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2008/08/29

何ゆえ浅草でサンバカーニバルが始まったのか:追記

何ゆえ浅草でサンバカーニバルが始まったのか」への追記です。

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→ 映画『黒いオルフェ』 (画像は、「映画 黒いオルフェ - allcinema」より。) 「ギリシア神話のオルフェとユーリディスの挿話に基づき、ブラジルの詩人ヴィニシウス・デ・モライスが書き下ろした物語を映画化したもの

浅草サンバカーニバル - Wikipedia」には、「浅草はかつて映画館や演芸など娯楽の一大中心地として名を馳せたが、昭和30~40年代にはすでに街の活気が下火になりつつあった。これを案じた当時の台東区長である内山榮一と浅草喜劇出身俳優の伴淳三郎の発案により1981年に初めて実施されたといわれる」という<定説>を示した上で、下記の記述が続いている:

ただし一方では、兵庫県神戸市がすでに神戸まつりでサンバパレードを行っていたことから、浅草の商店街や観光連盟などが読売新聞社を通じて、神戸まつり関係者にコンタクトを取ってそのアイディアを浅草サンバカーニバルに流用したというのが真相であり、伴淳三郎の話は後づけであるという指摘もされている。

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2008/08/28

30日(土)は浅草サンバカーニバルの日!

 今週土曜日(30日)は、言うまでもなく浅草サンバカーニバルの日である:
浅草サンバカーニバル公式ページ:第28回
(リンクは許可がないとダメということなので、URLだけ示しておく。→ http://www.asakusa-samba.jp/index.htm 何故、ダメなのか分からない。リンクを貼っておくことで、宣伝になるのではないか。理解できない!)

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← 「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバル:2008年 パレードテーマ---」 リンク先へ飛んでみてね。そのまま戻らなくてもいいよ!

 我が リベルダージ(G.R.E.S. LIBERDADE)の今年の「パレードテーマ(Enredo)は『海中探検~海深くどこまでも 潜水艇リベルダージ号~』」である!

パレードテーマ(Enredo):
『海中探検~海深くどこまでも 潜水艇リベルダージ号~』」:

今回の主役は、潜水艦リベルダージ号! 波打ち際から出発し、やがて深海の幻想世界へと、探検していきます。 潜水艦は勇敢に進み、様々な海中の生物たちに出合うのですが、 幾度となく、行く手を阻むアクシデントも?? さあ!沿道の観客も一緒に海の冒険へと連れていってあげましょう!

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何ゆえ浅草でサンバカーニバルが始まったのか

(前略) そこで、その前に、浅草で何ゆえサンバカーニバルが始まったのか、その経緯(いきさつ)などを探っておこうかと思った。
(中略)
 さて、浅草でサンバカーニバルが始まった経緯については、「特集---2004年浅草サンバカーニバル-浅草い~とこ」の中の「浅草サンバカーニバル事始」なる項が必要十分な情報を与えてくれる(ホームページは、「浅草情報何でもお任せ-浅草い~とこ-asakusa-e.com」のようだ):

 昭和56年(1981年)に第1回浅草サンバカーニバルが開催されましたが、その構想自体は昭和30年代からあったといいます。発端は、ある一人の喜劇役者・伴淳三郎氏の熱い思いでした。古き良き時代、大衆文化のエネルギーに満ち溢れていた浅草を知っている彼は、浅草に当時の活気を取り戻したいと強く願います。そこで目をつけたのが、「リオのカーニバル」でした。

 彼は、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで行われている「エスコーラ・デ・サンバ」というサンバのパレードを、浅草のメイン・ストリートでやったらどうかと思いつきました。情熱のサンバのリズム、陽気に踊る人々。庶民のエネルギーがここぞとばかりに爆発するサンバカーニバルは、浅草・下町のパワーを表現するのにふさわしいイベントになり得ると考えたのです。
 伴淳三郎氏の構想に、当時の台東区長・内山栄一氏が興味を示し、アイディアは浅草の商店連合会が主体となって、具体的な企画へと進んでいきました。


 この辺りは、「浅草サンバカーニバル公式ページ:第28回」を含め多くのサイトで同じようなことが書かれているので、浅草サンバカーニバル誕生の経緯として関係者の間では共通の理解となっているのだろう。

 ところで、さて、ここからは小生の得た曖昧な情報になっていくので、知っている人は訂正なり、新規の情報なりを寄せてくれたら幸いである。

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2008/08/27

西牧徹の黒戯画的ユートピアとロリータ文化

西牧徹…ラブドール幻想」なる雑文を書いたことがある。
(以下、例によって敬愛の念を籠め、勝手ながら敬称は略させてもらう。)
 某サイトで西牧徹の小さな作品画像を見つけ、気になりネットでチェックしてみら、とても個性的な世界だったので仕立てた記事である。
 ユーモラスであり、児戯的であり、エロチックであり、そして画家自身が唱えるように、ユートピア幻想世界の色彩を帯びていることを感じた。

