サンバのため真面目にサボりました!(前篇)
[以下は、10月7日(日)に催された「ところざわまつり」での我がサンバエスコーラ・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)のパレードの模様を画像をメインにレポートしたものです。例によって文章は画像を引き立たせるための壁紙です。本文は気にせず、80個余りの静止画像を楽しんでください。画像はどれも、クリックすると多少なりとも拡大します。幾つか撮った動画のアップは未定です。長くなったので前後篇の形で掲載します。]
「サンバのため真面目にサボりました!(前篇:「迷わずサンバパレードへ」の巻)」
昨日、7日の日曜日はタクシーの勉強会があった(はず…行っていないので断言はできないけど、あったに違いない)!
でも、サボった。
日曜日には我がサンバエスコーラ・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の年内最後のパレードがあったのだ。
なので、サボることは決めていた。勉強はいつでもできるが、リベジのパレードが所沢まつりでのパレードが最後なのだ。
新年会を初め、エンコントロその他、リベジのパフォーマンスに接する機会は来年早々からあることはある。
けれど、小生はリベジとの出会いが商店街でのパレードだっただけに、やはり路上をパレードする際の演奏の音やひしめく観客とダンサーやパフォーマーらとの醸し出す独特で濃厚な雰囲気、 そこを時折過ぎていく一陣の風、容赦ない陽光、ビデオやカメラの撮影攻勢、フラッシュの嵐、歓声、ざわめき…あるいは観客というより群集のエネルギー、そういったものを路上にて体全身に浴びたいのである。
カーニバル的な混沌というわけにはいかないけれど、擬似的なカーニバル状況というのは、やはり路上でのパフォーマンスに限るわけである。
来年も例年通りだと7月が最初!
行かないわけにいかない。
それどころか、小生、あわよくばサンバパレードのハシゴをしようかとさえ、目論んでいた!
リベルダージのパレードは所沢(小生の居住地は大田区)、そのパレードが終るのが予定では3時半頃。
ハシゴしてまで見たかったパレードとは、社会人チームとしては今年もトップだったバルバロスのサンバパレードで、それも7日(日)に予定されていることは事前に知っていた。
が、場所は所沢とはやや離れた東十条。
パレードは前後半とあるが、後半が始まるのは午後の五時。
さあ、東京の地図を広げよう。
その気になれば、所沢から東十条までなら、五時に始まる後半のパレードに間に合う!
少なくとも途中からの見物なら可能かも?!
と思ったけど、思うのはいいけど、いざとなると、所沢のパレードで疲れ果てて、とてもじゃないけど、東十条なんて、あーた、行けませんってば。
そもそも、電車での移動でのトラブルは往路からあった。
電車内は、外出の際の小生の貴重な書斎空間でもある。
週日だと難しいが、土日だとターミナル駅での乗り降りの際に座れる可能性が十分にある。
実際、往復ともほとんど座ることができた。
尤も、座れない時でも、文庫本を広げるのは余裕で出来るし、一駅か二駅区間くらいは立ち読みもした。
持参した本は、内田康夫著の『 喪われた道 』(角川文庫)である。
小生は本書を先週だったか、会社の駐車場のゴミ箱で見つけた。
それほど汚くはないしキズも付いていないので、無論のこと拾った。
そのうちに読もうかなと思っていたが、その機会が案外と早く来たわけである。
移動の車中での読書に何を持っていくか、候補は他にもあった。
それは、立川昭二著の『江戸病草紙』(ちくま学芸文庫)である。本書は今、営業の車の中で、待機中などにポツリポツリと読み進めている。多分、二度目(通算では三度目)となる。
江戸の世を日本人の美風の原点であり情緒溢れる時代だったと錯覚している人がいる。
現代より昔が情緒があったかどうかに付いては今は異論を唱えない(そもそも情緒って?)
