« 「阿弥陀鉤召図」を見つけた! | トップページ | 08馬橋パレード情報! »

2008/08/21

木版画家ジュディオング(倩玉)

 富山で有名人というといろんな方が居られるが、奥野達夫さんもその一人である。
 以前、小生がメールマガジンを配信していた頃は(現在、開店休業中)読者でいてくれて、時にはメッセージも寄越してくれた。
 が、小生の怠慢とブログへの活動の場の移動もあって、メルマガの配信も頓挫してしまい、小生、面目を失している。

017696_2

← 「華堂初夏」ジュディ・オング(倩玉)作 (画像は、「公式ブログ「―忘れ得ぬ人―」 ジュデイ・オングさんは南砺のファン」より。)

 帰郷したこともあり、久しぶりに同氏の「公式ブログ「なんとコラム」」をゆっくり眺めていたら、いろいろ興味のある話題の中に、ジュデイ・オングさんのことが記事になっているのを発見:
公式ブログ「―忘れ得ぬ人―」 | なんと!ブログ | 南砺市 市民参加型地域ポータルサイト なんと-e.com ジュデイ・オングさんは南砺のファン

にほんブログ村 美術ブログ 版画へ
にほんブログ村

 歌手や女優としてのジュデイ・オングさんは有名なので、今更、何を言うまでもないだろう:
Judy's World 」(ジュディオング公式サイト)

 同時に、版画家としてのジュデイ・オングさん(以下、敬愛の念を以て敬称は略させてもらう)の活躍も既に広く知られている。
 小生もしっている…というより、「魅せられて」以来のジュデイ・オングファンなので知っていて当然かもしれない)。

20080715_310577

→ 「紅楼依緑(こうろういりょく)」倩玉作 (画像は、「ニーハオ! 二胡の調べと囲碁の日記 版画家 倩玉(せいぎょく)先生」より。) 「名古屋の老舗料亭を描いた作品で」、「2005年(平成17)年/第37回日展特選を受賞」した。

 日展特選の腕前なのである。
1975年、棟方志功門下の版画家・井上勝江氏に師事、木版画家としての道がスタートする」ということで、かの「ジュデイさんは、棟方志功の孫弟子にあたる」方でもある。
 
 奥野達夫さんは、南砺市立福光美術館の館長もされているのだが、「美術館の学芸課長が、 日展の版画家であるご縁から、 2002年に、ジュデイオング展を企画」ということで、ジュデイオング展が開催されていたことも、当時、知っていて、東京在住の小生、歯痒い思いでいたものだ。

 Image6_2

← 《祇園白川》 (ぎおんしらかわ) 2004(平成16)年/第80回白日会出展 (画像は、「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」より。)

 ジュデイ・オングは、木版画家として活動される場合は、本名の倩玉(せいぎょく)という名前を使っているとか。
 その切っ掛けは、「鳳凰迎祥」を宇治平等院に奉納した時のことだとか。
歌手のジュディ・オングが描いたものでなく、純粋にひとつの作品として見てもらいたいから。そして“北斎”のように、後世にも作品としてずっと残ってほしいのです」と語っているのだ。

 木版画家としての倩玉(せいぎょく)については、 ジュディオング公式サイトである「Judy's World」の中の下記が必見:
Woodblock Print Art

Hanga10_2

→ 「鳳凰迎祥」(第35回日展入選 100号) 「2005年3月8日 宇治平等院に奉納された木版画」である。

歌手・木版画家 ジュディ・オングさん」も木版画に目覚めた切っ掛けや思い入れ、忙しい中、どっやって制作の時間を持っているのかなど、あれこれ書いてあって必読。

版画は、刀1本で彫り上げるもの。「はっきりしている」ところが私の性格に合っているみたいです」と語っておられる。
 小生には到底、真似の出来ない世界。
 だからなのか、小生は木版画や銅版画の世界が好き。

 芸術家にとっては常に真剣勝負、白刃を手にする気持ちで制作しているのだろう。
 倩玉(せいぎょく)の作品には、彼女のクレバーさと真剣さとが如実に表れているように感じる。

Ginkakuruisetsu

← 「銀閣瑞雪」ー '06 日展入選作品 ー (画像は、「Woodblock Print Art」より。)

版画関連拙稿:
フィリップ・モーリッツ 滅びの世界をユーモラスに?
デューラー『メランコリア I』の周辺
橋口五葉:ふるきよき美人画
川瀬巴水 旅情詩人と呼ばれた版画絵師 没後50年展
浮世絵版画に文明開化:小林清親(後篇)
「清宮質文展 生誕90年 木版画の詩人」 ! !
高橋松亭…見逃せし美女の背中の愛おしき
ヤンセンや北斎のエロ学ぶべし?!
井上安治:影法師切なる思い描きしか

|

« 「阿弥陀鉤召図」を見つけた! | トップページ | 08馬橋パレード情報! »

富山情報」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

旧稿を温めます」カテゴリの記事

美術エッセイ・レポート」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。以前、貴サイトで素敵なご紹介を頂きました黒戯画家の西牧徹です。その節はありがとうございました!今日はまた私的情報で恐縮なんですが、もしまた告知、ご紹介など頂けたらと思い、図々しくもメールさせて頂いております。今年の10月より、スペインのバルセロナの画廊で『fantasia erotica japonesa』という展覧会に出展するんです。そこでもしご紹介頂ける場合は
サンプルとしてぼくの作品データをお送りしたく思っているんですがいかがでしょうか。突然の不躾なメール大変ご迷惑かもしれませんがご返事頂ければ嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。それでは!

投稿: 西牧徹 | 2008/08/22 17:38

西牧徹さん

ようこそ!

まさかご本人からコンタクトが。

勝手な記事を書いて失礼しました:
「西牧徹…ラブドール幻想」
http://atky.cocolog-nifty.com/manyo/2008/06/post_c0ca.html

この記事は今も途切れずにアクセスがありますよ。
なんともユーモラスでエロチックで小悪魔的な世界ですね。
危険な世界のはずなんだけど、妙に愉しくなってしまう。
こちらの助平心が掻き立てられるようです。

スペインのバルセロナの画廊で展覧会を!
素晴らしいですね。
微力ながら応援したくなります。
依頼の件、メールで返事しますね。
勿論、是非、協力させてもらいたく思ってます。

投稿: やいっち | 2008/08/22 20:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52847/42230320

この記事へのトラックバック一覧です: 木版画家ジュディオング(倩玉):

« 「阿弥陀鉤召図」を見つけた! | トップページ | 08馬橋パレード情報! »