07エンコントロ・ジ・アルモニア(1)
[あらかじめ断っておきますが、画像がメインです。本文は、画像を載せるこの頁の背景であり、壁紙です。画像と本文は大概、ほとんど関係がありません。なんたって、小生の日記なのですから。写真を50個ほど掲げるつもりなので、雑文(壁紙)も、それなりに長文をこれから書かないといけない。何を書こうか。リベルダージ愛唱歌集を聴きながら、いざ、日記作成作業に取り掛かろう!]
← 横浜中華街。ここは会場じゃありません!
27日(日)は、サンバイベントである「エンコントロ ジ アルモニア2007」へ行ってきた。
かねてより、「27日、エンコントロ・ジ・アルモニア!」などの記事で、このイベントの内容については概要を説明してある。
→ 横浜港を一望。再来年、開港150年となる。
イベントの意義を再度、リベルダージの公式スケジュール頁での説明で示す:
浅草の1部リーグに参加し ている 11 チームが集まって、各チームでパフォーマンスをしたり合同演奏を行 なったりするイベントです。 各チームのパフォーマンスですが、例年この時期には各チームともエンヘード(今 年の浅草テーマソング)が完成しているため、事実上のエンヘード発表会となっ ています。 合同演奏では全チームのバテリアが一緒になって演奏します。500 人を超えるバ テリアの生音を浴びる機会というのは、日本では年に1度のこのイベントだけです。
タクシードライバー稼業の小生、本来なら、金曜日は営業で、終わるのが土曜日の朝。土曜日はゆっくり休んで日曜日に備えるつもりだった。
といっても、26日の土曜日は、「アマゾンの祭典ボイ・ブンバ」のイベントが原宿で予定されていた。→「boi-aruana 5-26 イベント出演@原宿クロコダイル!」 27日の深夜、このイベントのビデオを少々見ることができたけれど、欲求不満。
リベルダージの新年会でボイ・ブンバを間近で見た衝撃は忘れられん!
→ アレグリア(ALEGRIA)のパフォーマンス。たくさん、撮ったけど、一枚しか載せない。ごめんね。
営業のスケジュールもぴったり、そう、誂えたように、併せたように、日曜日のみならず月曜日も休み。
ってことは、日曜日のイベントを徹夜してでもレポート(紛い)の作文に仕立て、ネットにアップしろとでも言わんばかりの日程なのである。
← ここから我がリベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)のパフォーマンス画像が続く。
が、私的な事情があって(おカネの遣り繰り!)、金曜日の営業を土曜日に変更。
土曜日(や日曜日)の営業というのは、比較的暇と相場が決まっている。タクシーの利用というのは、プライベートも多いが、やはり仕事絡みのケースが大半なのである。
が、土曜日はいつもとは様子が違っていた。
まずは、返却期限の過ぎていた本を土曜日の朝、通勤途上に図書館へ寄って返却。読了できていないので、再度、同じ本を借りた。デュ・モーリアの『レベッカ』。一昨年、読んだばかりなのだが、どうしても読みたくて、予約・他館から取り寄せまでしてもらって、読んでいる。さすがに話の展開は分かっている。けれど、美は細部にありではないが、優れた作品は、叙述そのものが素晴らしいのだ。
さて、土曜日の営業は日中を中心に普段の日より忙しかった。営業のj回数も売り上げも違う。このことが朝にまで響くことになるとは。
日曜日はサンバイベントがある。といっても、ただのギャラリーなので出かけるとしても正午過ぎ。
とはいっても、睡眠障害のある小生、せめて五時間は眠りたい。
