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2007/01/15

2007年リベルダージ New Year Party (2)

 なんだか、会場内はもう熱気がムンムンという感じだ。四百人ほどが来場するというから、当然なのかもしれない。

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→ 白いグローブの人、今度は腕に白いひじカバー。気になる。

 せっかくの立ち食い蕎麦だったが、食べるほうは、全く不自由しなかった。
 食べ放題は看板倒れではなかったのだ。
 その気になれば、二食分くらいは食べられたかもしれない。

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← さすがポーズの決めが上手い。

 後から後から寿司が揚げ物がサラダが、おつまみが出てくる。給仕は無論、我がチームのメンバーが行なっている。本来ならメンバーでもある(!)小生も何かしら手伝わなければいけないのだが…。

 飲むほうもまさしく飲み放題。

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→ 仮装の時の清楚さ(?)とは打って変わって華麗に舞う。

 小生、お酒はダメなので、コカコーラ、ウーロン茶専門。ただ、最初にカラのコップを見たメンバーの方が親切にもビールを注いでくれたので、最初の一杯はビール。
 小生、お酒はダメと言いつつ、出されたものは飲み干す!

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← 楽しげに踊る。画像がぶれてゴメンね。

 って、食べ物・飲み物の話題はこれまで。
(今回、床の汚れは少なかった。例年だと、時間が経つにつれ、床が次第にベトベトしてくる。お酒が零れたり、食べ物の残飯が落ちたり…。掃除はするのだが、人が込み合っているので、掃除も行き届かなかったりする。そうそう、館内は禁煙! 至って健康的!)

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→ ずっとファンであり続けています。

 話は最初に戻るが、冒頭で新年会へ行くのに躊躇いがあると書いている。
 実は、迷いの種は他にもある。小生がサンバの世界に接する切っ掛けをくれたメンバーの方が既に引退している(チームのメンバーではあるらしいのだが)。

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← ポルタ・バンディラ!

 4年前には挨拶を交わした人たちも少なくなっている。サンバチームは新陳代謝(?)が活発なのか、新人がドンドン入ってくる。
 それはいいのだが、誰がチームのメンバーなのか、まるで分からない。
 日頃、練習のスタジオへ足を運ばない小生の怠慢が招いた事態なのだが。

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→ ポルタ・バンデイラと メストリ・サラ
 
 いずれにしろ、顔を見ても馴染みない人が多い。挨拶も交わしていない。名前(無論、愛称)も分からない。パレードへ応援に行っても、コースの外から声の掛けようがない。
 チームのカラーや雰囲気自体は、幹部となるメンバーが磐石なので、変わらないのだが、実際、一線で踊ったり楽器を演奏する人たちが馴染みでないと、なんだか応援も力が入らない。
 無論、新しいメンバーにしても、何処のおっさんがデジカメをパチパチしている、というものだろう。
 
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← 昨年デビューだったよね。

 パレードへ足を運ぶとデジカメで何百枚も撮影する(現場で、あるいは帰りの電車で、明らかな失敗画像を百枚以上、削除する)。
 帰ってブログレポートに使う写真を取捨選択し、多少の編集をし、文章を書き、ブログのレポートを書きあげる。そうした一連の作業を終えるには、数時間では済まない。
 徹夜仕事は言うまでもない。

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→ 水を得た魚だね。

 毎日、いろんなことを日替わりで書いて行きたいので、パレードのレポート(実態は日記と呼ぶべきか)も、一気に書きあげてしまいたいのだ。熱があるうち、鉄が熱いうち、印象が冷めないうちにパレードの翌朝までには、基本的に作成を終える。
 小生のブログは文章がメインだし、画像は形の上では文章の間に挟む形にしている。

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← 太陽の子達だ!

 尤も、レポートの頁を覗かれる方は、文章よりも画像に目が行くのは分かりきったこと。
 ただ、小生としては意地もあって、文章は来訪者にとっては画像の背景に過ぎないと分かっていても、レポートなのだから、自分が感じたり見たりしたことを文章の形で書き残しておきたい。
 画像は、そうしたレポートを味わい深くする有力な武器の一つなのである。

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→ 何故か撮影のタイミングが合う。

 さて、馴染みのダンサー(パシスタ)がいなくなっていく中で、自分のスタンスをどう取るか。誰か他の方のファンになる。
 ファンになるといっても、パレードコースの外から声を掛けるか、写真を撮る際、メインのターゲットにするというほどのもので、スタジオにさえ行かない小生、話をする機会も持てないだろうが、でも、追っ駆けすべき相手が居るってことは、励み(?)になる。
 写真を撮る際、手を振ったら、応じてくれたりすると、率直に嬉しい!

