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2008/08/02

音と光のページェント:納涼花火大会へ!

 花火大会へ行ってきた。
 正式名称は、「第62回北日本新聞納涼花火 」という。
 毎年8月1日の夜に催されるもので、場所は神通川有沢橋下流で、時間は午後7時45分(小生が見物場所に付いたのは七時半過ぎで、既に打上げが始まっていたような)から8時半過ぎ頃までだった。

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→ 花火も素晴らしいが、川面に揺らめく光も見逃せない。なので、以下、できるだけ川面の光景の美しさも見て欲しい。

 会場に間近な橋である有沢橋の画像は、某書からの転載らしいが、「神通川・・有沢橋 - 比企の丘から」のものが見事。

 花火の数は2千数百発と、近年、全国的に催される大会の中では、際立って多いとも言えない数だろう。
 でも、この花火大会の主旨が他とは違っていて、「毎年8月1日に行われるこの納涼花火大会は、富山大空襲で犠牲になった人達の鎮魂と永遠の平和を願うため、終戦直後の昭和22年より行われてい」るもの。
 なので、小生は昨年の夏・終戦記念日に「花火大会と空襲の間に佇む」なる記事を書いている。

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 富山には、先の戦争に無縁ではない全国的なイベントがもう一つある。
 それは「全日本チンドンコンクール」である。
 主旨は、「富山の春の風物詩として、今回で54回目を迎える「全日本チンドンコンクール」は、富山市が戦災の焼け跡から立ち直り復興した昭和30年に、市民の心に明るさを取り戻そうと、富山商工会議所や富山市などが中心となり誕生し」たというもの。
 小生には、これまた「来週は全日本チンドンコンクール!」や「富山といえば…チンドン屋篇」などの拙稿がある。

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 今夜(時間的には既に昨夜)開催された「納涼花火大会」へはいけるかどうか微妙だった。
 というのは、当夜は仕事の予定が入っていたからだ。
 但し、会社へは八時半まで出社せよ、ということだったので、食事などの雑事を済ませて、自転車で、あるいは車で会場近くへは無理としても、神通川の何処かの橋へ駆けつけよう、そしてホンノチラッとでも眺めたいとは思っていた。

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← 花火大会の会場間近では、まさに音…音楽と光のページェントが体験できるはず。

 で、いざ、出かけようとしたら会社から電話が。今夜の仕事は、花火大会で道路がメチャ混みだし(車での移動は難しくなるので)キャンセルしてください、だって。
 着替えて車に乗り込もうとしていた小生は拍子抜け。
 でも、我が仕事の場合、予定が狂うのはしばしば(仕事がないはずが、夕方や夜になって急遽、呼び出されることも間々ある)。

 仕事のはずが休みに。
 時間がポッカリと空いた。

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→ 花火の大敵は風雨。が、全くの無風も案外と辛いようだ。花火が炸裂したあとの煙が漂ったままになり、次の花火が若干なりとも霞んでしまう。それでも、綺麗。

 小生、せっかくだからと自宅に入る(戻る)のを止め、自転車を駆って神通川へ向った。
 自転車のカゴには、仕事の際、必ず持参するペットボトルのお茶を放り込んで。
 会場近くへは到底、無理として、神通川に架かっている自宅から一番近い橋へ向った。
 橋の上に立ったのは七時半を幾許か回っていたような気がする。

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 橋を登り始めようとしたら、建物の透き間から花火が、そして間もなくドーンという音が。
 小生は橋のど真ん中付近に自転車を止め、橋の欄干に凭れ、打上げ花火の乱舞に観入った。

 会場からは何本かの橋で隔たっていることもあってか、橋の歩道には肩を接するほどの観客は居ない。
 橋から河の土手を見遣ると、土手にはズラーと観客が。
 橋の後方にも対岸にも観客がいるわけで、これが会場付近どころか、会場のさらに上流にも居並んでいるのだろうから、観客の数は相当なものになるだろう。

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 夜の娯楽の少ない富山。
 浴衣姿の若い男女が目立つ。家族連れも。小生のようなうらぶれた中年男が一人、欄干に凭れて花火に見入っている、なんて姿は、ちょっと見当たらない。
 かなり異質な部類か。
 まあ、レポートか何か書くつもりもあって来ているので…なんて、心の中で言い訳したりして、気の弱い奴である。

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← 色とりどりの光のおはじきみたい。

 噂によると、大会の終了時間が中途半端(例えば昨年は8時40分頃)なのは、21時に富山空港着の全日空 便が着陸するため、つまり旅客機が神通川を遡上してくるから、だとか。
 大会の規模が小さいのは、スポンサーが北日本新聞一社だからなのだろうか。地元のテレビやラジオ局や企業は協賛しないのだろうか?

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→ アンドロメダや銀河系などの星雲が集ってダンスしているよう!

 小生は見たことがないのだが、「音楽と花火が華麗な競演をみせる音楽花火」があるとか。
エンターテイメント性の高い花火」が観られるのは、「マツダ」のプロデュースの御蔭なのか。ホームページはちょっと貧相だが、本業が大事だから、どうでもいいことか。
 とにかく、花火の醍醐味は、やはり、打上げを間近で観ないとダメなんだろう。

 こうした音(音楽)と光のページェントは、たとえ短時間でもニュースのトピックスの中で採り上げられるかと思ったが、小生が見逃しただけなのか、全く報道されない。

                      (この稿、続く。)

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コメント

TBありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: ヒキノオカビと | 2008/08/02 20:31

ヒキノオカビとさん

記事「神通川・・有沢橋 - 比企の丘から」、参照させていただきました。
ありがとうございました。

投稿: やいっち | 2008/08/03 09:44

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» 神通川・・有沢橋 [比企の丘から]
9月26日の朝、立山室堂の散策に出発です。急ぐことはありません。街の中を走って神通川の有沢橋に出ました。右岸堤防の上からの写真です。大きな川です。飛騨高山の街中を流れる宮川はこの川の上流です。 新田次郎の小説「神通川の冒頭に「神通川と有沢橋」が出てきます。 ビルマ戦線から帰還した婦中町(現富山市)の医師熊野正澄(萩野昇)が爆撃により廃墟と化した富山市内を歩いてこの橋の畔に立ちます。川に下りて水を掬って飲み干し 「いかなる河川も、その美しさにおいて故郷の神通川に及ぶものはなかった」 と心の中でつぶや... [続きを読む]

受信: 2008/08/02 20:29

» 花火の撮影方法 あなたのデジカメでも撮れるかも? [brokentoaster/wordpress]
コンデジCanonIXY900ISで撮影した写真↑ 明日から8月ですね~ 8月1日の富山市の神通川の花火を始め 8月2日の魚津市の魚津港の花火など 富山県内の花火大会が本格化していきます。 ※花火大... [続きを読む]

受信: 2008/08/02 22:31

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