逆算すると、朝の五時には営業のみならず営業報告・洗車などを片付け、六時前には帰宅しておきたい。
ところが、である。
日曜日の朝、五時頃、本日最後のお客さんのつもりで乗せた方がロングなのだった。欲を出したばっかりに、当ってしまった(無論、営業的には嬉しい悲鳴である!)。
乗った途端、いきなり横浜の○▲という地名(駅名)を告げられた。
えっ、それって何処なの?! と、胸の中でパニック。
それでも、冷静を装い(動揺は決してお客さんには見せない。お客さんが不安になるだけ)、大よその見当を付け、あとの詳細は、走行しながら、信号待ちの際にカーナビで調べる。降りるべきインターを割り出し、インターからその駅へのルートを探し出す。
はずだったが、残念ながら、日曜日の早朝である。バスは勿論、電車も未だ始発が始発駅を出るかどうかという時間帯。道路は、一週間を通じても、一番、空いている時間帯でもある。
なので、そもそも信号に引っかからない。また、信号待ちに恵まれても(?!)、信号はスムーズに青に変わる(こんな時に限って!)。
とうとう、目的地の駅の場所の詳細を割り出す暇がなかった。不安を押し殺し、幹線道路を走り、高速自動車道へ。こうなったら、開き直るしかない。
目的地に最寄のインターチェンジに近づく。
そこにSA(サービスエリア)があったので、お客さんに断り、タクシーを止めさせてもらう。インターチェンジを出て右へ行くかまっすぐか左なのか、それ自体が分からないのでは、危ないことこの上ない。
SAで、カーナビを操作。お客さんに教えてもらった路線名などを頼りに駅の所在を割り出し、現在居るSAからの道を探し出す。
お客さんによっては、こんな悠長な(!)作業を絶対に許さない人も居る。でも、この方のように、とにかく目的地へ届けてくれればいいという方も居る。
こんな優しいお客さんだからこそ、間違っても遠回りはしたくないのだ。
インターチェンジを出て、横浜の環状道路を走れば、目的の駅へ辿り着けると判明。SAでカーナビを操作したのは一分余り。
あとは、真実一路ならぬ目的へ一路である。
清算を済ませ、車を回送にし(もう、今日は営業しない!)、一路、営業所へ。途中、手を挙げてくれる人もいたが、そもそも、小生の車の営業エリアの外だし、今は心を鬼にして幹線道路の真ん中車線をひた走る。
日曜日の早朝はタクシーが一番、少ない時間帯なので、回送で行き過ぎるタクシーほど恨めしいものはないのではかろうか。申し訳ない。
会社へ戻ったのが、5時40分過ぎ。急いで営業の報告のための計算などをし、必要事項を記入、売上金を納金、営業の窓口で待機している社員に日報を渡す。
土曜日にしてはまずまずの売り上げ。そりゃそうだ。最後にロングのお客さんだったのだから。
でも、金曜日は日中から夜にかけて雨だったこともあり、月末の締めの日でもあったから、かなり忙しかったとかで、金曜日に営業していたなら稼ぎ出したであろう売り上げには劣る。そもそも、金曜日の営業は土曜日の朝の、許される営業時間ギリギリまでやるはずだから(土曜日の早朝もタクシーが少ないので、営業回数が増える)、土曜日の比ではないのだ。
日報を提出するのみならず、洗車。
しかも、その日に限って、ついつい会社の駐車場でお喋り。営業所で一番の稼ぎ頭の方が自家用車で帰られるところだったので、その高級車の中を覗きたかったし、その方と話をしてみたかったのだ。
内容は一切、書かない(書けない)。さすがに車社会の裏話や裏ルート、闇ルートに通暁しておられる。
なんだかんだで、早くも厳しくなりつつある日差しの中、帰宅したら、時計はなんと7時40分を回っている!