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→ 黒戯画の艶画「肖像のガーネット」(2008) 惑溺の世界へ誘い込む蠱惑的な瞳。無垢なようでいて存在そのものが挑発的な、玉の肌の肉体。画像をクリックしたら拡大するが、その画像をさらに嬲ると、ああー、弾けちゃった!(画像は、西牧徹本人よりの提供)

 西牧徹の作品や同氏についての大よそのことは上掲の記事で書いたので、今日は別の話題を。
 同氏のワールドには二つの世界があるようで、前稿でも転記したが、下記の如し:

少年・少女と玩具・食物などをモチーフに鉛筆画を制作。2003年に自らの作品を「黒戯画」と名づける。この「黒戯画」は“艶画”と“福画”に大別され、性幻想に基づくもの、キエムクーとその仲間たちの日常と冒険を描いたもので、ユートピア絵画という点で同一線上の世界となっている。

 このたび、バルセロナの画廊「ARTZ 21 ""ARTSTORE & CULTURAL EVENTS""」にて今秋10月から11月に掛けて催される展覧会に出品することが決まったそうで、今回は「黒戯画の艶画(エロスをモチーフにしたもの)のみを出展」するとか(冒頭の画像を参照)。

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2008/08/25

08リベジ馬橋パレード画像情報

 ブログ「長さんのリタイヤ生活」の長さんより、サンバチーム・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)による馬橋パレードの撮影情報をいただきました:
浅草サンバパレード in 馬橋 長さんのリタイヤ生活
 総勢180名によるパレードはさぞや圧巻だったろうと思います。
 ウェブアルバムとして公開もされています:
サンバ・リべルダージ2008 - ウェブリアルバム
 この情報は、昨夜(つまりパレード当日の夜!)九時過ぎに頂いたもの。
 早い!
 
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← この笑顔に会いたくて! 馬橋パレードの一場面。是非、クリックして画像を拡大してみてね。

 念のために断っておくと、馬橋パレードとは、「坂川清流灯篭まつり」の二日目(今年は24日)に行なわれるサンバパレードの通称(俗称)です。

 馬橋パレードについての過去の画像情報は、下記の記事などに纏めてあります:
08馬橋パレード情報!

 情報はこの記事に随時追加していきます。
 情報をお寄せくだされば幸いです。


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2008/08/22

08馬橋パレード情報!

 8月23日(土) ・24日(日)と催される「坂川清流灯篭まつり」の二日目(24日(日))には、我がサンバチーム・リベルダージG.R.E.S.LIBERDADE)のパレード(通称:馬橋パレード)がある:

会場:JR常磐線「馬橋」駅西口大通り周辺
パレード 16:20-17:30(天候次第で、スタートが30分繰り上がる可能性があるなど、前後する可能性あり)

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→ 以下の画像は、すべて06年の馬橋パレードの光景(撮影は小生)。

 こんな記事を書きながらも、今年の小生は東京を離れ富山在住。
 見物は叶わない。

 せめて記事で雰囲気(?)を味わうだけ。

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 ちなみに小生には、相当量のレポート(日記)記事がある:
05馬橋パレード(1)/(2)/(3)/(4)/(5)
05馬橋パレード(6)/(7)/(8)/(9)/(10)
05馬橋パレード(11)/(12)/(13)/(14)/(15)
07馬橋パレード情報・追記あり!
06馬橋パレード(2)
06馬橋パレード(1)

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 上掲の記事には、03年の日記も転記されている。
 ただ、当時の画像が行方不明!

 リベルダージの今年の浅草サンバカーニバルに向けてのテーマは「海中探検」!

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 この馬橋パレードは、浅草サンバカーニバルの前哨戦でもある。
 アレゴリア(山車)こそ出ないが、パレードコースも広いので、浅草を意識しての本格的なパレードになるはず。

追記:こんな記事があった!
馬橋パレード…オートバイとの別れ

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2008/08/21

木版画家ジュディオング(倩玉)

 富山で有名人というといろんな方が居られるが、奥野達夫さんもその一人である。
 以前、小生がメールマガジンを配信していた頃は(現在、開店休業中)読者でいてくれて、時にはメッセージも寄越してくれた。
 が、小生の怠慢とブログへの活動の場の移動もあって、メルマガの配信も頓挫してしまい、小生、面目を失している。

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← 「華堂初夏」ジュディ・オング(倩玉)作 (画像は、「公式ブログ「―忘れ得ぬ人―」 ジュデイ・オングさんは南砺のファン」より。)

 帰郷したこともあり、久しぶりに同氏の「公式ブログ「なんとコラム」」をゆっくり眺めていたら、いろいろ興味のある話題の中に、ジュデイ・オングさんのことが記事になっているのを発見:
公式ブログ「―忘れ得ぬ人―」 | なんと!ブログ | 南砺市 市民参加型地域ポータルサイト なんと-e.com ジュデイ・オングさんは南砺のファン

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2008/08/18

「阿弥陀鉤召図」を見つけた!

