カーニヴァルテーマ「太陽」(5)
追記になるけど、土曜日の夜、テレビドラマを最初から最後までしっかり見てしまった。小生には珍しいこと。見始めても、大抵、CMとなった途端、チャンネルを切り替えたり、消してしまったり。
でも、夜の九時から始まったドラマ「死亡推定時刻~少女はなぜ誘拐され殺されたのか?無実の青年と冤罪の裏に秘められた兄弟の悲しき宿命の絆」(フジテレビ)は見応えがあった。主役(?)の吉岡秀隆さんは、ひょうひょうとしていて、まあともかくとして、松平健(今回はヒーロー役ではなく、彼にはチャレンジングだったかも)とか永作博美(小生の好きな女優の一人。というか、女優は大抵好き。というか、女性は大抵…、ああ、きりがない)、小林薫らがいい演技でドラマを作り物めいた空々しさをまるで感じさせない。
番組の最後では、小生、不覚にも涙ぐんでしまったり。
「土曜プレミアム『死亡推定時刻』」参照。
調べてみたら、演出が杉田成道氏。例の『北の国から』の方だ。なるほど!(とはいっても、『北の国から』は、随分、昔、何回か見ただけだけど。)
本稿「カーニヴァルテーマ「太陽」(5)」は、「カーニヴァルテーマ「太陽」(1)」や「カーニヴァルテーマ「太陽」(2)」「カーニヴァルテーマ「太陽」(3)」「カーニヴァルテーマ「太陽」(4)」に続くものである。
また本稿は、我がサンバチーム・リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)の今年の浅草サンバカーニヴァルテーマ「太陽」を巡っての雑記であり、画像はいずれも、画像の使用を快諾してくれている「Charlie K's Photo & Text」(あるいは、「Charlie Kaw, Photos and Texts」)からのものである。
今回は、ちょっとこれまた異例ながら、クリス・マッガワン/ヒカルド・ペサーニャ著『ブラジリアン・サウンド―サンバ、ボサノヴァ、MPB ブラジル音楽のすべて』(武者小路 実昭/雨海 弘美訳、シンコーミュージック)からサンバやブラジル関連用語の一部を転記させてもらうことで、画像集の背景文とさせてもらった。
いつも、他のチームの用語集を参照させてもらうのも悔しい(といって我がチームのホームページには用語集は今の所、載っていない)。
本来は別の場所に用語の頁を設けるつもりだったが、上掲書の返却日が迫っているので、当面、ここにメモるという変則的な形となった。
さて、リベルダージ愛唱歌集を聞きながら作業するかな。
→ ポルタ・バンデイラそしてメストリ・サラ
ふつうブラジル人なら誰でもサンバのステップを踏めるが、こみ入った特別なステップを踏める人はなかなかいない。それができる人はパシスタと呼ばれる。エスコーラの最も重要なパシスタはポルタ・バンデイラ(団旗を持って踊る女性)とメストリ・サラ(祭りの引き立て役の男性)だ。この二つのキャラクターは19世紀のソシエダージの時代に遡るきわめて古いものだ。ポルタ・バンデイラはエスコーラの旗を振りながら優雅に踊り、メストリ・サラは彼女のまわりをエスコートしながら力強く踊る。(p.62)
(クリス・マッガワン/ヒカルド・ペサーニャ著『ブラジリアン・サウンド―サンバ、ボサノヴァ、MPB ブラジル音楽のすべて』(武者小路 実昭/雨海 弘美訳、シンコーミュージック)より)
← ポルタ・バンデイラそしてメストリ・サラ
用語解説(抜粋である。但し、ブラジル語表記についてはアクセント記号表示が一部、示せない!)
