洗礼の果てに(前篇)

 ひょんなことから川村清雄(かわむらきよお 1852-1934)という明治の(忘れられていた…が最近、再評価されつつある)画家の存在を知った。
川村清雄《ヴェネツィア風景》コレクション名品選」によると、「嘉永5年東京に生まれ、幼少期から日本画を学び、16歳頃から3年間川上冬崖について西洋画法を学んだ川村清雄は、明治3年徳川宗家の給費留学生として政治法律研究のため渡米するが、まもなく本格的な絵画研究に専念、翌々年パリへ、次いでイタリアに赴き、ヴェネツィアの美術学校に入る」とある。

Anko20

↑ 川村清雄「なた豆に雀」大正末~昭和初期  板 漆地塗 油彩  36.3×84.5cm) (画像は、「那珂川町馬頭広重美術館」より。)

 ひょんなことから、というのは、「五姓田義松」のことをあれこれ調べている最中に、「日本近代洋画への道 ―山岡コレクションを中心に―」なる頁に遭遇し、その中で、川村清雄の《ベニス風景》(油彩・板)という作品に惹かれたことである。

続きを読む "川村清雄…洋画の洗礼の果てに(前篇)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/20

アルフォンス・ミュシャの流麗なる装飾美

 好んで読む書き手の一人に鶴岡真弓(以下、例によって敬愛の念を籠め、敬称は略させてもらう)がいる。
 単に書き手と呼ぶと失礼に当たるだろうか。同氏は、美術史学者であり、ケルト芸術文化の研究家、および、ユーロ=アジア世界の装飾デザイン交流史の研究家として有名のようだ。

Amdesi10

→ 「Tableware」 (「装飾資料集」より) (画像は、「Alfons Maria Mucha (1860-1939) (Czechoslovakian)」から。) 上掲書に載っていた作品の一つ。

 小生にとっては特にケルトなどヨーロッパなどの古代から中世の文化に関心があり、ケルト芸術文化の研究家としての著作に興味が掻き立てられる。
 これまで著作や訳書を何冊、読んできたか分からないが、過日、読了したのは、『装飾の神話学』(河出書房新社 2000/12/20 出版)である。

続きを読む "アルフォンス・ミュシャの流麗なる装飾美"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/18

浅草サンバカーニバル幻想

謝肉祭 - Wikipedia」によると、「謝肉祭(しゃにくさい)とは、カトリックなど西方教会の文化圏で見られる通俗的な節期」で、「仮装行列やパレードが行なわれたり、菓子などを投げたりする行事が行なわれる」とか、語源については、「カーニバルの語源は、一つにラテン語のcarne vale(肉よ、さらば)に由来するといわれる。ファストナハトなどは「断食の(前)夜」の意で、四旬節の断食(大斎)の前に行われる祭りであることを意味する」とか、あるいは「この農耕祭で船を仮装した山車であるcarrus navalis(車・船の意)を由来とする説もあ」ったりする。

Sscf4949

↑ 以下、ピーテル・ブリューゲルの絵画を除き、画像は全て、batoさんの「コンデジ画像館 (浅草サンバカーニバル)」内にある、「浅草サンバカーニバル(2008)スナップIndex」より。撮影は一部を除いてFinePix S100FS。大きな画像で見てみたい!

 後者の語源(説)がどれほど妥当性があるのか、小生には判断が付きかねる。
 ただ、リオや浅草のサンバカーニバルで、アレゴリア(山車)が一つの呼び物(見物)であるのは、根拠のあることだし(浅草サンバカーニバルの出場規定の一つなのは別儀としても)、むしろ、花形であり、もっともっと注目を浴びていい出し物だと理解すべきなのだろうと思う。

続きを読む "浅草サンバカーニバル幻想"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/09/17

ベリーダンサーさんサイト情報

 日本に拠点を置いて活躍するベリーダンサーさんのブログ(やHP)を集めてみました。
 但し、ネット上などで散見したものなどをアトランダムに列挙します。

Tos0805

← Belly Dance Japan Vol.5 【ベリーダンス・ジャパン】(イカロス出版) (画像は、「Belly dance Japan ベリーダンス・ジャパン Vol.5」より。) 「SARASA掲載号!Belly Dance Japan Vol.3 【ベリーダンス・ジャパン】 イカロス出版」参照のこと。

 いうまでもなく、全てのベリーダンサーさんのサイトを網羅したわけではありません。
 こういうベリーダンサーさんのブログやHPがあるという情報、待ってます。
(本音を漏らすと、富山にベリーダンスショー(ライブ)を見せてくれる店や、富山で活躍するベリーダンサーはいないかと探していて、いつの間にかこんな頁ができてしまった…。)

