ジェネシス 8 ゼンマという奈落
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→ 小林たかゆき作品 (「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」参照。「君はピエロ 僕もピエロ」より)
美は常に一旦、描かれ示されると、その瞬間から古典になる。昇格されるのか棚上げなのか分からないが、人間はどんな美であっても満足ができないのが宿命らしい。
この世は美を嘲笑うかのような醜に満ち満ちている。醜の海に美は島として浮んでいるともいえるのかもしれない(決して大陸ではない!)。
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東京在住時代のことだから、もう十年前のこと。
場所は早朝の環七。
私は帰庫(営業を終え、会社に戻ること)しようと片側二車線の外側(歩道側)を会社に向かって走っていた。
あと数分で会社という時、私の運転する車の前に暴走族風のガキがバイクで車線を跨るように蛇行運転していて、仕方なく自分もその後を付いて走ることに。
後続の車が渋滞。
そこへ、追い越し車線(真ん中の分離帯に近いほうの車線)を走ってきた茶色のジャガーに乗った奴が、クラクションを鳴らし、渋滞していた真ん中側の車線の車をどかせ、さらにそのバイク野郎をも蹴散らして、走り去った。
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詩人・アルチュール・ランボーは、アル中で乱暴だった。
作家・モーパッサンは、売れっ子で儲けたので、儲かった。
作家・カフカは、存命中は鳴かず飛ばずだったので、可不可。
島尾敏雄は、有名な割りには売れない作家だったので、暇を取りよ。
トーマス・マンは、晩生(おくて)で、若い頃は、頓馬な男と呼ばれていた。
物理学者、大統領、歴史家を輩出したドイツの名門・ワイゼッカーは、実は、卑猥な血筋を持った一家で、猥褻家と呼ばれていた。
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菱喰(ヒシクイ)! うん? オレは酔ってるのか。千鳥(チドリ)足か。足元が夜鷹(ヨタカ)ってるか? 赤腹のトナカイさんか? 鷹い酒だったなー。何が、大瑠璃(オオルリ 大麦)焼酎だ。山椒喰(サンショウクイ 最上級)の酒って、どこが三光鳥(サンコウチョウ)の酒だってんだ。安酒が。ペンギン(ペギー)葉山の歌なんて歌って、あれを水鶏(クイナ)これを水鶏(クイナ)って雀(スズメ 薦め)られて、尾長(お腹)が矮鶏(チャボ)矮鶏(チャボ)だ。白鳥(ハクション)!
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むかーし、戯れで作った駄洒落俳句です。さて、元句は? 作者は?
古い毛や 生唾飲み込む 池のホト
震え毛や なまず飛び込む 池のほと
若草や たわむれむれに ゆめのあと
寝乱れの 遣り残してや 一つどう?
今朝の由紀 根深々となん 仕置きかな
静香さん いやに染み入る 笑みの声
あら由美や 床によこたふ 尼の川
秋深き 隣は何でも する人ぞ
いろ道や ゆくことなしに 秋の暮
蛸壺や はかなき夢も 運の尽き
むざんやな あぎとの中は ぎりぎりで
先方や 耳にせいしが 飛ぶのかな
蛤の ふたみにわける 筒先ぞ
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この世界は広いって、つくづく感じることがある。
別に地球儀を見て、改めて気付いたってわけじゃない。
← Glenn Brady作「weeping man」 (画像は、「glenox66 (glenn brady) - DeviantArt」より)
ただ、自分がこの世界の中にポツンと放り出されている。自分があまりにちっぽけ で、世界どころか、自分の周囲さえ、ろくに見通すことができないことを、何故か不 意に実感してしまったのだ。
きっと自分の心があまりに窮屈で、それに臆病なものだから、井戸の中にいて、四 角く限られた天を眺めやることに慣れ過ぎたんだろう。
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夢であって欲しいと思った。
何処まで走っても似たような部屋があるばかりだった。
仰々しいような扉をやっとの思いで開けてみても、そこにあるのは能面のよう な部屋。
幾つ扉やドアを開け、どれほどピカピカに磨きたてられた廊下を走ったことだ ろう。ようやく、今までとは毛色の違う空間に飛び込んだ。
しかし、人っ子一人いるわけもなく、古びて饐え切った板壁のだだっ広い空間 があるだけだった。
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(前略)起きたのは悪戯電話でだった。
タクシーでの徹夜仕事で朝方に帰宅し、寝入ったのが9時頃、電話があったのは11時半頃だったろうか。熟睡しているところを叩き起こされた不快感もあり、電話を取る気が起きないので、ベルの鳴るがままにしておいた。
留守電の設定がされているので、必要ならそこに吹き込んでくれるだろうし。
その電話(録音テープ)に、女が低い声で、「ハイスイコウ、ハイスイコウ、台所のハイスイコウ」と繰り返す。そしてやがて静かに受話器を置く音が録音された。
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昨夜の月はほぼ天頂にあった。そして小生はまさに天底にある。首が痛くなるほどに見上げないと月を真正面に眺めることができない。それほどに高く月は照っていたのだ。天頂にあってこの自分を見上げさせている月は、小生に影さえも与えてくれない。
真冬の夜の満月は何か恐ろしいものを感じる。まして昨日は、日中、冷たい風が吹いていたし、冬ということもあって湿度も極端に低い。冴え冴えとした月を実感する条件が揃っていたのだ。
満月が煌煌と照っていたにもかかわらず、星々も東京の空とは思えないほどに煌いていた。
霄壤(しょうじょう)の差という言葉がある。広辞苑によると、「天と地ほどの大きなへだたり。雲泥の差」と説明されている。
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