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2007/02/19

愛のルビコン

 愛というのは、薄闇の中に灯る蝋燭の焔という命の揺らめきをじっと息を殺して眺め入るようなものだ。溺れ浸って、思わず知らず興奮し、息を弾ませた果てだろうと、蝋燭の焔を吹き消してはならないのだろう。
 そう、じっと、焔の燃える様を眺め、蝋燭の燃え尽きていくのを看取る。

 それは、まるで自分の命が静謐なる闇の中で密やかに滾っているようでもある。熱く静かに、静かに熱く、命は燃え、息が弾む。白き肌というメビウスの輪のある面に沿って指をそっと滑らせていく、付かず離れず。

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 すると、いつしかまるで違う世界にいる自分に気が付く。見慣れないはずの、初めての世界。なのに慕わしく懐かしい世界。愛撫という沈黙の営みを通じて、人は自分の世界を広げ深めていくのだろう。何も殊更に声を上げる必要などないのだ。
 気が付けば蝋燭の火も落ちている。命を燃やし尽くして、無様な姿を晒している。けれど、冷たい闇の海の底にあって、己の涸れた心に真珠にも似た小さな命が生まれていることに気付く。蝋燭の焔の生まれ変わり? 

 愛とは蝋燭のようなもの。我が身を燃やし灰になってでも誰かのために生きること。
 
 ……でも、叶うなら煌きのままで生きつづけたい。

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2007/02/16

鍵束「紛失」騒動

 別窓で開く記事「鍵束「紛失」騒動」は、04年・志村銀座サンバパレード見物レポート&日記の番外編です。一昨年までホームページに所収していたもの。当時、ホームページの容量を超えたため、泣く泣く削除。文章は、ホームページにアップさせた当時のままです。

 なお、サンバ(ブラジル)用語については、下記を参照:
G.R.E.S. LIBERDADE サンバカーニバル基礎知識 構成要素
サンバ(ブラジル)関連用語解説

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04志村銀座サンバパレード

 別窓で開く記事「04志村銀座サンバパレード」は、04年・志村銀座サンバパレード見物レポート&日記。一昨年までホームページに所収していたもの。当時、ホームページの容量を超えたため、泣く泣く削除。文章は、ホームページにアップさせた当時のままです。

 なお、サンバ(ブラジル)用語については、下記を参照:
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サンバ(ブラジル)関連用語解説

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2007/02/12

04年武蔵小金井パレード(2)

 別窓で開く記事「04年武蔵小金井パレード(2)」は、04年・武蔵小金井見物レポート&日記。「04年武蔵小金井パレード(1)」の続きです。(1)同様、一昨年までホームページに所収していたもの。画像は、当時、ホームページの容量を超えたため、泣く泣く削除。そのうち、元のデータを発見したら、再度、アップさせたい。本文中の[]内の箇所が画像が挿入されていた場所。文章は、ホームページにアップさせた当時のままです。

 なお、サンバ(ブラジル)用語については、下記を参照:
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サンバ(ブラジル)関連用語解説

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04年武蔵小金井パレード(1)

 別窓で開く記事「04年武蔵小金井パレード(1)」は、本文上部に付した[]内の注記部分も含めて、04年・武蔵小金井見物レポート&日記です。一昨年までホームページに所収していたもの。画像は、当時、ホームページの容量を超えたため、泣く泣く削除。そのうち、元のデータを発見したら、再度、アップさせたい。本文中の[]内の箇所が画像が挿入されていた場所。文章は、ホームページにアップさせた当時のままです。

 なお、サンバ(ブラジル)用語については、下記を参照:
G.R.E.S. LIBERDADE サンバカーニバル基礎知識 構成要素
サンバ(ブラジル)関連用語解説

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2007/02/11

サンバの季節の始まり!

サンバの季節の始まり!
(04年、牛込パレード見物レポートです。一昨年までホームページに所収していた。画像は、当時、ホームページの容量を超えたため、泣く泣く削除。そのうち、元のデータを発見したら、再度、アップさせたい。本文中の[]内の箇所が画像が挿入されていた場所。文章は、ホームページにアップさせた当時のままです。)

            [この笑顔に会いたくて

 東京は新宿区の牛込で行われたサンバパレード見物に行ってきた。薬王寺商交会が主催する形で、25年前より、7月第1日曜日に七夕祭りが行われてきた。数年前から、サンバチームが呼ばれ、市ヶ谷仲之町交差点から市ヶ谷柳町交差点までの商店街をパレードするようになった。
 実際には、プレスタートが13時過ぎから行われ(今回、小生は見逃した)、サンバパレードが始まったのは、予定通りの14時半からである。

 小生は、タクシードライバーを生業としているが、生憎、土曜日は仕事だった。営業の拘束時間が20時間で、仕事を終えたのは朝の6時半過ぎ。急いで帰宅したが、長時間、車を運転していると、神経が疲れるのか、それとも昂ぶっているのか、睡魔が来ていても、すぐには眠れないことは分かっている。
 なので、通常どおりシャワーを浴び、牛乳やお茶で一服し、ネット巡りをしたり、我がサイトの掲示板に寄せられたメッセージに返事を書いたり、好きな番組である「所さんの目がテン」を見たりして過ごし、9時前に就寝。
 寝る直前には本を手に持つのだが、大概は一頁も読めない。頭の芯が痺れきっていて、読書する気にはなれない。すぐに目を閉じてしまう。そして眠りの彼方へ。

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2007/02/05

サンバ(ブラジル)関連用語解説

[以下の用語解説を参照する前に、別頁末尾に示した注意事項を一読願えればと思います。]


あ行

アウト auto:ダンス、歌、寓意的キャラクターなどを含んだ民衆音楽劇の形式。プロによって演じられることが多い。その起源は中世ポルトガルにまで遡る。イエズス会士が布教を目的に宗教的アウトを導入したが、後に地元風のテーマや音楽が取り入れられた。例としてはブンバ・メウ・ボイやシェガンサなどがある。12月から1月にかけて行われる。

アオ・ヴィーヴォ ao vivo:ライブ・パフォーマンスのこと。

アカウント acalanto:ポルトガルから伝わった子守歌のこと。

アゴゴー agogo:大きさの違うふたつのベルがついた楽器。スティックで叩く。

アシェー axeヨルバ語で「生命力」「ポジティブ・エナジー(善なるエネルギー)」といった意味を持つ言葉。またサンバ・ヘギなどアフロ・バイーアの音楽スタイルのこともさす。

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