クリス・クゥクシ(Kris Kuksi)
ひょんなことから「クリス・クゥクシ(Kris Kuksi)」という存在を知った。
何処かで見たことがあるような気がするのは、ギーガーを思わせる雰囲気があるからか、芸術新潮か美術手帖の特集を垣間見たことがあったからか。
→ 『Church Tank Type 5A』 (画像は、「kuksi.com」(Official Website of Kris Kuksi)より)
既にネットの世界でも注目を浴び始めているようだ。
「A. Kris Kuksi」(2007.03.10)では、「バロック建築を思わせる超過剰装飾」とか「ギーガーを思わせる陰鬱な雰囲気」、そして「ヒロエニムス・ボシュを尊敬しているらしい」などと書いてある。
← 『The Guardian』 (画像は、「kuksi.com」(Official Website of Kris Kuksi)より)
「★究極映像研究所★ ■Kris Kuksi クリス・クゥクシ 骸骨による戦争アート」(2007.05.02の記事)には、アメリカの34歳のアーティストとあるなど、関連する情報を幾つも載せてくれていて助かる。
チェコのクトナー・ホラにある墓地教会である「コストニツェ」を教えてもらったのは収穫だった。
→ 『Through Death United』 (画像は、「kuksi.com」(Official Website of Kris Kuksi)より)
「ガイコツや戦争をモチーフにしたちょっとグロテスクなアートいろいろ - GIGAZINE」なるブログは、画像も多いが、関連記事も好奇心を掻き立てる。
「あんましいけない方向にぐいぐいと鷲づかみ - Kris Kuksi DIGITAL DJ」は、この頁もだがブログの記事がどれも興味深い。
← 『Limbo』 (画像は、「kuksi.com」(Official Website of Kris Kuksi)より)
「kuksi.com」(Official Website of Kris Kuksi)の表紙には以下の紹介文が:
The Art of Kris Kuksi
Kris Kuksi has received several awards and prizes and has been featured in over 100 exhibitions in galleries and museums worldwide including the Smithsonian's National Portrait Gallery. Kris' art can also be seen in a number of international art magazines, book covers, theatrical posters and album covers. Kris' art is featured in both public and private collections in the United States, Europe, and Australia that include individuals such as Mark Parker (Nike CEO), Kay Alden (three time Emmy award winning writer for Young and the Restless & Bold and the Beautiful), Fred Durst (musician, and film director), and Chris Weitz (movie director The Golden Compass & American Pie).

→ 『Mouth of Hades』 (画像は、「あんましいけない方向にぐいぐいと鷲づかみ - Kris Kuksi DIGITAL DJ」より)
滅びとか退嬰、陰鬱って雰囲気も感じられるが、ともすると終末的世界の中に、意外と健全な何か愛着のような傾きを感じたりする。
細部への拘りという、裏返った情なのだろうけれど。
← 『Reclining Nude』 (画像は、「kuksi.com」(Official Website of Kris Kuksiより) こういう作品も描いているってことは押さえておきたい。アーティストとしての幅の広さというか、懐の深さを示すものだし。でも、他の作品ほどにはヌードに関しては偏執的ではないようだ。案外と健全な心の人なのかも。
→ 『Expecting To Fly』 (画像は、「kuksi.com」(Official Website of Kris Kuksi)より) それでもやはりクリス・クゥクシはクリス・クゥクシなのか。
(08/04/21作)
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2024年12月読書まとめ(2025.01.05)
- 2024年11月の読書メーター(2024.12.06)
- 2024年10月の読書メーター(2024.11.17)
- 2024年9月の読書メーター(2024.10.01)
- 2024年8月の読書メーター(2024.09.04)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 2024年12月読書まとめ(2025.01.05)
- 2024年9月の読書メーター(2024.10.01)
- 2024年8月の読書メーター(2024.09.04)
- 2024年7月の読書メーター(2024.08.05)
- 2024年5月の読書メーター(2024.06.03)
「美術エッセイ・レポート」カテゴリの記事
- バンクシーをも呑み込む現実?(2022.10.27)
- フローベールからオディロン・ルドン作「聖アントワーヌの誘惑」へ(2018.10.23)
- ニコライ・レーリッヒの孤高の境涯(2016.05.18)
- 川合玉堂の「二日月」に一目惚れ(2016.02.25)
- 先手必笑(2015.08.10)
コメント