酔 漢 賦
2024/01/15
2024/01/04
昼行燈55「酔 漢 賦(鳥名篇)」
菱喰(ヒシクイ)! うん? オレは酔ってるのか。千鳥(チドリ)足か。足元が夜鷹(ヨタカ)ってるか? 赤腹のトナカイさんか? 鷹い酒だったなー。何が、大瑠璃(オオルリ 大麦)焼酎だ。山椒喰(サンショウクイ 最上級)の酒って、どこが三光鳥(サンコウチョウ)の酒だってんだ。安酒が。ペンギン(ペギー)葉山の歌なんて歌って、あれを水鶏(クイナ)これを水鶏(クイナ)って雀(スズメ 薦め)られて、尾長(お腹)が矮鶏(チャボ)矮鶏(チャボ)だ。
2023/12/31
2007/02/27
酔 漢 賦(河川名篇)
お前の女房は神通が始まってえじゃないか。え、あの太った雄物の女房がよ。
ああ、俺の女房は四万十(肥満と)よ。体型が関取だよ。ジンヅウで暇とよ、淀卵光の食いすぎよ。でも、この話はお仕舞いとよ。
なに恥ずかしがって黒部な顔を阿寒湖にしてるんだ。
俺の女房を馬鹿にすると高津くぞ。
大体、おめえの女房はホントに遠賀なのか、ええ? あんな女を斐伊、斐伊、言わせてたのか、加古悪いったら、荒しない。那珂(中)せるぜ。紀の毒だね。
そっちこそ、お前の古女房は熊野ような顔じゃねえか。鈴鹿、鏑(かぶら)でもやろうかい。川内(せんだい)の小矢部の顔を見てみたいよ。まるで物部姫じぇねえか。その女房が寝取られて、これがホントの鬼の入間の洗濯ってか。木曽天海な話だね、ホンマ。
なんだと、吉野言ったな。あれだって昔は吉川信濃似だったんだぞ。帷子なぎさちゃんにも似てたしな。松たか子にも似てたしな。野川由美子にも似てたような。俺が胃炎を、じゃない離縁を迫ったら、松とくれって泣いたんだ。庄がないから、鬼怒鬼怒の別れはやめたんじゃねえか。そしたら、ほん利根って泣きやがったよ。あいつのあそこは、昔は浅瀬で締まっとって、中津川へ出したら気持ちよかったのに、今じゃ広瀬で、もう都幾(土器)めかないなあ…。
おっと、そっちだって顔は虻と熊で最上(狼)みたいじゃねえか。迫られて無理矢理結婚して、ベソ掻いて、大井、大井と泣いたってえじゃないか。釜無野郎め。あんな女と姫事か。あんな女と安部っくか、可哀想に。常願寺じゃないね、まったく。ホントに久慈運が悪いね。早いとこ別れな!
何を! 木曽! 矢部えこと言うなって。もう、石狩心頭だ。頭が桐生そうだ。
おお、怒ると一層、赤くて北ねえ顔になるねえ。鮭でも飲んだか?
井田! 多々良いたな。大分(大井た)! 多摩らんぞ。
太田、太田すんじゃねえよ。あ、く犀! 長長門矢場いもん、出しやがったな。
フン! 碓氷のを出しただけよ。由良由良漂って、井田ろうが。ざまあ、宮がれ! 宇陀宇陀すんな。もう、金剛は小田まり!