ただ、本書などを読むと、古来より身分の上下を問わず人々は病との闘い(多くは疫病であり、飢餓だったりする)だったことが分かる。
治療法も暗中模索で、大名でも祈祷に頼ることが当たり前の時代が長く続いたのだ(病気の快癒に祈りは今だって欠かせないこともある)。
ちくま学芸文庫版では二度目だが、小生が最初に本書に接したのは、平凡社選書『近世 病草紙』においてだった。多分、大学を卒業し東京でフリーター生活をやっていた頃か、ようやく職にありついた頃、80年前後だったか。
元々、立川昭二の本は学生時代に何冊か読んでいたので、飛びつくように(ちょっと大袈裟か)本書を手に取ったのだった(本書についての書評エッセイとして拙稿『立川昭二著『江戸病草紙』』がある)。
多少、迷ったが、電車の中では落ち着かないだろうということで、読みやすそうな内田康夫著の『 喪われた道 』を選んだのだった。
小生は、内田康夫さんのファンなのである(その理由の一端は、「同姓同名に惹かれて、あるいは杜の都」に書いた。内田康夫さんの本の書評エッセイは、他に「内田康夫著『箸墓幻想』」などがある)。
ちなみに、「内田康夫公認 浅見光彦倶楽部公式サイト」である「浅見光彦の家」で得た情報に拠ると、「中村俊介氏主演14作目となる、フジテレビ系列の浅見光彦シリーズ第28弾は『喪われた道』に決定しました。 だって!!
偶然とはいえ、嬉しい情報である。
この日記風レポートを書くための画像処理作業に相当程度時間が掛かったこと、そして昨夜来の疲れもあり、『喪われた道』はまだ、昨日、帰路の電車で読んだところで止まったままで、読了はいつになるか(つまり、次の外出がいつになるか)分からない。
とにかく、本書はいかにも内田康夫さんらしい展開や雰囲気があり、ドラマ化が楽しみである。
中村俊介さんという俳優さんも、小生は好感を持っている。このドラマに違和感を生じさせない。安心して見ることができる。
→ 久しぶり! 嬉しいよ~!
小生の居住する大森界隈の最寄のバスの駅でバスに乗ってから本書を読み始めた。
さすがに話の作りや運び方、読者の好奇心を引っ張る技術はうまい。
その上手さがアダとなった。
(それにしても、このレポート風日記を書いていて気付いたというか思ったのだが、タクシーの勉強のためのテキストを持参しようとは全く思わなかったってのが小生らしい。嘆かわしいことである!)
バスからJRへ、JRも途中から山手線に乗り換えるのだが、高田馬場で降りるはずが、つい読み浸ってしまって駅を乗り過ごしてしまったのである。
なんとなく、高田馬場がどうたらとアナウンスしているのは聞こえた。
が、小生、次は高田馬場と勝手に解釈して本当は高田馬場駅なのであり、その駅に停車中にふと本を読む手を休め、振り返ってホームの光景を見たりした……のだが、違うんだろうなと根拠もなく決め付け、また本に目を落とした。
すると、間もなく、「次は目白~」とアナウンスするではないか!
め、目白?!
目白って、池袋の一個手前の駅ジャン。
池袋と目白の間には高田馬場という駅はなかったような…。
あるはずない!
目白の駅で慌てて降りた。
目の前には新宿方面、つまり、高田馬場に向う電車が丁度止まっていた。
でも、まだ小生は半信半疑なので、ホームで看板をじっくり見た。
やはり、乗り過ごしだ。勘違いじゃないと行き先を示す看板がはっきりと示している。
なので、せっかく止まっていた、おあつらえ向きの新宿方面行きの電車は一本、見送って、次の電車を待ったのだった。
実を言うと、もっと危ない場面もあった。
山手線に乗ったら、なんだか安心してしまって、原宿か代々木駅の辺りでコックリしてしまったのだ。
前夜、ブログの記事を書いていて、書き出した時間がが遅かったこともあり、書き終えたのが朝の六時半!
それから大急ぎでアップしたのだが、就寝したのは七時をとっくに回っていたのである。
当然、寝不足。もともと睡眠障害のある体だけに寝不足は余計に堪えるのだ。
ま、何処かへ出かける前日、あるいは翌日が休日の時は、大抵、こんなもの。多少なりともベッドで眠っただけでも小生の場合、エライと思わないといけない。
ただ、思えば、山手線から西武新宿線に乗り換えるのに、前は新宿駅で下車し、数分は歩いて西部新宿駅に向かい、そこから西武新宿線の電車に乗るという愚を繰り返さなかったのは我ながら偉い!
人間、幾つになっても成長はあるものだと密かに感心していた。
そう、高田馬場で西武新宿線に乗り換えたら合理的だし、楽なのである。
まあ、始発駅ではないから座れない可能性があるということが難点だが、日曜日ということもあり、その日は余裕を持って座れた。
[後篇「ひたすら追っ駆けです」の巻に続く]
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