詩作・作詞

2016/07/02

永遠と一瞬の美しき目合ひ

 夜、仕事の合間などに空の星を眺めることがある。
 遠い星。遥かな高みの星。
 あの星に人類はいつか、到達するんだろうなって。

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← お絵かきチャンピオン 作「不詳」 (ホームページ:「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」参照)

 人類は、月に達し、火星にも近い将来、立つのだろう。
 既に地に降り立ったという月の世界すら、小生のようなぼんくらには遥かに遠い世界なのだ。

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2015/07/04

シャボン玉飛ばそ

 人は命だ。
 命の玉だ。
 玉のような命だ。

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→ お絵かきチャンピオン 作「シャボン玉王国」

 風船のように弾けほどの命が詰まってる。
 漲る命が胸をいっぱいに膨らませている。
 風のように息が体の中を通り過ぎていく。
 吸っては吐いてを繰り返し、命が車輪となって転がっている。

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2015/02/03

氷の町

 語ろうとすると、喉が痛くなる。顔が引きつってしまう。言葉が凍て付く。
 カチンカチンの言葉が体の中で行き場を失っている。もう、あちこちグルグルぶつかって、血の渦を巻き起こす。
 

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← 小林たかゆき作「2012_073」 (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)

 喋ることがこんなにも苦しいなら、ボクはもう何も望まない。望むと心が急いて、思わぬ言葉が口を衝いて飛び出そうとするんだもの。

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2014/12/26

ピエロなんだもの

 夢が嗚咽のように噴出する。血と汗と涙のように、時も所も弁えず、ただ本能のように剥き出しに。
 ああ、しゃっくりのように止まらない発作。


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← チャンプ作「ホダケリンバートンウイリアムサムグレンマイケル林檎スター」(2014年12月15日)

 真っ直ぐすぎて、魂をも射抜いてしまう衝動。
 目の前にぶら下がっている命。干し柿の真似をしているのか。それとも、いつの日かミイラになることを夢見ている?

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2014/10/12

ピエロは嗤う

 ピエロは嗤う。あなたを、世間を、世界を、そして自分を。
 えっ、舌をペロッと出してるって? ベロが鏡に釘付けされているのさ、なんて言って信じる? あなた。

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→ お絵かきチャンピオンさん作「ハットしてGO」 (ホームページ:「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」)

 心は殴られ潰されてしまった。涙の河は行き場を失い眼窩へと流れ込む。
 サテンだったはずの衣裳は、まるで心と体を甚振るように、風と戯れる。風に舞う。

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2014/10/11

壁際の花たち

 歪んだ命。踏みつけられた心。草葉の陰の体。
 命は砕けた岩の隙間を縫うようにして這い上がる。光へと。上へと。真っ直ぐ。

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← お絵かきチャンピオン作「赤目顔スーパー」 (この絵の画き手をもっと知りたい方は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」を参照のこと。以下同様)

 どんなに踏みつけにされても、命は毛細管現象を生きる。駆り立てられて。あるいは生き急ぐように。
 光ある世界へ。地を毛嫌いすることもなかろうに。

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2014/09/18

そしてボクは世界の

 真っ昼間。ぽっかり空いた公園。
 ボクを圧倒する眩し過ぎる太陽。白い光が溢れ返っている。
 立ち竦むしかない。薄っぺらな自分が露わだ。

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← 「ブランコ」 (画像は、「ブランコ - Wikipedia」より)

 誰もいない。みんな、何処へ行ったの?
 ボクとの約束はどうなったのか。ああ、そうか、誰とも約束しなかったっけ。誰一人、お喋りする相手もいないんじゃ、仕方ないね。

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2014/08/10

どこにもいないあなた

 どこでもないどこか。
 だれでもないだれか。

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← イタリア:アルプス山脈 (以下、画像はすべて、「Googleストリートビューのアートチックな写真:すごい画像」より)

 どこにもないどこか。
 だれにもないだれか。

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2013/06/26

海月(くらげ)なす

海中をゆらゆら漂う海月を見るともなしに見ていると、幻想的な気分に陥っていく。濃厚な非現実感の純粋結晶が舞っているようです。

海水へ姿の見えない何物かが飛び込んだ。
空中にあっては全くの透明体。風さえ柳のしなるように避けていく。

そいつが或る日、海に飛び込んだ。
自殺? それとも、ただの気紛れ?

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2013/01/29

スノーノイズ

 二つの粘膜が重なり合っている。
 まるで縫合されたように、べったり重なり合っている。
 行き倒れの恋人たちのように、それとも、季節外れの濡れ落ち葉のように。

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 乾いた瘡蓋を懸命に剥がそうとする。
 腐った蓋の下に命が蠢いている気がして。
 粘着く膿の中に無数のスペルマが漂っている。

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