(03/04/06 記)
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酔 漢 賦(花名篇)
お前の顔、葵じゃないか、もう、降参か。
てやんでえ、てめえが辛夷(こぶし)を振り上げるからじゃねえ。そういうてめえこそ、青っ花、垂らしやがって。そんなことくらいで、駒草(こまくさ)な顔、すんじゃねえよ。
汚ねえな、そっちこそ、手鞠花(てまりばな)しやがるじゃねえか。
おーおー、意地張って、今に赤紫蘇を掻くなよ。アキレア顔しやがって。おめえの顔が薊(あざみ)なったって、誰も何とも思やしねえよ。橙(だいだい)、頑丈な顔なんだから、明日葉(あしたば)直るってことよ。
何を、おめえこそ、油菊(あぶらぎく)った顔しやがって、甘茶(あまちゃ)ものばっかり喰ってるからだ、油桐(あぶらぎり)しやがれってんだ。
おおお、おめえ、泡吹(あわぶき)してんじゃねえか、もう、菜種切れか。
南天(なんてん)言いやがった。オレが蓼(たで)切れなわけ、ねえだろうが。おらあ、これでも、世間じゃ、種漬け花で通ってんだ。
けっ、あちこちの女郎花(おみなえし)に梯姑(でいこ)付けやがって。
しかたねえさ、みんな、オレを茉莉花(まつりか)よ。だから、待宵草(まつよいぐさ)や松虫草(まつむしそう)じゃ、可哀想だから馬酔木(あしび)てやってんじゃねえか。
木通(あけび)た奴だ、お前は。そういや、おめえ、継粉菜(ままこな)ってな。満作(まんさく)尽きたってな。
おめえ、何処でそれを。
蝋梅(ろうばい)すんじゃねえ。なんなら、オレが、継子の尻拭いしてやろうじゃねえか。烏薬(うやく)むやにしてやろうか。大丈夫、沈丁花(じんちょうげ)やってやるからよ。
ところで、お前は、う棕櫚(しゅろ)専門だってな。
菊(きく)! 胡瓜(きゅうり)、桔梗(ききょう)なこと、言うんじゃねえ。
どうだ、羊蹄(ぎしぎし)して、いいか? あの子の雛菊(ひなぎく)が、菖蒲(あやめ)て、今じゃ木槿(むくげ)ってえじゃねえか。
もう、よそう、桐(きり)がねえ。
そうか、この話は、金糸梅(きんしばい)。
(04/05/03 記)
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2007/02/20
酔 漢 賦(鳥名篇)
菱喰(ヒシクイ)! うん? オレは酔ってるのか。千鳥(チドリ)足か。足元が夜鷹(ヨタカ)ってるか? 赤腹のトナカイさんか? 鷹い酒だったなー。何が、大瑠璃(オオルリ 大麦)焼酎だ。山椒喰(サンショウクイ 最上級)の酒って、どこが三光鳥(サンコウチョウ)の酒だってんだ。安酒が。ペンギン(ペギー)葉山の歌なんて歌って、あれを水鶏(クイナ)これを水鶏(クイナ)って雀(スズメ 薦め)られて、尾長(お腹)が矮鶏(チャボ)矮鶏(チャボ)だ。白鳥(ハクション)! 鷽(ウソ)? 風邪か? ペリカン(割り勘)だと言ってたのに、オレに払わせやがって。鷺(サギ)に遭って、鴨(カモ)にされて、鷲(ワシ)、信天翁(阿呆鳥)だ。もう、小綬鶏(コジュケイ)もねえ。その上、雁(ガン)!鷭(バン)!と鳧(ケリ)まで入れられて。鳳凰(ホウオウ 頬)が木菟(ミミズク)腫れだ。歯も、差羽(サシバ)だ。仏法僧(ブッポウソウ)な世の中だぜい。ああ、郭公(カッコウ)悪い。オレにどんな鶫(ツグミ)があるというんだ。ああ、隼(ハヤブサ)、うちに帰りてえな。でも、鷸(シギ)い(敷居)が高いな。会社じゃ、禿鷲(ハゲタカ)頭の鵞鳥(ガチョウ 課長)にゃこき使われ、それでも売り上げが悪くて、葦切(葭切 ヨシキリ)だって、鶴鶴頭の文鳥(ブンチョウ 部長)にゃ怒鳴られ、丹頂(タンチョウ 会長)にゃ、雲雀(ヒバリ)散らされ、女房にゃ、インコと罵られて。そんなに真鴨(真顔)で怒らなくたっていいじゃないか。その上、四十雀(シジュウカラ 四十肩)どころか五十雀(ゴジュウカラ 五十肩)だし。ふん、そう、いつもいつもあんな戴勝(ヤツガシラ)に付和雷鳥ばっかり、してられっかてんだ。誰かオレを河鵜(カワウ)そうと思わないもんか。こんなに菱喰(ヒシクイ 必死)に働いてきたのに。みんな、なんて白鳥(薄情)なんだ。そのうち、鶺鴒(セキレイ、積年)の恨みを晴らしてやる! 鸚鵡(オウム)鸚鵡(オウム)と泣きたいよ。