 やはり、展覧会へは自分で足を運ぶものである。
 無論、生の作品を、現物を自分の目で見ることが大切だし貴重な機会だからということもあるが、折悪しく展覧会へは行けず、せめてもの思いで展覧会の案内や、展覧会の感想を日記で綴るサイトを巡っても、大概は有名な、当然ながら扱うに値する有名な作品についての情報が得られるだけなのである。

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↑ 「玄證本 阿弥陀鉤召図」 (画像は、「No Plaztik Mach!n Antecedentes del Manga Humor Budista」より。) 「鉤召(こうちょう)」とは? 

 自分だったら、ちょっとだけ偏屈な性分もあって、ほかの人が注目しない、あるいは敢えて感想までは書かないような作品に関心が湧くやもしれないのだ。

 今日、紹介する作品もそうだ。
過去の展覧会 展覧会 サントリー美術館」によると、「開館記念特別展 「鳥獣戯画がやってきた! ― 国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」」(2007年11月3日(土・祝)~12月16日(日))にて展示された作品の一つらしい。
 小生、この展覧会へは足を運んでいない。

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2008/08/16

Perle ペルレ…遍路の旅は六道の闇夜へと

 ネットを好みのタッチの素描(デッサン)を求めて放浪(漂流)していたら、「Perle(ペルレ)」という名の線描作家の作品に遭遇した。

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→ 「ものをくれたとすればそれは奪うためであった21」 (以下、画像は最後の一枚を除き、何れも「ペルレ」より。)

 幾つか同氏の作品を断りもなく掲載させてもらうが(あくまでネットでの画面で観た印象という限定の上でのこととして)、エゴン・シーレの素描のタッチをどうしても連想させる。

 そんな感想を述べたら、本人は光栄に思うか、迷惑に思うだけなのか。
 チェッとか、アホめ! という舌打ちの音が聞こえてきそう。

 学生時代だったか、エゴン・シーレの世界に痺れて久しい小生、ある意味、ちょっとでもシーレの匂いを嗅ぎ取ると、誤解になりかねないとしても、どうしても、その色眼鏡(偏見?)で見てしまうのかもしれない。
 あるいは、平面アートへの小生の素養のなさのゆえなのかもしれないとも思う。

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2008/08/03

続:音と光のページェント:納涼花火大会へ!

音と光のページェント:納涼花火大会へ!」の続篇(後半部分)です。
 こんな長大な日記にするつもりはなかったのだけど、画像を多く入れたくて、背景(壁紙)としての日記もダラダラ書き綴るしかなかった(← 言い訳)。

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← 花火の写真としては??だが、一つの画像としてみると、UFOとは言わないが、浮遊感のようなものを感じて、お気に入り。

 長いといえば、七月の上旬頃から読み続けてきた、与謝野晶子訳『源氏物語』も、上下巻のうち、下巻の半分まで読み進んでいる。予想以上に早い。
 同時並行して、ロベルト・ムージル著の『特性のない男』(加藤二郎/ 柳川成男/北野富志雄/川村二郎訳 河出書房)も案外とすんなり読めてしまって、『特性のない男』は読了した(「汗水垂らして御簾(みす)のこと?」参照)。
 今は同じ巻に所収となっている川村二郎訳の『三人の女』を読み出したところ。
 暑い夏にこそ、長丁場の作品に敢えて挑戦。
 小生はマゾなのか。

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2008/08/02

音と光のページェント:納涼花火大会へ!

 花火大会へ行ってきた。
 正式名称は、「第62回北日本新聞納涼花火 」という。
 毎年8月1日の夜に催されるもので、場所は神通川有沢橋下流で、時間は午後7時45分(小生が見物場所に付いたのは七時半過ぎで、既に打上げが始まっていたような)から8時半過ぎ頃までだった。

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→ 花火も素晴らしいが、川面に揺らめく光も見逃せない。なので、以下、できるだけ川面の光景の美しさも見て欲しい。

 会場に間近な橋である有沢橋の画像は、某書からの転載らしいが、「神通川・・有沢橋 - 比企の丘から」のものが見事。

 花火の数は2千数百発と、近年、全国的に催される大会の中では、際立って多いとも言えない数だろう。
 でも、この花火大会の主旨が他とは違っていて、「毎年8月1日に行われるこの納涼花火大会は、富山大空襲で犠牲になった人達の鎮魂と永遠の平和を願うため、終戦直後の昭和22年より行われてい」るもの。
 なので、小生は昨年の夏・終戦記念日に「花火大会と空襲の間に佇む」なる記事を書いている。

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