あ行
アウト auto:ダンス、歌、寓意的キャラクターなどを含んだ民衆音楽劇の形式。プロによって演じられることが多い。その起源は中世ポルトガルにまで遡る。イエズス会士が布教を目的に宗教的アウトを導入したが、後に地元風のテーマや音楽が取り入れられた。例としてはブンバ・メウ・ボイやシェガンサなどがある。12月から1月にかけて行われる。
アオ・ヴィーヴォ ao vivo:ライブ・パフォーマンスのこと。
アカウント acalanto:ポルトガルから伝わった子守歌のこと。
→ ポルタ・バンデイラそしてメストリ・サラ
アゴゴー agogo:大きさの違うふたつのベルがついた楽器。スティックで叩く。
アシェー axeヨルバ語で「生命力」「ポジティブ・エナジー(善なるエネルギー)」といった意味を持つ言葉。またサンバ・ヘギなどアフロ・バイーアの音楽スタイルのこともさす。
アタバーキ atabaque:円錐形をした一枚皮の太鼓の総称。手で叩き、キューバのコンガに近い。
アバネーラ habanera: キューバの歌とダンス。ゆっくりとした2拍子の音楽。
アピート apito:ホイッスル全般を指すが、とくにエスコーラ・ヂ・サンバではバテリーアの隊長がこれを使う。
← ヂレットールとバテリーア
このヂレットール・ヂ・アルモニーアはまた、パレード中、メンバーが高いテンションを保ち続けるように心がけなければならない。エスコーラの全員が伴奏なしで2、3度エンヘードを歌うと、パレードの準備段階の最も興奮する瞬間が訪れる。バテリーアの演奏が始まるのだ。この場に立ちあった人間は、生涯けっしてこの瞬間を忘れないだろう。メストリ・ヂ・バテリーア(パーカッションの隊長)のホイッスルのもと、300人のバテリーア軍団が一糸乱れぬ正確さで歌に合わせてリズムを叩きだす。ホイッスルは指揮者のバトンの役目をしているのだ。(p.64)
→ バテリーア
アフォシェー afoxe:カンドンブレーの儀式から派生した音楽や舞踏を行うカーニヴァル・グループのこと。またはそのアフォシェーが演奏する音楽。
アフォシェー afoxe:フクベのまわりに糸をめぐらしてビーズをつけた楽器。
アフロ・サンバ afro-samba:カンドンブレーの音楽的要素が含まれるサンバのこと。
アボイオ aboio:牛を呼ぶためにセルタォンのカウボーイたちが歌った歌のこと(通常、歌詞はない)。
アーラ ala:カーニヴァルのパレードの時、エスコーラ・ヂ・サンバを分ける小グループのこと。「班」や「連」のようなもの。
← バテリーア
コンセントラサォンでバテリーアの演奏が始まる時、人々のエネルギーのレベルはものすごい高さになる。「その音量の凄さといったら、へヴィメタ・バンドの倍はある」とロバォンがいうように、興奮の度合は最高潮に達し、本番のパレードへ向けての準備は完了する。
ゲートが開かれると、ストップ・ウォッチが押され、花火が打ち上げられる。そしていよいよコミッサォン・ヂ・フレンチ(先頭委員会)が、観衆たちに挨拶を送りながらサンボドロモに入場する。本番の開始だ。(p.66)
→ バテリーア
アラーミ arame:ビリンバウのヴェルガ(弓の部分)に張られるワイアーのこと。
イジェシャー ijexa:アフォシェーの音楽のリズム。またはヨルバ族に属するサブグループの名称。
ヴァネラォン vanerao(vaneirao):ブラジル南部に残るアコーディオン音楽。
← バテリーア
スルド(バス・ドラム)のビートがあたりに響きわたる。このドライブ感あふれる基本ビートに乗って、残りのドラムやパーカッションが力強いリズムを叩きだす。これこそカーニヴァルを華やかに飾るバテリーアだ。バテリーアは次の楽器群によって構成されている。まず魔術的なローリングを響かせるカイシャと呼ばれるスネア・ドラム。そして、ポップコーンが出来上がった時のような高音を出すタンボリン(タンバリンに似ているが、小さなシンバルはついておらず、手ではなくスティックで叩く)。時に悲しそうな、時にユーモラスなうなり声を聴かせるのはクイーカ(摩擦によって音を出す太鼓)だ。そして金属製のスプリング・ギロのヘコヘコと、二つのベルのついたアゴゴーがある。また打楽器以外のものとしては、ウクレレのような形をしたカヴァキーニョ(哀感のある高音でハーモニーをつける)、そしてメロディーを大声で歌うプシャドール(リード・シンガー)がいる。(p.31)