あーあ、昔は頬白(ホウジロ)で、百舌百舌(モズモズ)していて、川秋沙(カワアイサ)かりで、胸が朱鷺(トキ)めいた女房もよ、今じゃ、顔が孔雀(クジャク)孔雀(クジャク)で目黒(メグソ)一杯の椋鳥(ムクドリ)だし。オレはホントにあいつと五位(ゴイ)をしたのかな。あいつの野路子(ノジコ)を蟻吸(アリスイ)したのかな。あいつの大猿子(オオマシコ)に紅猿子(ベニマシコ)したっけな。あいつを磯鷸(イソシギ)人だと思ったのかな。何があんたに雎鳩(ミサゴ)を捧げます、だ。何が今日からあたいはあんたの燕(妻ね)、だ。ただの燕(唾め)! 最近は、あいつ…、こっそり若い燕まで…。なのに、オレは女房の鷸(シギ 尻)に敷かれてる。朱鷺(トキ)の流れは怖いもんだ。もっと沢鵟(チュウヒ)して結婚すればよかったな。鸛(コウノトリ)が雪加(セッカ)く運んできたはずのウチの花鶏(アトリ)息子の長元坊(チョウゲンボウ 長男坊)も海猫(ゴメ)てばかりだし。ホントは翡翠(カワセミ 河瀬に)て拾ってきたんじゃねえか。あーあ、鳩(はっと)気が付いたら、オレは鴎(カモメ)暮らしみたいなもんだ。あーあ、と鳳凰(ホウオウ)に暮れるよ。オレの翡翠(カワセミ 悲しみ)は、黄鶲(キビタキ)には分かるまい。このまま九官鳥(キュウカンチョウ 急患)になっちゃおうか。ああ、オレは、烏(カラス)い! 阿比・九官鳥(アビ・キュウカンチョウ 阿鼻叫喚)の苦しみだ。あれ? 小雀(コガラ 小腹)が空いてきた。内へ雀(進め)! お梟(フクロウ)!
[ 鳥名は、下記サイトなどを参照しました。勿論、愛らしい鳥達の画像も見ることが出来ます。サイト主さま、愛鳥家の皆様、どうも、失礼しました:
「写真集(野鳥)」(http://www.ne.jp/asahi/mk/photos/yatyo/yatyo.html ← もう削除されていた!)]
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2007/02/11
酔 漢 賦(県名篇)
大分(おー痛)、愛知(あーいち)、お長野(腹の)調子がおかしい。お神奈川(お腹が)島根(締まんねえ)。北海道(ホッカイロ)ねえかな。 秋田(あ、来た)! 大阪(お、魚)、沖縄(大きなー)。青森(あ、大盛り)! 愛媛(えー締め)具合じゃ、熊本(喰う? ま、もっと)って、あんまり喰い石川を(意地を)張りすぎたか。
福井(覆水)盆に帰らずだね。
ああ、岩手(胃がて)えへんだ。そのあとも、福岡(麩、食おか)、でも、福島(麩、食う暇)ねえか、とか。店のお上、茨城(しばらく)でも鹿児島(看護しま)しょうかとか、言ってくれんもんか。それが、オレじゃ、兵庫(養護)のし甲斐がないってよ。
あ! 山口(がま口)だ。でも、広島(拾う暇)ねえ。滋賀(しが)ねえ、サラリーマンとはいえ、面目がある。京都(教頭)にも、鳥取(頭取)にも、なれねえし、仕事にゃ、秋田(飽きた)けど、長崎(名が先)よ。
あ! あいつ、拾ってった。お宮崎(おみゃーたち)にゃ、三重(見栄)ってものがねえのか。山梨(山出し)の和歌山(バカヤロー)。オレみてえに宮城(雅)に生きろってんだ。
さてと、富山(遠山)のチンさん出して、静岡(シーしよか)。どこか佐賀(探)そ。あ、千葉った(しまった)。チャックを徳島(解く暇)がなかった。あ、お奈良(なら)。兵庫(屁っこ)福岡(吹こうか)。栃木(どっちに)出すか。あ、鳥取(飛ぶ鳥)の勢いで、三重(実、出)た。徳島(ロックしま)せんかって、そうはいかねえんだよ!
あっ、群馬(ウンが)出た。お、新潟(新型)のうんこだ。
ん? 香川(仮名が)違うって。そんな、高知(こち)とら、そんな細かいこと考える島根(暇、ね)。
お、栃木(土地に)山形(山型)に埼玉(咲いたわ)。東京(どうしよう)! ま、こうなるのは、酔っ払いの佐賀(サガ)だな、うん。路上で出すのは千葉(しば)らくぶりだな、うん。
えっ? 三重(見え)た。岐阜(ギク)! オレも、群馬(運が)ねえな。 京都(今日と)いう今日は、恥ずかしくって高知高知(こちこち)だ。
(追記)
気の毒にも(この「気の毒に」は富山弁での意味合いです)最後まで読まれた方、ありがとうございます。
ところで、気が疲れましたでしょうか…じゃない、 気が付かれましたでしょうか?