予定というか、当初のつもりより、二時間も遅い。
営業から帰った直後は、神経の昂ぶりがあって、すぐには眠れない。新人の頃は、興奮状態の神経を休めるため、そして空腹もあって、ヤキソバを食べたりしてお腹を満たしてベッドに潜り込んだものだったが、これが体に悪かったようで(喰ってすぐ寝るという生活パターンは最悪)、糖尿病の一歩手前まで行ってしまった。
歯も、歯槽膿漏になってしまった。食べた後、ちゃんと歯は磨いているのだが、やはり、喰っちゃ寝では体がおかしくなるってことだろう。
なので、タクシー業に携わって二年を回った頃、幸か不幸か不況になったこともあり、営業を終えて帰宅しても、ヤキソバを食べるのは止め、牛乳を飲むか、どうしても空腹が辛かったらヨーグルトでお腹を誤魔化すというやり方に変えた。
タクシー業は生活自体、規則正しいってのが至難。せめて、食事の制限と睡眠時間の確保で自己防衛をしていくしかないのだ。
いかに多くのドライバーが体を壊し、止めていったことか。芸能人と同じほど、体に悪い職業だと、昔読んだ本か雑誌に書いてあったけれど、自分で体験するとは思わなかった。
ネットで戴いたコメントへのレスを書いたり、メールをチェックしたり、お茶を飲んだりして、神経の昂ぶりを鎮め、ベッドに潜り込んだ頃には九時近くになっていた。
これはあんまりだ。
目覚ましをかけるべきか否か。
九時過ぎに寝入ったとして正午に起きられるかどうか、覚束ない。
が、睡眠障害のある小生、二時間以上、継続しては眠れない。細切れの睡眠を幾度も取る必要がある。
計算からして、9時に寝たなら、取りあえずは11時過ぎには一旦は、目覚めるはず。
実際、そうだった。しかも、11時前。
無論、睡眠不足なのは言うまでもない。
でも、とりあえずは起きたので、ベッドを離れ、机に向かい、会社からの帰り、コンビニで買った弁当で食事。
長丁場になりそうなので、御飯モノとさらに餃子!
正午過ぎ、寝不足の体にやや不安を抱えつつも、いざ、会場のある横浜(関内)へ。
土曜日の営業の時から、車内に持ち込んでいる寺田寅彦の『柿の種』を電車の友として、ウエストポーチにデジカメと共に忍ばせる。
この本は、今回で三度目となる。自宅で読むより、外出の際、ちょっとした時間を見つけて読むのに最適の本なのだ。寺田寅彦の随筆が好きなのだ。その中でも、「柿の種」は短文ばかりを集めた本。彼の俳句も詠める。
彼の随筆や科学的精神の発想の根というより、発想の本当の形に成らない卵の状態の着想がそのまま示されているように感じる。
初めて読んだときは、あっさりし過ぎていて、なんだこれは? と思ったものだが、逆に今は卵の中の孵化する前のヒナ、発想のヒントを垣間見るようで興味津々で読めて楽しい。
寝不足だが、さすがに関内までは眠気に襲われることはなかった。「柿の種」を読みながら、ちょっとうつらうつらしただけ。前回のように、乗り過ごすこともなかったし(「あれこれとトラブル抱えAESAカーニバルへ」参照)、ちゃんと関内駅に降り立つことができた。
駅の構内の地図を目にし、徒歩でゆっくり会場へ向う。
ここでも、小生、最初から歩き出す方角を見当違いしていた(断っておくが、タクシーではこんなミスはしない。タクシーの営業を離れると、一気に神経が緩む。というか、ハンドルを持つ手が離れた瞬間から、緊張している神経の糸を弛緩させ、のんびりモードに切り替えるのだ。
一人なのだし、間違ったって、誰に迷惑を及ぼすわけじゃないのだ。
で、実際、関内駅から会場へまっすぐの道を選んだなら出くわす筈のない、横浜中華街の入り口のゲートに遭遇。思わずバッグからデジカメを取り出し、パチリ。
寄っていきたいけど、さすがにそこまでの時間的余裕はない。
ルートが間違っているようだから(途中、開港ナントカというイベント関係者の集団に遭遇し、運が良かったら、彼らに付いていったら、会場へいけるかもという安易な思いに駆られた。まあ、その集団というのは、イベントでの案内などをするギャルたちで、つい、付いていったというのが真相なのだが)、我がリベルダージのパフォーマンスが始まる時間に間に合わない恐れがあるのだ。
やがて、横浜港に面する岸壁に辿り着く。海だ。正確には海なのかどうか分からないが、潮の香が漂ってくる。
遠望すると、会場である横浜レンガ倉庫が見える…。
ええっ、あんなに遠い!
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