→ バテリーア
← バテリーア
ヴィオーラ viola:ギターに似た弦楽器。弦の数は5、7、8、10、12、14本と地方によって異なる。
ヴィオラォン violao:ギター。
ヴィオリーノ violino:ヴァイオリン。
ヴィオレイロ violeiro:ギタリストのこと。とくにギターやヴィオーラを弾いて即興の曲などを歌うトロバドールを指す。
ヴィラーダ virada:演奏中パーカッションのパターンを変えること。
ヴェルガ verga:ビリンバウの弓の部分のこと。
ウンビガーダ umbigada:ルンドゥー、サンバ、その他のアフロ・ブラジルのダンスにある所作で、踊り手が相手をダンスに誘うためにへそをくっつけあうもの。
エスコーラ・ヂ・サンバ escola de samba:カーニヴァルで行なうサンバ・パレードを組織する団体。「サンバ学校」の意だが、ふつう他にも多くの社会活動を行なっており、地域のコミュニティー・センターの役目も果たしている。多くは低所得者の住む地域にある。
エントルード entrudo:非常に野蛮なスタイルのカーニヴァルで、もともとはポルトガルのものだったが、ブラジルに伝わり19世紀後半まで続いた。
エンヘード enredo:テーマのこと。
オリシャー orixa:アフロ・ブラジルの宗教で神のこと。
か行
カイシャ caixa:スネア・ドラム。
カヴァキーニョ cavaquinho:ウクレレに似た4弦の楽器。フレットは17あり、ふつうDGBDに調弦される。
カシシ caxixi:カポネイラで使われる小さめのシェーカーで、小枝を編んだかごに種子や小石が入れてある。
カシャンブー caxambu:太鼓と手拍子がつくアフロ・ブラジル系の歌と舞踏。または、それに使われる太鼓のこと。
カテレテー caterete:インディオ起源と思われる地方舞踏で、歌手とヴィオーラの伴奏で男女が踊る。
カバッサ cabaca:ビリンバウの一部で、片方に穴が空いているフクベ。
カポエイラ capoeira:アンゴラから来たバントゥー族奴隷によって伝えられたアフリカの武術。歌とビリンバウ、バンデイロなどの楽器の演奏とともに行なわれる。
カポエイリスタ capoeirista:カポエイラを実演する人。
カリオカ carioca:リオ・デ・ジャネイロの町の人。またはもの。リオっ子。
カルナヴァル carnaval:カーニヴァル。おもにカトリック国でさかんな、灰の日曜日前の4日間に祝われる祭り。めりかではマルディグラと呼ばれる。
ガンザー ganza:鉄製のシェーカー。1連や3連と複数のシェーカーがつながったものもある。また木製や鉄製の枠に小型のシンバルをつけたパーカッション楽器もガンザーと呼ばれる。
カンタドール cactador:北東部、中央ブラジルのトルバドール。即興、または記憶している古い歌を歌う。
カント canto:歌のこと。
カントリーア cantoria:歌うこと。またはデザフィーオをすること。
ギターラ guitara:エレクトリック・ギター。
クイーカ cuica:太鼓の皮とつながる細い棒を、濡れた布で摩擦して音を出すパーカッション楽器。うなったり泣いたりするような音をだす。
コジーニャ cozinha:ベース、ドラム、様々なパーカッションなどが一緒になったもの。リズムのミックス。
コンジュント conjunto:楽団のこと。
→ ヂレットールとバテリーア
大きなエスコーラとなると、4000から5,000人がパレードに参加する。こんな大勢の人々をまとめるのは並大抵のことではない。そこで、それを専門とするヂレットール・ヂ・アルモニーア(ハーモニーの監督)という仕事が存在する。この仕事はただただまとめ役に徹するだけで、けっして楽な仕事ではない。サンボドロモに入る数時間前から、このヂレットール・ヂ・アルモニーアは場外のコンセントラサォン(集合)という場所で、アーラたちの順番などを確認しながらパレードの体勢を整える。(p.63-4)
← バテリーア
さ行