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← 太陽に向ってオーレ!

 あるいは、誰か特定の人のファンになるのではなく、チームのファンという姿勢で臨んでいくか(これは今までもそうだった。何しろ、そもそもが小生自身、チームのメンバーなのだし、チームの雰囲気がすきなのだ)。
 あれこれ考えると悩ましいのである。
 体の事情、家庭の事情(田舎との往復)もあって、自由に動けるとも限らない。週末は、数年前から事情があって年に数回だが、帰省する。
 時間そのものが窮屈でもある。

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→ やっと撮るチャンスが来た。待ってたよ。

 さて、そんな小さな悩みは別にして、新年会は熱気に包まれている。
 以下、念のため、プログラムを示しておく:

13:30-14:00  開場時間/開演時間
14:00-14:03  開会挨拶

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← 撮れたと思ったら、なんとマントが。

14:03-14:23  グルーポ ハイーゼス (サンバ、ファンク、 フォホー)
14:28-14:43  グルッポ エストレーラ プリメーラ (サンバショー )
14:46-14:56  チームゼットピィ ズーク・ガフィエラ(ダ ンス)
15:01-15:18  ソウ・ナッセンチ (サンバショー)
15:23-15:36  コンジュント・ア・ヴォズ・ド・ピーニョ (ショーロ)
15:41-15:56  グルーポ サンバ カミサ テン (サンバシ ョー)
15:59-16:06  エストレーラス プレメイラス (ランバーダ ・サンバ )
16:11-16:22  ジラソール サンバへギ(演奏)
16:25-16:35  リベルダージ ショー (サンバダンス)
16:40-16:55  パイナップル トゥリー (ボサノバ・MPB演奏)
16:58-17:13  ミモーザス ジャポネーゼス (ダンス)
17:13-17:24  仮装コンテスト結果発表

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→ ポルタ・バンディラ。表情もいいけど、衣装がまた豪華絢爛。

17:24-17:39  バビロン・ウィズ・ベイビーライオン (ベリ ーダンス)
17:42-17:54  アシェギャルズ2007 ( アシェ ダンス)
17:59-18:19  カフェ コンレイチ (サンバ演奏)
18:24-18:40  バンダ ミスト ケンチ (サンバエンヘード演奏)
18:45-19:00  リベルダージ フィナーレ (サンバショー)

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← なので、もう一枚、撮ったけど、衣装がよく撮れていない(汗)。

 幹事を初め進行に携わった人、出演する人、それぞれが協力した賜物か、プログラム通り進行し、時間通りに終わった。あれほどの盛り上がりだったのに、きっちり終えるところが凄い。

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→ 歌手陣も打楽器陣に負けじと、ここぞとばかりに声を張り上げる。

 さて、フィナーレはいよいよ佳境を越えて狂騒状態へ突入。画像では窺えないけれど、バテリアの演奏、絶叫、声援、歓声、悲鳴(?)、ダンスのステップ、熱気が渾然一体となっている。
 演奏は、まさにサンバの典型であるバトゥカーダ(バツカーダ)なのである。バテリア(打楽器隊)演奏は、「ただのインストではなく、複雑なリズムを組み合わせた圧倒的な音圧、究極のテンション」であり、パレードなどの最後では、ダンスとの競演(狂演)をやる!

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← 舞台の上も下も大騒ぎ。踊りまくったほうが勝ち。

 舞台の上ではダンサーたちが、フロアーでも観客が踊りまくっている。ダンサーらがフロアーに降りてきて、観客と踊ることも。舞台どころか、フロアーが揺れているのを肌身で感じる。
 動かざること弥一の如しの小生さえ、足踏みし手を振り、腰を振る?!

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→ 舞台の上の人だって、会場全体の興奮に酔う。

 その狂騒も七時前には終演を、そして終焉を迎える。
 あの喧騒が夢のようだ。会場内に横溢する熱気だけが夢ではなかったことを物語っている。
 
 会場を後にする。冷たい風が気持ちいい。

 サンバする小生。
 なのに、ウエストポーチに忍ばせた本は、深沢七郎の作品集。

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← 成増地域センター(アクトホール)で新年会が催された。来年は正月六日の予定と決まっている!

 そういえば、間もなく深沢七郎の誕生日がやってくる(1914年1月29日)のだった。
 もう、戦争を過去のものとして葬り去りつつある時代にあっては、こういう作家は現れないのだろう。
 サンバの世界深沢七郎の世界と。両方のどちらがどうということはない。両方が相俟って世界を為す。

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