 ダブりがあるよとか、こういうサイトがあるって情報など、どうぞお寄せください。

続きを読む "ベリーダンサーさんサイト情報"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/09/12

林アサコ…野蛮なるメルヘンの世界

 先月27日にアップした拙稿「西牧徹の黒戯画的ユートピアとロリータ文化」なる記事の中で簡単に触れていた「林アサコ」という名の画家のことが気に掛かっている(以下、敬愛の念を籠め敬称は略させてもらいます)。

Ca5w9q2q

→ 本稿の主役「林アサコ」!(西牧徹撮影) 目の力。猫より強烈! 男どもの欲望は勿論だが、女自身の本能だって見逃さない ? ! 獣欲とロリータとはメビウスの帯の面の如く同じ地平にあるのかも。

 林アサコが西牧徹を作品も含め魅了し、ついには西牧徹の写真でモデルを務めていることなどは上掲の記事にも書いた。

 が、林アサコの小悪魔的ワールド(大人が勝手に小悪魔めってって焦れているのだが…って、林アサコも立派な大人なんだけど)を巡って、そのうち改めて採り上げたいと思いつつ、あれこれあってのびのびになっていたのだ。

続きを読む "林アサコ…野蛮なるメルヘンの世界"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/10

浅草サンバカーニバルから(8)…照明の下の真珠たち

 幕を開け、劇場(シアター上野)の中に入ると、スポットライト風な照明がステージの上に。
 そこには全裸の女性がまさに踊っている最中。
 6人の出演者の一通りの演技が終わってからの、あるいはせめて一つのショーごとに中の客を入れ替えするわけじゃなく、客は半券を持っている限り、いつでも劇場の中へは出入り自由。幕の外でタバコを燻らす男たちは、一服していたというわけのようだ。
 それどころか、半券に判子か何か印をつけてもらったら、地下の劇場から階段を上り1階の出入り口から外へも出ることができる。
 何も知らない小生は、うっかりショーの真っ最中に、それもストリップショーの一番の見せ場の時に迷い込んでしまったというわけなのだった。
 ステージは広くはない。
 というより、劇場の中自体、せいぜい立ち見も含め40人ほど客が入ったら、もう一杯。
 ある意味、家族的な雰囲気…仲間内の(あるいは会員制的な)雰囲気さえ漂っている。
 三十席ほどの椅子席はどれも塞がっている(か、バッグなどで占有を示している)。

続きを読む "浅草サンバカーニバルから(8)…照明の下の真珠たち"

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008/09/09

浅草サンバカーニバルから(7)…「真珠の女たち」に会いに

 コロー展の会場である国立西洋美術館を出たら、外は雨。
 どうやら、雨が降り出したところだったようだ。
 傘の花が開き始めている。
 さすがに館内の光景は撮影できなかったので、せめてもと思い、門のところの大きな看板を撮り、上野駅前にある東京文化会館で雨宿りした。
 傘を持っていないわけじゃないのに、雨宿りとは変だが、まあ、夕方以降をどう過ごすかゆっくり考えようと、ホール内の椅子に腰掛け、休憩し、下手な考えに耽ってみたわけである。

2008_0831071003tonai0163

→ フェルメール展コロー展の間に佇んでいた上野公園の一角。多分、二時間あまりもベンチでゴロ寝やら何やら。
 
 東京藝術大学大学美術館や国立科学博物館、上野の森美術館など、上野界隈だけでも見所が一杯あるのだが、もう夕刻になってしまっている。
 でももう、展覧会を楽しむ時間は過ぎている。
 夜十時過ぎ品川駅発の夜行バスに乗るので、それまでの時間をどう過ごすか。
 ホールでぼんやりしていても、結局、何の知恵も浮ばなかった。

続きを読む "浅草サンバカーニバルから(7)…「真珠の女たち」に会いに"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/09/08

浅草サンバカーニバルから(6)…『真珠の女』に会う!

 カーニバルは終わった。その結果も見届けた。
 雨が降り頻っている。
 行く宛ても何をする予定も何もない。
 自由な時間。

2008_0831071003tonai0154

← 土曜日(30日)の夜、宿泊したカプセルホテル。部屋の光景はこんな風。小生の心のように殺風景。

 そろそろ八時頃だったろうか。
 とりあえず、食事だ。
 浅草を離れきれず、浅草界隈をリュックを背に傘を差して宛てもなく歩き続けた。
 どの店も一杯。…というより、自分が入る気になる店がない。
 バカみたいにあてどなく歩いているうちに、何処かの角でカプセルホテルを見つけた。
 へえー、あんなところにカプセルホテルが。
 仕事で何度となく通りかかっているけれど、全く気付いていない。
 部屋の空きがあるのかどうか分からないが、今夜の宿泊はそこに自然と決めていた。

続きを読む "浅草サンバカーニバルから(6)…『真珠の女』に会う!"