サウダーヂ saudade:「郷愁」をあらわすブラジル独特の表現。誰かや何かをなつかしむ気持ちのこと。
ザブンバ zabumba:ブラジル北東部の音楽で使うバス・ドラム。
サンバ samba:ブラジルで最も有名な歌とダンス。4分の2拍子を基本に複雑にリズムが絡み合い、シンコペーションの効いたメロディーや伴奏が特徴。
サンバ・エンヘード samba-enredo:カーニヴァルでエスコーラ・ヂ・サンバが演奏するテーマに基づいたサンバ。
サンバ・カンサォン samba=cancao:サンバの一種だが、ゆっくりと落ち着いた雰囲気を持ち、リズムよりメロディーや歌詞が大事にされるスタイル。
サンバ・ヂ・ガフィエイラ samba de gafieira:ダンス・ホールで演奏されるサンバ。ふつうインストゥルメンタルで、アメリカのビッグ・バンド・ジャズ風のホーン・セレクションのアレンジが入ったりする。
サンバ・ヂ・ホーダ samba de roda:バトゥカーダや手拍子で踊るサークル・ダンス用のサンバ。
サンバネージョ sambanejo:セルタネージャのヒット曲をサンバのリズムに乗せて演奏するサンバランソ音楽のくだけた言い方。
サンバ・ヘギ samba=reggae:1980年代、サルヴァドールで生まれたサンバとレゲエをミックスしたスタイル。
サンビスタ sambista:サンバの作曲、演奏、ダンスをほとんど一人でこなしてしまうような人のこと。サンバの達人。
シキシキ xique-xique:サボテンの一種で作ったショカーリョ(シェーカー)の仲間。
ショカーリョ chocalho(xacalho):木製または鉄製のシェーカーで、二つの円錐が根元でくっついた形をしている。
ショーロ choro:19世紀、リオで生まれたインストゥルメンタル音楽。即興を入れた緩急自在なテンポや屈折したメロディーなどが特徴。
スルド surdo:サンバで使われる太鼓で、エスコーラ・ヂ・サンバのバテリーアで低音部を受け持つ楽器。ヴェルヴェット玉のついたスティックで叩き、3種類のものがある。
セレスタ seresta:セレナーデのこと。
ソン som:「音」のこと。
た行
タロル tarol:2枚皮の底の浅い太鼓で、胴体底部にストラップがついていて、2本のスティックで演奏する。
タンゴ tango:20世紀にアルゼンチンで生まれたダンスと歌のスタイル。リズム的にはキューバのアバネーラやアルゼンチンのミロンガから派生した。
ダンサ danca:ダンスのこと。
タンタン tan-tan:アタバーキに似た底の深い太鼓で、パゴーヂでスルドの代わりに使われる。
タンボール tambor:太鼓。
タンボリン tamborim:シンバルがついていない小型のタンバリンで、スティックで叩く。
ヂレットール・ヂ・アルモニーア :チーム全体のまとめ役(ハーモニーの監督)。通常、各アーラごとのリーダーについてはヂレットールと呼称される。
デスフィーレ desfile:カーニヴァルのパレードのこと。
トッキ toque:リズムあるいはテンポのこと。とくにカポエイラでのビリンバウのリズムのことをいう。
→ ヂレットールとバテリーア
パレードの始まる前から、山車に乗ったプシャドール(メインの歌手)がサンバ・エンヘードを歌いだす。プシャドールには5,000人の歌声をバテリーア(太鼓隊)のセクションと合わせる責任がある。彼は同じ曲をほとんど2時間近くも歌い続けなければならない。しかも失敗は許されないのだ。メンバーたちはヂレットール・ヂ・アルモニーアに気合を入れられながらエンヘードを少しずつ歌い始める。(p.64)
← バテリーア
は行
バイーア Bahia:ブラジル北東部にある州の名前。州都サルヴァドールのことも「バイーア」と呼ばれることがある。
バイショ baixo:ベース。
パウリスタ Paulista:サンパウロ州の人。またはもの。
バキータ baqueta:ビリンバウに張られたワイアーを叩く細いスティックのこと。
パシスタ pasista:複雑なサンバ・ステップを踏める名人。
バテリーア bateria:エスコーラ・ヂ・サンバの太鼓、あるいは太鼓とパーカッションを含めた集団をさす。
