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2008/04/10

「チンドン大パレード」へ(3)

 いよいよ「チンドン大パレード」(チンドンコンクール)のレポートもどき画像集も今回が最後。
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 次回は、同じく「チンドン大パレード」での撮影なのだが、パフォーマンスや衣裳などがトライバル系のベリーダンスだったので、番外編として「チンドンでベリー…ベリー来航 ? ! 」(仮題)をアップする予定。
 これもレポートというより画像集になる。

(引き続き「富山といえば…チンドン屋篇」より)2008_0406071003tonai0142

 しかし、バブルが弾け、一部の人はバブルの夢を追いかけている中、一方では足元を見詰めなおす人も出始めてきた。何が大切かが問われ直し、手に職を技を持つことの大切さが実感されてきたのだ。

 東京でもストリートでのアーティストたちが活躍の場を提供され始めている。そしてチンドン屋も、まさにストリートのアーティストなのだ。しかも、プロの。
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「落語でもチンドンでも、歴史のある笑いや芸能は「芸」という枠を超え「文化」となって人々の生活や心を豊かにする。心の豊かさについて議論される今日、「つらいときでも楽しく笑っていこう」というチンドンの精神は、高く再評価される時代になってきているのかもしれない」と上掲のサイトにあるが、全く同感だ。
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(「富山チンドンコンクールのこと」より)

 思うに、チンドン屋さんもサンバチームも、共に路上のアーティストたちである。小生は、路上でパフォーマンスする人たちに憧れとか驚異と賛嘆の念を抱く傾向にあるようだ。

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 一言で言うと、自分に一番、足りないものを彼らが持っているから、ということになるのか。
 足りないものは、小生にはあまりに多いので、世の人、皆が偉く思われること、しばしばなのだけれど。

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 それにしても、人前で、心からの笑顔を振り撒ける人々には、ひたすらに眩しさを感じるのみなのだ。
 サンバパレードも、恐らくはチンドン屋さんもオフシーズンがある。冬、街頭で、というのは、難しいものがある。

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 が、人前でとなると、オフシーズンであっても、オンシーズンにパフォーマンスをフルに示すには、冬から春にかけての間に練習を積み重ね、さまざまな準備に余念がなかったりする。

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 跳躍するためには、しっかり、身をかがめ、エネルギーを貯える必要があるというわけだ。
 そして、春から夏にかけて、路上などでの活動が始まる。

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 チンドン屋さんは、サンバパレードに先駆けて、既に路上での活動が始まっている。春の到来と同時に始まるのだ。
 だから、小生には、チンドン屋さんの活躍の始まりは、春を告げるファンファーレであり、「チンドン屋」というのは、立派な春の季語なのである。


                         (08/04/07作)

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