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2008/09/07

浅草サンバカーニバルから(5)…宴の後

 夕方の七時頃だったろうか、浅草寺の駐車場を使っての作業が制限されている時間となった。
 小生は作業場を抜け出し、着替えのため控え室へ。
 スタッフとしての活動の際に雨に降られた衣服も完全ではないが、渇き始めている。
 オレンジ色のTシャツの色が落ちてズボンも何もかもが淡いオレンジ色に。

2008_0831071003tonai0105

← この頁では、浅草のコース脇から撮った、主にダンサーさんの画像を載せる(本文と画像は基本的に関係がない)。但し、我がチームのものではなく、午後の二時過ぎ、たまたま目にした、しかも、スタート前の姿。なので、踊る躍動感なんてものは期待できない。
 
 控え室へ向おうとしたら、作業の間は止んでいた雨がまた降り出した。
 最後の最後まで雨に祟られるカーニバルとなった。
 チームのテーマ「海中探検」があまりにタイムリー ? !

続きを読む "浅草サンバカーニバルから(5)…宴の後"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/09/06

浅草サンバカーニバルへ(4)…美は細部にあり!

[不明な用語については、「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバルパレード全体イメージ--」、あるいは「サンバ(ブラジル)関連用語解説」を参照してください。]

2008_0831071003tonai0068

→ この頁では、アレゴリア(アプリアーラ)の細部にこだわっていく。遊び心たっぷりの美と匠(たくみ)との粋は細部にあり!

 さて、いよいよパレード地点へ向うという合図が来た。
 山車は大きいし、高いし、幅も広い。山車の天辺は沿道の並木の枝葉に触れる。
 神経を使いつつ、スタート地点へ。
 スタート地点に立つと、ダンサー陣などの面々が出迎える。
 ワオーという声が上がる。


続きを読む "浅草サンバカーニバルへ(4)…美は細部にあり!"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/09/05

08「志村銀座まつり サンバinシムラ」!

9月7日(日)は、恒例の「平成20年 第37回志村銀座まつり」が催されます。
「第37回志村銀座まつり」は、14:00に始まります。
 その中で、我がサンバエスコーラ(チーム)・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)によるサンバパレードが行なわれるわけです。

 サンバパレードの概要は下記:

17:40 1ST パレードスタート
18:30~18:40 1ST ステージ
18:45~18:55 志村商店街 1ST ステージ
19:30 2ND パレードスタート
20:00~20:10  2ND ステージ
20:30 リベルダージ・志村商店街 合同演奏

最寄り駅:都営三田線 志村坂上

詳細や過去の光景などは下記の公式頁を参照のこと:
志村銀座まつり サンバinシムラ

 昨年の様子や、画像情報、過去のパレードの小生の手になるレポート記事などは下記にて:
「サンバinシムラ」情報:追記あり!
 旧稿である「03志村銀座サンバパレードに行って来た」をリ・アップしました!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

03志村銀座サンバパレードに行って来た

[本稿は、「03/09/08」付のメルマガにて公表したもの。追われる方の迷惑も顧みず、無我夢中で追っ駆けし始めていた頃のもの。本稿は、その後、HPに掲載したが、画像の容量の問題で削除。5年前の記事。改行を変更し、一部のみ削除したが、原則的に当時のまま再掲する。いつか、当時の画像が見つかったら、画像も掲げたい…のだが、古いパソコンは故障したままなのだ…。]

志村銀座サンバパレードに行って来た」(03/09/08記)

 やあ、今日の見物は疲れました。勝手にファンになっているリベルダージというサンバチームの追っ駆けをしている(正確に言うと、ネットでのたまたまの知り合いとなったそのチームの中のSさん、Cさん二人のファンとなったのが、チームを追っ駆ける切っ掛けとなったのである。

 商店街でのサンバパレードは、チームの数が多くても三つ。それが今回はリベルダージだけ。一つだけだし、それなら前にも経験したなと思っていたが、今日は、予想外の長丁場になり、運動不足というより運動欠如の小生の身には堪えたのだ。
 但し、天気は曇天。ちょっと雨を心配したが、ネットで志村の天気を事前にピンポイントで調べたところによると、幸い明日(当日)の夕方までは降らないという。

 気温的には小生にも、そして激しい踊りをされるダンサー(パシスタと呼ぶ)にも望ましいものだったと思う。
 会場の熱気があるからよかったが、ただじっとしているとポロシャツ一枚では、吹く風が寒いほどだったりしていたかも。この前の浅草サンバカーニバルも、比較的低い気温だった。踊られる方にも、小生にもラッキーである。

続きを読む "03志村銀座サンバパレードに行って来た"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/04

浅草サンバカーニバルへ(3)…水の泡でも夢は夢

[用語については、「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバルパレード全体イメージ--」、あるいは「サンバ(ブラジル)関連用語解説」を参照してください。]

 アレゴリア置き場(作業場)といっても、そこは浅草寺の裏手で駐車場となっている辺り。
 数々あるアレゴリアには青いビニールシートが被されている。
 昨日の雨を物語っている。
 駐車場の砂利道というか泥の面を見ても、雨でぬかるんでいるし、水たまりも方々にある。

2008_0831071003tonai0027

← 次第に晴れてきた。制作に当たるスタッフも集まってきている。制作スタッフといいつつ、ほとんどがパレードする当人たちである!