バトゥカーダ btucada:様々な種類のパーカッション楽器を使って演奏されるサンバ。
バランソ balanco:スウィング。
バンダ banda:カーニヴァルの期間中とくにマルシャを演奏する集団のこと。祭りを盛り上げるために路上で演奏するグループを総称する場合もある。
パンデイロ pandeiro:パーカッション楽器。タンボリンに似た形だが、シンバルがついている。西洋楽器でいうタンバリン。
ピファノ pifano:横笛。
ビリンバウ berimbau:木製の弓に鉄のワイアーを張った楽器で、反響させるためにフクベが付属する。バイーアでポピュラーな楽器で、とくにカポエイラの伴奏として使われる。
ファド fado:ギターの伴奏で歌われるメランコリックなバラードでルンドゥーから派生した。一部の学者は、もともとブラジルで生まれたものがポルトガルに伝わって発達したと考えている。
フォーファ fofa:18世紀、ポルトガルの官能的な舞踏。
フォホー forro:北東部のダンス音楽のスタイル、およびそのダンスのこと。バイアォンの一種としてこの言葉を使う者もいる。
プラートス pratos:シンバル。
フリジデイラ frigideira:フライパン型のパーカッション楽器。スティックで叩く。
プレート preto:「黒」あるいは黒人のこと。
ブンバ・メウ・ボイ bumba-meu-boi:ポルトガル起源で、その後ブラジル的要素も入れられた、プロたちによるダンス(アウト)。雄牛の死と再生をテーマとしたもので、華麗な衣装と振り付けで演じられる。
ブロコ bloco:カーニヴァルでパレードする集団のこと。
ブロコ・ヂ・エンヘード bloco de enredo:エスコーラ・ヂ・サンバのような構成の小規模カーニヴァル・グループ。
ヘピーキ(ヘピニキ) repiniqui(repiniqui):サンバで使われる2枚皮の太鼓。
ヘコヘコ reco-reco:刻み目を棒でこすって音を出すパーカッション楽器。竹または金属棒のものがある。
ボイ・ブンバ boi-bumba:ブンバ・メウ・ボイの一種でアマゾン地方に残る。
ボイ・ヂ・ママォン boi-de-mamao:ブンバ・メウ・ボイの一種でブラジル南部に残る。
ボイ・スルビー boi-surbi:ブンバ・メウ・ボイの一種でセアラー州に残る。
ボサノヴァ bossa nova:1950年代後期にリオで生まれた音楽で、リズム的にはシンコペーションを高度に取り入れたもので、ふつうそれに歌がつく。またハーモニー的にはクール・ジャズやクラシック音楽の影響を受けている。
ポルカ polka:1830年ごろ、ボヘミアで生まれたダンス音楽。4分の2拍子でテンポが非常に速い。
ポルタ・バンデイラ porta bandeira:パレードでエスコーラ・ヂ・サンバの団旗を持って踊る女性。
ボレロ bolero:キューバ生まれの歌で、ゆっくりとした感傷的なスタイルとして国際的に定着した。ロマンティックなバラード。
ボンボ(ブンボ) bombo(bumbo):最も大きなブラジルのバス・ドラム。
→ バテリーア
← バテリーア
ま行
マクレレー maculele:アフロ・ブラジルの戦いの踊り。棒を用いる。
マラカ maraca:フクベの殻に乾いた種子または小石などを入れた楽器。インディオがよく使用した。
マランドロ malandro:女性に貢がせたり、賭博や詐欺まがいのことで生計を立てる男。ごろつき、やくざ者。
マルテーロ martelo:北東部にある詩の形式で、各行10音節で、6行から10行が連(スタンザ)となっている。
メストリ・サーラ mestre-sala:エスコーラ・ヂ・サンバのパレードで、ポルタ・バンデイラをエスコートする祭りの引き立て役の男性。
モーホ morro:「丘」という意味だが、貧しい階層の人々の住むリオの町を取り巻く丘のことをさす。
ら行
ランバーダ lambada:カリンボーや、メレンゲなどカリビアン・スタイルの混ざった音楽。シンコペーションの効いた4分の2拍子の音楽。メレンゲ、マシーシ、フォホーの要素が入ったとてもセクシーなダンスがつく。
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