そう、47都道府県のうち、一つの都道府県名だけ、使っていないのです。
さて、それは何処でしょう?
(04/05/25 記)
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2007/02/09
酔 漢 賦(迷言篇)
[こういうの、いかがでしょう。偉人・先人の知恵や訓戒に学びましょう! 案外と意味深なものもある? 2月5日に開設6年を迎えたホームページから転記。念のために断っておきますが、太字が本来の名言です! ああ、50歳にもなって夜中に二時間もこんなことを考えていた自分が愛おしい! アップ時(07/02/09)、一部、変更。]
愛は惜しみなく与う トルストイ ワイは美味しく喰う
悪貨は良貨を駆逐する グレシャム 悪車は良車を駆逐する
生きた、書いた、愛した スタンダール
意地だ、(恥)掻いた、厭いた
女は弱し、されど母は強し ユゴー 女は弱し、されど歯は強し
神は死んだ ニーチェ 神は品だ(ニッチェ)
神の見えざる手 アダム・スミス 女将の見えざる屁
国破れて山河あり 杜甫
急に破れて惨禍あり(ゴム…)
苦悩を突き抜け歓喜にいたれ ベートーベン
右脳を突き抜け看守に打たれ
君子危うきに近寄らず 孟子 君子は容易に近寄れず
最強の敵は自分自身だ アベベ 最強の性器は自分の珍だ
最大多数の最大幸福 ベンサム 妻帯多数も大抵不幸
サイは投げられた シーザー 妻に投げられた(ワイや)
自然に帰れ ルソー
死以前に還れ(人は自然に帰るとサルになるのか…ウソ!)
児孫のために美田を購(か)わず 西郷隆盛
ルソーのために自然を買わず
自然に従え ゼノン 自然な死給え
知って行わざるは、知らざるに同じ 貝原益軒
Hって行わざるは、知らざるに同じ
宗教はアヘンである マルクス 宗教は変である
重要なのは勝つことではなく、参加することである クーベルタン
重要なのはカツ喰うことではなく、サッカーすることである
少年老い易く学成り難し 朱子
少年追いやすくうまくやり難し
少年よ大志を抱け クラーク 少年よ大珍を抱け
初心忘るべからず 世阿弥 初見ではするべからず
心頭を滅却すれば火もまた涼し 快川和尚
珍宝を冷却すれば素股も楽し
精神一到何事か成らざらん 朱子 清貧一途何事も成らん
接して漏らさず 貝原益軒 接して漏らさずにいられるか!
善人なおもて往生す。いわんや悪人をや 親鸞
隣人なおもて往生す。いわんや本人をや
それでも地球は動いている ガリレイ
逸れても子宮は動いている
たたけよ、さらば開かれん キリスト
叩けよ! さらば別れん(妻)
知識は力なり ベーコン 自意識は力ない
朕(ちん)は国家なり ルイ14世 珍は骨董なり
鉄は熱いうちに打て ウェブスター
膣は熱いうちにねって(餓える人……誰?)
天災は忘れたころにやってくる 寺田寅彦
返済は忘れないでやってくる
変態は忘れないでと迫ってくる
時は金なり フランクリン 時は儚いなり
汝の敵を愛せよ キリスト 汝の性器を愛せよ
人間は考える葦(あし)である パスカル
人間は考えると悪しくなる
人間は努力するかぎり、迷うものだ ゲーテ
人間はどうやっても、迷うものだ
人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし 徳川家康
人の一生は主に荷を負うて遠き道を行くがごとし
もっと光を ゲーテ もっと怒りを
山がそこにあるからだ マロリー 邪魔がそこにあるからだ
連帯を求めて孤立を恐れず 変態を求めて法律を恐れず
ローマは一日にしてならず セルバンテス
老婆は一日にしてならず
余の辞書に不可能ということばはない ナポレオン
余の辞書に可能の文字はない
他の辞書には不可能という文字がある
弱き者よ、汝の名は女なり シェークスピア
弱き者よ、汝の名は男なり
和光同塵 老子 阿呆同然
和して同ぜず ワシってBoys?
われ事において後悔せず 宮本武蔵
われ仕事において後悔せし
我以外皆師 吉川英治 我以外皆死
和を以て貴しと為す 聖徳太子
輪を持って糸通しやす
輪を広げてホト通しやす!
ワシをもっと貴しとしてよ(女房殿へ)
(04/05/31 記)
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