コント

2011/01/01

作っているあいだに年が明けちまった!

ァ、ィ、ゥ、ェ、ォ、ッ、ャ、ュ、ョ、ヮ、ヵ、ヶ

 上記の(小)文字だけを使って文を作れますか?


という課題が与えられた。

 有名な文に、ァィゥェォ を使って、「愛 餓え男」という言葉がある。
 昔、そんな題名の漫画があったっけ。

 さて、小生、以下の文を作ってみた。

 まあ、ただのナンセンスである。

 作っているあいだに年が明けちまった!

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2009/01/03

雪の轍(わだち)

 大晦日の街道を一台の自転車が走っていく。
 国家の一大事じゃあるまいに、あの慌しさはどうだ。

 雨のせい? 雨が雪に変わりそうだから?
 ほらほら、雨が霙(みぞれ)に変わってしまった。

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 霙?と思う間もなく、あっという間に霙が霰(あられ)に変わった。

 急激に寒気が下界を埋め尽くそうとしている。
 シベリアの冷たい怒りが鬱憤晴らしに僻遠の島までもを飲み干さんとしている。

 ジャケットを帽子を手袋をズボンを自転車のハンドルを小さな雪の礫(つぶて)がぶつかる。
 風のせいで傘など役に立たない。

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2007/12/07

鍵束がない ! !

[本稿は、12月6日の午後二時半頃、外出前の慌しい時の合間に書いた日記です。本来の日記のブログがいろいろ予定稿があり、この日記をアップさせる余地がないので、余儀なくこの創作のブログに載せるもの。ことは、6日の午前のとっても、瑣末な、ウソのようなコントの日記。あくまで日記なので、つぶやき調なのは仕方ないものと理解されたい。]

071207

→ 某所でこの夕焼けを見て帰ったら、郵便受けに待ちに待った封書が。そう、引き続く書類を持って来いという役所の<通知>の書面が入った封書。「ホッと一息、でも憂鬱」でいろいろ書いたけれど、なんとか試験には通ったようで、いよいよ次ぎの段階へ行動開始である。この日記での外出もその一環だったのだが、たださえ忙しいのに余計なトラブルを自らの愚かしさゆえに招いた…招きそうになったのだった。

鍵束がない ! !

今日、所用があって(金策)我が愛車(パナソニックの電動自転車)で外出。

が、目的地に着いて、鍵を掛けようと思ったら、鍵束がない!!

稗ー! 冷えー! ヒエー!

まるで古びた褌を引き裂くような悲鳴か雄叫び…を思わず上げそうになった。

また、落っことしたのか。

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2007/07/20

愛の電化製品生活

おい、トースター(どうした)、何かあったか?
オレがコーヒー(恋の)メーカーになってやる。
オレがアイロン(愛の)ワインセラーしてやるぞ。

もっと掃除機(正直)になれよ!
男だろ、ミシンミシンするんじゃない。電気(元気)、出せよ。

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← ポット出のお湯の如きの情熱か

相手は誰だ? えっ、ミキさーって? あの、胸がジューサージューサーの? 顔がシェーバードに似ている?
お前はあの子がスピーカー(好きか)?
オレも彼女の扇風機だ。
扇風機たって、千の風が流行ってるって話じゃない。
扇風機(ファン)なんだ!
オレだってあの娘を見たらポットしちゃうよ。ズボンにプレッサー掛かるよ。

で、どんな悩みだ?
えっ、ベッドでシュレッダー(滑った)?
そりゃお前、あそこに安物のテレビン油なんてベタベタ付けるからだ。

えっ、あそこがこシュレッダー(擦れた)からって?
彼女、エア(ヘアー)コンを間違えた?
だから、今度はプロジェクタ(風呂で食った)?

FAXは、清浄機(正常位)でやらないと。
ホットプレー(ト)ばっかりじゃ、嫌われるぞ。

あの最中にドライヤー(どないや)? なんて乾燥機(感想、聞)いちゃ、あかん!
そんなこと、除湿機(常識)だぞ。

(クソッ、羨ましい!)

あの娘の好きな花は何か知ってるか? グラジオラスだ。
グラジオラスの花言葉は、「用心深い、楽しい思い出、たゆまぬ努力」
お前、あの娘、忘れたほうが、レコーダー(利口だ)ぞ!
ラジカセ(足枷)になっちゃダメだぞ。

なあ、今度、こたつ(交替)しようぜ!
電話(善は)急げだ。
炊飯器(ジャー)な!

冷蔵庫(寒い)なお話でした!
[コメント欄に蛇足あり!]

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2007/05/11

乗っていいのよ

 五月晴れの一日も暮れそうな宵の口のこと。
 オレはある住宅街を歩いていた。
 とある家の塀の物陰に人影が見える。
 何か怪しい雰囲気が漂う。
 オレは急ぎ足で通り過ぎようとした。

 すると、
「乗っていいのよ」という囁くような声が。
 見ると、ちょっと垂れている髪で顔がハッキリ見えないが、体型からして二十代後半と思われる女だ。
 オレの足元を伺っているような気がする。

(乗っていい? 乗っていいってどういうことだ?)

 頭の変な女かもしれない。
 第一、声が小さかった。聞き間違いってこともある。
 オレは気のせいだろうと、先を急いだ。

 するとまたもや、
「乗っていいんだってば」という声。

 今度はオレのすぐ間近だ。
 女はさすがにオレの目に合わせようとはしない。
 後ろめたい気持ちがあるのだろう…。

 今度は聞き違いなどでは断じてありえない。
 女の横顔が街灯に浮んだ。
 美人だ!
 こんないい女がどうして、こんなところで。
 よっぽど夫婦生活がうまく行っていないのか。

 声の調子からすると、女は少々苛立っているようだ。
 それでもオレは関わりになるのが嫌で女から遠ざかろうとした。

「乗りなさいって、言ってるでしょ。後ろに乗りなさい!」
 ああ、そこまで言うのか。オレはMの気があるのか、女の命令口調に案外と弱い。
 しかも、オレたちだけ。
(でも、奥さん、いくらなんでも、こんなところで…。)

 それでもオレは、何かの間違いだとしか思えなかった。
 女は、オレとは目を合わさない。何処か柱の陰を伺っているようだ。
 誰か人が来るのを怖れているのか。

「何をグズグズしてるの。早くしないとダメでしょ」
 せかされると弱いオレなのだ。
 立つものも立たなくなる。
 でも、ここで知らん顔で通り過ぎてしまったら、男がすたる。
 気がつくと、何のほうはオレより気が早くて、とっくに前向きになっている。

(さっさとやって、さっさと消え去ろう。行(ゆ)きがけの駄賃ではないか。)
 オレはズボンの前を開いて女に向っていった。

すると、
「ホラ、グズグズしてるから、変な男がやってきたじゃない!」
 そう吐き捨てるように言うと、女は男の子を柱の陰から引きずり出し、自転車の後ろの籠に載せ、宵闇の中、ママチャリを漕いで去っていった。

 ……。
 ああ、オレを置いて行かないで。
 ……。
 行っちゃった!

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