 ただ、曇ってはいるが、雨が降っていない。
 それどころか、次第に晴れてきて、ついにはジリジリする暑さに!

 どのチームも、メンバーが徐々に集まってきて、アレゴリアやアプリアーラの上のシートを外し、作業を始めだした。
 パーツの組み立てを含め、細部の造作など、最後の作業がたくさん残っているのだ。


続きを読む "浅草サンバカーニバルへ(3)…水の泡でも夢は夢"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/09/03

浅草サンバカーニバルへ(2)…東京 ! サウダージ

 さて、出発の日時が近付いた。
 アルバイトのほうも、29日の金曜日や週末の土日を含め、休みにさせてもらった。
 父母も小康状態を保っている。
 あとのことは姉に頼んである。土日には忙しい中を我が家へ来てくれる。

2008_0831071003tonai0022

← 青いビニールシートや足元の泥濘が前夜の天候を如実に物語っている。

 夜の10時頃になって、やっと旅の準備。慌しくて、用意するものも分からず、思いつくままカバンに詰め込んだ。
 オートバイをやめ、自転車通勤していた際、使っていた、リュックサックが旅行カバンだ。
 荷物を背中に背負うと、両手が開くし、体のバランスもいい。疲れ具合が気のせいか、違うようでもある。

 東京から帰省する際には、パソコンをバッグに忍ばせたものだが、今回はパソコンも自宅に残したまま。
 東京では浅草に徹する。他は予定なし。

 11時を回った。バスが到着する11時40分が迫ってきている。

 思いつくものをバッグに放り込んで、いざ駅前まで。

続きを読む "浅草サンバカーニバルへ(2)…東京 ! サウダージ"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/09/02

浅草サンバカーニバルへ(1)…東京へ

[「浅草サンバカーニバルへ」を全6回の予定でアップさせる。浅草サンバカーニバルのレポートは、3回目と4回目の予定。但し、2回目以降は浅草サンバカーニバルのアレゴリアやアプリアーラの画像を満載。ダンサーさんの画像は??]

 八月末、東京へ行ってきた。
 1978年の春に学生時代を過ごした杜の都・仙台から引っ越してきて、今年の二月末まで一人暮らしを続けてきた東京へ。
 つまり東京は30年間、暮らした地なのである。

2008_0829071003tonai0010_2


← 29日、富山での夕景。

 家庭の事情があって東京は大田区の住まいを引き払って郷里の富山へ戻った。
 二月末以来の東京。早くも半年が過ぎたというべきか、まだ半年なのか分からない。
 でも、バスの車内から眺める東京の風景は、ひたすら懐かしく感じられるものだった。

続きを読む "浅草サンバカーニバルへ(1)…東京へ"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008/09/01

「08浅草サンバカーニバル」画像情報

第28回浅草サンバカーニバル」の審査結果は下記頁へ:
http://www.asakusa-samba.jp/samba-2008-judge.pdf

2008_p8151242

← 2008年浅草サンバカーニバルのポスター (画像は、「浅草の風 8-30(土)、2008年浅草サンバカーニバルのポスター」より。)

以下は、お馴染み、Kaw Charlieさんの手になる動画(冒頭付近に小生の雄姿(?)も! Kaw Charlieさんのサイト:「Charlie K's Photo & Text」 浅草などサンバ関係のサイト:「Samba Pictures, Charlie K.」):

雨中のパレードでも三位と頑張ったG.R.E.S. リベルダージの動画:
浅草サンバ2008 リベルダージ」 

優勝したバルバロスの動画:
浅草サンバ2008 バルバロス

昨年は優勝、今年は惜しくも二位となったウニアンのパレード動画:
浅草サンバ2008 ウニアン

動画共有・ビデオブログ エキサイト:ドガログ 「浅草サンバカーニバル2008」 投稿者: kohta0503さん


浅草サンバカーニバル2008 動画投稿・動画共有 FlipClip

浅草サンバカーニバル 2008 その22
(この頁の半ばに動画への入口がある。)

以上は動画。

続きを読む "「08浅草サンバカーニバル」画像情報"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »