浅草カーニバルテーマの周辺散策
知る人は知っているし、そんなの常識ということなのだろうが、「浅草サンバカーニバル」は単なる祭りやパレードではなく、パレードコンテストである。
同時に、パレードには各チーム毎に「テーマ」がある。
チームがそれぞれに「テーマ」を案出する。
← 画像は全て、batoさんのご好意で「コンデジ画像館 (浅草サンバカーニバル)」(「浅草サンバカーニバル(2007)スナップIndex」)から借りさせてもらったものです。本文を参照願います。関連ブログとして「のぼせもんKTQ」があります。本編は、画像的に「浅草カーニヴァルテーマ「スウィーツ」」の姉妹編です!!
この辺りのことは、「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバル---」や「サンバでガンバ VOL.5|ネピア」の後段「浅草サンバカーニバルとは」などを読むといい。
さて小生は、下記の文を書いたことがある(拙稿「カーニヴァルテーマのこと」より):
小生、前々から浅草サンバカーニヴァルについては、テーマそのものについて一考してみたいと思っていたが、なかなか手がつかない。
それは、小生自身、サンバのことを知らないし、そもそもサンバに当事者として関わっていないということもある。
でも、サンバは専門家のためにあるわけじゃない。小生のようなギャラリー(見る阿呆)を巻き込んでこそのサンバなのだと思う。小生だけじゃない、もっと幅広い層にアピールするものであって欲しい。
生意気だし、僭越だとは思うけれど、サンバのファンとしてチームのファンとして、かく思う。
かといって、やはり、いきなり浅草サンバカーニヴァルのためのテーマそのものに取り組むのは手強(てごわ)過ぎる。
具体的なテーマとして何がいいか、ではなく、テーマそのものを考えたいというのだ。そもそもサンバを何も知らない、まともにサンバに関わったことのない、碌に日常的な作業を手伝ったことの無い、ただの追っ駆け、ただのカメラ小僧(中年)たる小生にはそもそも無謀な試みだと思っていたが、案の定で、数年来の懸案は、一向に緒に着かないままである。
情けないが、仕方がない。
なんたって、サンバにはあくまで素人のままで、可能な限り観客の立場でどうあったらいいかを考えたいというのが、密かな目論見というか意図(狙い)としてあるので、忸怩たる思いもあるのか(?)、一向に埒が明かないままなのも無理は無いのかもしれない。
ま、以下は、あくまで浅草サンバカーニバルのテーマの周辺を巡るあれこれをアトランダムに綴るということになる(書く前からそう宣言しておく!)。
なお、本稿は、「浅草カーニヴァルテーマ「スウィーツ」」のある意味での対称版記事である。
この「浅草カーニヴァルテーマ「スウィーツ」」には、くまごろうさんのご好意で多数の画像を載せることができたのだが、ちょっとだけ物足らない点があった。
それは、撮影がパレードするリベルダージに向って右側だったため、当然ながら右側(か前方)からの撮影になっているという点。
そこで、本稿では、パレードに向って左側に位置して撮影してくれていた、「のぼせもんKTQ」さんサイトのbatoさんのご好意で、「コンデジ画像館 (浅草サンバカーニバル)」(「浅草サンバカーニバル(2007)スナップIndex」)の中の「浅草サンバカーニバル(2007) 「G.R.E.S. リベルダージ」その1 [S1-18]」以下より画像を拝借し、掲載することを念頭において雑文を綴っている。
そう、本稿に掲載している画像を載せるために本稿を仕立てたといって過言ではない(そのものズバリかも)!
小生など、一度、「浅草サンバカーニバル」で、統一テーマ(つまり各チーム共通のテーマや理念)を決め、その決められたテーマを各チームがどのように趣向を凝らして演出しパレードとしてテーマが際立っているかを競うというのも面白い試みなのではないかと思う。
山車(アレゴリア)に関しては、費用(経費=実費)に上限を設けておくというのも、一つのささやかな制約としてあってもいいかなと思ったりする。
おカネを掛けていいとなると、スポンサーのあるチーム、財務的に余裕のあるチームの勝ちになってしまうのは目に見えていると思われるからである。
といいつつ、人数や山車だけで優勝やコンテストの結果が決まるものでもないのは言うまでもないだろうが。
まあ、ブラジルのように青天井になっていて上限などなく、贅と情熱の限りを踊りや演奏だけではなく、アレゴリアでも表現するってのも趣向としては、あるいは観客としては面白いだろうけど、こうした路線は日本ではまだまだ実現は難しそうだ。
各チームの浅草サンバカーニバルに向けてのテーマは、例年だと、それが公式に発表されるのは、早くてその年の春、大概が梅雨時か夏場近くになってからのようだ。
これは、テーマを決めること自体が一つの大きな作業であり、ある意味、パレードコンテストの結果を左右しかねないので、慎重な吟味や議論を必要とするから、結果的に時間が掛かること、といった事情があるようだ(多分に憶測が混じっている)。
さらには、他のチームに「テーマ」のアイデアが知られては困るから、というのもあるようだ(でも、他のチームがどんなテーマなのかを知らないと、テーマがダブる恐れもあるわけで、各チーム間のコミュニケーションも濃密なようで、実際にはそのテーマはあそこがもう決めちゃったみたい…云々となり、チームレベルでは筒抜け(?)だったりするようだが)。
過去のパレードテーマとの兼ね合いも考慮に入れる必要があり、テーマの決定は頭を悩ますところでもある。
ただ、小生が思うに(素人考えだが)、困難はあっても浅草に向けての「テーマ」は早くに決定し、且つ、浅草サンバカーニバルの少なくとも半年前には各チームとも公式に発表したほうがいいのではと思う。
つまり、例年、8月最後の土曜日に浅草サンバカーニバルが開催されるのが決まっているわけだから、その年の2月には(ある意味、リオのカーニバルの時期には)各チームとも決定し公表するべきだろうということである。
実際、ブラジル(リオのカーニバル)の場合はそうなっている(「リオのカーニバル」参照)
なんといっても、世界中から観光客を呼ぶためには、そうでないと困るという事情もあるのだろう。
しかし、各チームがどんなテーマでパレードするかは、観客に知られているべきだし、観客に周知してもらうには、半年以上の月日があってしかるべきだろう。
これは、当然ながら、テーマの決定のみに留まる話ではない。サンバエンヘード、つまりパレードのテーマを表現する曲作りも半年前には決まっていることが絶対条件になる。
各チームとも二月までにはエンヘード(テーマ曲)が決まっていて、曲が全て収録されたCDも大々的に売り出されているのが望ましい。
なんなって、ミュージックがあると面白い。
小生などは、浅草サンバカーニバルの曲というのを作ってもらいたいと思う。いっそのこと、前年の優勝チームのエンヘードをその年の浅草サンバカーニバルのテーマ曲にしてしまうなんて試みが(優勝チームに栄誉を与えるという意味でも)有意義かも)。
将来的に海外から浅草の、というより日本のサンバカーニバルに観客(旅行客、ツアー客)を呼び集めるためにも半年前には公表(曲=CDも同時発売)というのは、最低限のノルマに思える。
浅草サンバカーニバルの半年前の2月には、各チーム共通のパンフレットを作り、それぞれのチームがどのようなテーマや趣向(詳細は伏せるとしても)でパレードするかを大いに宣伝すべきだろう。
それが観客へのサービスになるし、パレードする際の事前情報として重宝されるに違いないと思う。
(実際には、2月の時点でテーマは決まっているのではなかろうか。既に作業に入っているチームもあるかもしれない。要は決まったなら、早めに公表して宣伝活動に資するべきということである。)
尤も、浅草へ向けての各チームのテーマ(曲)の発表ということなら、これはサンバファンやサンバチームのメンバーの間では常識なのだろうが(しかし、一般的な知名度という点ではやや物足りない)、例年5月下旬頃には「AESA-浅草エスコーラ・ヂ・サンバ協会」(このサイトの情報が少なすぎる! 各チームの活動振りなどをドンドン広報したらいいのに、勿体無い)主催の「エンコントロ・ジ・アルモニア」(旧「サンバサミット」)があって、その気になれば楽しむことができる。
これはこれとしていいけれど(雨天だと大概、中止!)、やはり、春先にはテーマの概要を各チームとも公表、そして宣伝してもらいたいものだ。
「エンコントロ・ジ・アルモニア」の画像は:
「Sambadrome-エンコントロ・ジ・アルモニア 07-05-27」(ホームページは、「Sambadrome」)
小生の手になる紹介は数知れず!
「07エンコントロ・ジ・アルモニア(1)」「07エンコントロ・ジ・アルモニア(2)」
例年、浅草サンバカーニバルに関連して、我がG.R.E.S. リベルダージの浅草サンバカーニバルに向けての「テーマ」を巡って、あれこれ書き綴ってきた。
スタッフとしてパレードのお手伝いをさせてもらった、そのレポート記事が散見されるはずだが、ちょっと手伝っただけでも大変な作業だったりする、ましてチームのメンバーとして日常的に活動する方々の努力や苦労ぶりたるや推(お)して知るべし、というスタンスで書いているつもりだし、そのつもりで読んでくれたらと思う。
今年(07年度)のテーマは「スウィーツ」:
「私的第27回浅草サンバカーニバル」
「ウラ版・浅草レポート「敗軍の将、兵を語らず」」
「浅草カーニヴァルテーマ「スウィーツ」」
「25日(土)は浅草サンバカーニバルの日!」
「和菓子 好きよね~♪」
「富山の和菓子だけ好きってわけじゃない!」
06年度のテーマは「太陽」:
「カーニヴァルテーマ「太陽」(1)」
「カーニヴァルテーマ「太陽」(2)」
「カーニヴァルテーマ「太陽」(3)」
「カーニヴァルテーマ「太陽」(4)」
「カーニヴァルテーマ「太陽」(5)」
「カーニヴァルテーマ「太陽」(6)」
「カーニヴァルテーマ「太陽」(7)」
「カーニヴァルテーマ「太陽」(8)」
「カーニヴァルテーマのこと」
05年度のテーマは「カレー物語」:
「浅草・我がチームは3位!」
「10円カレー」
「雑炊と粥とカレーと」
(小生のブログではないが、「宝塚プレシャス プロローグ~あのゴージャス衣装をご家庭で?!」なる頁を発見。面白い! そうか、あのポル・メスの衣装はこの方が作っていたのか! ユリイカだ。)
04年度のテーマは「ふしぎ、探検」:
「浅草サンバカーニバル(1)作業中!/作業延々」
「浅草サンバカーニバル(2)パレード開始!/祭りのあとは…」
「ブラジル不思議・探検」
(上掲のレポートの数々はホームページに掲載した雑文。既にホームページからは画像の容量の問題で、サンバ関連の頁は削除した…はずだが、ネット上には辛うじて残っている! 浮遊している? せっかくなので、「サンバでガンバ VOL.10|ネピア」の「サンバパレードのテーマ:エンヘード」を読むのも楽しいし面白い! このテーマについても、「宝塚プレシャス 衣装製作の準備~テーマを決めて、材料をそろえる」がいい。面白い!)
03年度のパレードテーマは「マジック」:
「05馬橋パレード(5)」
「05馬橋パレード(6)」
「05馬橋パレード(7)」
「05馬橋パレード(8)」
「05馬橋パレード(9)」
(表題では「05馬橋パレード」となっているが、以上の5件の記事は「03年度馬橋パレードの時のレポート」の転記である。当初はホームページに掲載していたが、容量の都合で削除を余儀なくされていたが、ブログを開設したこともあり、再掲したもの。馬橋パレードはその年の浅草サンバカーニバルのチームとしての前哨戦でありパレードテーマのお披露目的な意義を持つ格別な性格を持つパレードなのである。)
ついでながら、我がG.R.E.S. リベルダージのパレードの記録を見てみるかな:
「G.R.E.S. LIBERDADE---浅草サンバカーニバル:浅草でのリベルダージ---」
小生は冒頭近くで、「いきなり浅草サンバカーニヴァルのためのテーマそのものに取り組むのは手強(てごわ)過ぎる」なる一文を転記している。
カーニバルに向けてのテーマは、その具体的なテーマはもとよりだが、そもそも論に立ち返ると、浅草サンバカーニバルとはそもそも一体、如何なるものなのか。どういう性格を持つパレード(祭り)なのか。
東京に限らず数々ある祭りの一種であり、今や浅草の夏の終わりを告げる風物詩の一つなのか。
では、祭りということで楽しければいいのか。
東京ディズニーランドの「ディズニー・ハロウィーンパレード」などのように?
楽しさは大切だろうが、政治的メッセージというと大袈裟になるが、社会性は一切ナシで構わないのだろうか。
ブラジルのカーニバルの場合(小生はビデオで多少、見ただけだが)、時には「奴隷解放100年」(夢かうつつか100年の自由)など政治的メッセージ濃厚なテーマが真正面から採り上げられているチーム(カーニバル)もあったりする。
カーニバルとは、もともとが「謝肉祭」の意味があるのだから、乱痴気騒ぎとはいかなくとも、もっと無礼講的に突き抜けたものであるべきなのか。
では、一体、どのような方向で突き抜けるべきか。エロ(ス)? 人種間の差別への抗議? 人間の多様さや個性の主張? テロ反対を叫ぶ? 日本とブラジルとの繋がり(日系ブラジル人の歴史)? エネルギーなど環境問題の危機感を叫ぶ? 交通安全を訴える? 飲酒運転撲滅を絶叫するとか?
サンバパレードでのテーマを示すエンヘード(テーマ曲)で、「コンドームを使いなさい」といった歌詞があったり、本場ブラジルでは想像を絶するものもある:
「サンバでガンバ VOL.10|ネピア」の中の「サンバパレードのテーマ:エンヘード」なる項
そういえば、「奴隷解放」や「人種差別」つながりで言うと、ロンドンのノッティングヒル・カーニバル(Notting Hill Carnival)を逸するわけには行かないだろう。
「ロンドンのノッティングヒル・カーニバル、最高潮 国際ニュース AFPBB News」によると、「このカーニバルは、1959年、英国で前年に発生した数々の人種差別的事件に対し、第二次世界大戦後に旧植民地から移民した人々が、団結し抗議の意を示すために始めた」もので、「その後、ロンドン各地で開催されていたものが、1964年に現在のノッティングヒルに集結した」のだとか。
このカーニバルは、もともとが数々の人種差別的事件に対する抗議の意志を示すために始まったわけで、「今年のテーマは奴隷貿易の廃止から200年を記念して「すべてを解放しよう(Set All Free)」とされた」という。
それとも、バツカーダ的に音(歌や演奏)と踊りとの狂騒空間を演出するのが自然だし至高なの?
その際、アレゴリア(山車)はやめる。そのほうが演奏や踊り、歌の実力が分かって審査に都合がいい?
でも、やはり、制作に苦労してもアレゴリアは浅草サンバカーニバルでは不可欠だろう。
ここはやはり、2004年の画像だが、ブラジルはリオのカーニバルの様子を見てみよう(ホームページは、「南米情報ムーチャスエルテ」 ちなみに、「ムーチャ・スエルテはスペイン語で『がんばって』という意味」だとか):
「世界最大の祭り リオのカーニバルの紹介」
「リオのカーニバル 1」
「リオのカーニバル 2」
「リオのカーニバル 3」
あるいは、「Honda SWEET MISSION [リオ]リオの女性が、カーニバルに夢中になるわけを知りたい!」を覗いてみるも良し。
ある意味、日本人には意外なのは(でも、読んでみると納得…かも)、「ブラジル人の半数が、じつは嫌い?本場のカーニバル事情」(World News Cafe カフェグローブ)だってこと。
ちょっと驚いたのは(驚く小生が無知なんだろうけど)、小生は上で、「浅草サンバカーニバル」で、統一テーマ(つまり各チーム共通のテーマや理念)を決め、その決められたテーマを各チームがどのように趣向を凝らして演出しパレードとしてテーマが際立っているかを競うというのも面白い試みなのではないかと思う」などと書いた。
ネットであれこれ見ていたら、偶然関連するサイトに遭遇した。
「サンパウロカーニバル」では、統一テーマとして「ブラジル発見500年」を設定したことがあったようである:
「2000年サンパウロカーニバルのテーマについて」(ホームページは、「サンバチーム「リベルダージ」と,ブラジル音楽と文化のもろもろ」が謳い文句の「リベルデジ」!)
最後に余談を少々。
浅草サンバカーニバルはパレードコンテストでもあると書いた。
各チームのパレードが終了してしばらくして審査員らの審査結果が公表される。無論、順位が決まるわけだ。
思うに、歌のコンテストなら優勝者が舞台(ステージ)の上に呼び込まれ、優勝の表彰をされたりする。
それだけではなく、優勝者として歌を再度、歌う。
浅草の優勝チームについても、優勝チームとして顕彰するだけでなく、優勝のパレードを行なうような舞台を「AESA-浅草エスコーラ・ヂ・サンバ協会」なり浅草サンバカーニバル主催者側で設定してもらいたいものだ。
優勝チームだけでの設定をするのが難しいなら上位3位までのチームでの祝勝パレードを決行するわけである。
さらに余談…というより補足的説明を試みておく。
上で、「2月の時点でテーマは決まっているのではなかろうか。既に作業に入っているチームもあるかもしれない。要は決まったなら、早めに公表して宣伝活動に資するべきということである」といった主旨のことを書いている。
エンヘード(テーマ曲)やテーマの公表を早めに行なうべきだということだ。
但し、全てを公開すべきということではない。
この点については、舌足らずな記述だったと気付いた。
実際にはカーニバルが始まる直前まで準備作業や練習、アレゴリア(山車)の制作作業、その他が日夜や週末のほとんど全てを費やして行なわれている。
その山車やダンスの振り付け、衣装、テーマの味付けなど、そういった細部はギリギリのタイミングまで秘密にしておいたほうが、パレードの当日、宝石箱を開いたら、どんな夢の世界が現出するのだろうという楽しみがあり、明らかに望ましい。
また、そうした細部にこそ、工夫の余地が大いにありえるわけで、その工夫やせっかくの知恵が他のチームにみすみす盗まれ使われるのは誰しも忍びないはずであろう。
下記の頁が参考になった:
「本番まではすべてが秘密のリオのカーニバル」(ブラジル 国際ニュース AFPBB News):
サンバ・パレードのコンテストが目玉となる「リオのカーニバル」が今週末に始まる。その舞台裏ではすでに競争が始まっている。コンテストに参加する各サンバ・スクールが、パレードの内容をライバルに探られないよう警戒しあっている。
![]()
(中略)
サンバスクールのアーティストやスタッフは会場となる「カーニバルのメッカ」、サンボドロモ(Sambodromo)スタジアムでの勝利を目指し、熱心に準備に励む。サッカー競技場7個分の広さを持つサンボドロモでは、18日から19日にかけてオールナイトでパーティが開かれ、官能的なダンサーたちの姿とサンバのビートに10万人が酔いしれる。本番ではダンサーたちは自慢の踊りを披露するが、それまではすべて秘密だ。
(中略)
このサンバ・シティには「職業上の秘密」を漏らしてはならないという独自の規則が設けられている。また、チームのメンバーはライバルチームの作業場周辺をを通る際、特別に許可を得なければならない。さもなくばスパイだという疑いをかけられても文句は言えない。撮影したい場合は、撮影者や撮影する場所などを各校の広報担当者が決める。ジャーナリストの取材にも、常に学校側のスタッフが同行する。

やや堅い話が続いた。しかも、中身が例によって薄い!
まあ、慌てて結論を急ぐべき事柄でもないだろう。
せめてもの申し訳にカーニバルの生レポートを記した刺激的なブログを紹介する。
日本でサンバカーニバルがこの域に達するのは、ちょっと絶望的か(でも、少なくとも上半身はヌードで体の表面にペイントしただけの女性ダンサー(モレーナちゃん)が登場し始めているのだが…):
「ssay 異邦人の想いで (柔らかい話し)カーニバル・・マチルダ 光 poet-poet-ウェブリブログ」
なお、パレードの被写体となっているのは、全ての画像について、今年の浅草サンバカーニバルにおける我がG.R.E.S. リベルダージである!
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2025年2月読書まとめ(2025.03.20)
- 2024年12月読書まとめ(2025.01.05)
- 2024年11月の読書メーター(2024.12.06)
- 2024年10月の読書メーター(2024.11.17)
- 2024年9月の読書メーター(2024.10.01)
「浅草サンバカーニヴァル」カテゴリの記事
- 第32回浅草サンバカーニバル画像情報(2013.09.02)
- 「第30回 浅草サンバカーニバル」画像情報(2010.08.29)
- 09浅草サンバカーニバル画像情報(2009.08.30)
- 私的第29回浅草サンバカーニバル(後篇)(2009.08.31)
- 私的第29回浅草サンバカーニバル(前篇)(2009.08.30)
「カーニヴァルテーマ」カテゴリの記事
- ブラジル不思議・探検(2009.06.26)
- 浅草サンバカーニバル幻想(2008.09.18)
- 浅草サンバカーニバルへ(4)…美は細部にあり!(2008.09.06)
- 浅草サンバカーニバルへ(2)…東京 ! サウダージ(2008.09.03)
- 30日(土)は浅草サンバカーニバルの日!(2008.08.28)
「サンバエッセイ」カテゴリの記事
- ブラジル不思議・探検(2009.06.26)
- 09浅草カーニバルテーマ「アマゾン」の周辺散策(2009.06.24)
- 浅草サンバカーニバル幻想(2008.09.18)
- 浅草サンバカーニバルから(5)…宴の後(2008.09.07)
- 03志村銀座サンバパレードに行って来た(2008.09.05)
「ダンス」カテゴリの記事
- 草刈民代写真集『バレリーヌ』新聞広告写真を巡って(2010.05.28)
- 2010年リベルダージ New Year Party のお知らせ!(2010.01.10)
- ベリーダンサーさんサイト情報(続篇)(2009.12.27)
- 09浅草サンバカーニバル画像情報(2009.08.30)
- 私的第29回浅草サンバカーニバル(後篇)(2009.08.31)
コメント
うまいこと載せて頂いて感謝感謝。
もうシーズンオフなんですが、しつこく
やってます。携帯が800万画素CCDを
載せるなんて話が出てますから
デジカメのメリットは高倍率ズームと
枚数だけになってしまいますね。欝
トラックバックの仕方を知らないもんで
コメントでお邪魔します。
投稿: bato | 2007/10/03 05:41
batoさん
画像の使用(流用?)を許していただき、改めて感謝の念を表明します。
ありがとう!
これでパレードを左右から見たことになり、感激です。
時間があれば、全てのチームで「テーマ」を鍵に記事を仕立てるのですが、ちょっと無理。
覗かせてもらうたび、楽しませてもらうだけですが、撮影の工夫や労力は別としても、編集しアップする作業の大変さ厖大さを思うと眩暈しそうです。
ブログでの試みも着眼点がユニークで、なるほど、そういう企画もあるのかと感心しました。
まあ、機器の性能のアップは日進月歩。でも、それを使う技術やノウハウは、一朝一夕というわけにはいかない。
モデルなどの対象をどう写すか、どういう気持ちで撮っているか、見るほうは結局はそこを見ているものと思います。
これからも楽しませてもらいますね!
投稿: やいっち | 2007/10/03 09:34