米研ぎに注射の夢に
16日朝の夢: (長い前段)土間かマンションの広間に30歳の私、知り合い(?)のやや歳上の顔は綺麗な女、私の先輩(男)とが居る。私は3合ほどのお米を研いでいる。が、女は鬼の形相で研ぎ方が雑だと怒っている。私は何がダメか分からないで途方に暮れ、ただ丁寧にやるだけ。見かねて先輩に替わる。なるほど綺麗に研げている。が、鍋には1合しかないぞ。見ると、残りの2合はいつの間にか、他の器に空けられている。なんだ、それでいいんなら、私だってと云いたくなるが……
16日朝の夢: (長い前段)土間かマンションの広間に30歳の私、知り合い(?)のやや歳上の顔は綺麗な女、私の先輩(男)とが居る。私は3合ほどのお米を研いでいる。が、女は鬼の形相で研ぎ方が雑だと怒っている。私は何がダメか分からないで途方に暮れ、ただ丁寧にやるだけ。見かねて先輩に替わる。なるほど綺麗に研げている。が、鍋には1合しかないぞ。見ると、残りの2合はいつの間にか、他の器に空けられている。なんだ、それでいいんなら、私だってと云いたくなるが……
創作だろうか声にならない呟きだろうか:
まだるっこしい。粘りつく何か。纏わりつく細い腕。波の音が体をなぶる。潮の香が鼻腔を貫く。真っ赤な闇が瞼を焦がす。中空に漂っている。白い脚が波打つ髪のように絡み付いている。あっさりと溺れてしまいたい。半端に慰撫するんじゃない。蜜の味の舌が体を這う。歯噛みするそれ。ああ、私は何処にいる? お前は誰? 際限のない愛撫が回転する螺旋階段に抉られている。目覚めはまだか。出口はないのか。
今朝(二日の朝)の夢も不快なものだった: 私は手術室にいる。随分と閑散としている。手術室は広くはないが、中に何も器材らしきものがないので、ガランとした 皮肉屋なら殺伐としたと表現しそうだ。
しかもやけに明るい。照明のせいというより、ばかでかい曇ガラス窓からの外光のせいかもしれない。左側の片隅にはいかにもやる気のなさそうな看護婦が壁際に立ち私に背を向けている。医師が右側に立っている。やたらと若い。
まさに丑三つ時に目覚めた。どうやら尿意のせいらしい。が、夢で起きたとも言える。稀に観るパターン。だが、もう何年にも渡って継続している。……場所は決まって(恐らく)首都高速道路の中。複雑に交差する路線。私達は気が付くと首都高速に迷い混んでいる。
観ると沢山の人々も列を成して緩やかな登り勾配の道路の片隅を歩いていく。どうやら私は歩いたことがあるようだ。というのは、途中、別れ道に差し掛かり、多くが右手の道を行くのを、天の邪鬼かのように左手の道を選び、連れを従え進んだのだ。
手探りして歩いている。何処を歩いているのかさっぱり分からない。何故に歩くのか。それは走るのが怖いからだ。早くこの場を抜け出したいのだが、漆黒の闇が辺りを覆っている。ぬめるような感覚がある。巨大なナメクジに呑みこまれているようだ。
息はできている。空気はあるのだろう。吸う。溜める。吐く。意識して呼吸する。体の中に何かを取り込んでいる。肺胞がギリギリの活動をしてくれている。
マスクをするということ。恐らく我輩には大方の方とは違う意味を持つだろう。生まれもっての障害と度重なる手術でやや歪な鼻や口。マスクで覆ってしまえばどんなに楽になることか。歪な部分を隠してしまいたい。そう願わずにいられようか……願わなかった日があっただろうか。 マスクをして口許を隠す。まともであるかのような幻想が現出する。他人の好奇の目、哀れむ目を気にせずに町中を闊歩できる。何処かの初めての店や場所を死を覚悟するほどの蛮勇を鼓舞してやっと訪れる……なんてことがなくなるのだろうから。
何十年にも渡る不毛な闘い。水面下の足掻き。目覚めた瞬間からの覚醒を求めてのスローな、ギザギザの連続モーション。今朝も眠りのない夜が明けた。夜とは眠りを焦がれるシジフォスの咆哮。吠える声が爛れきった悲鳴だとは誰一人気付きはしない。おのれでさえ分かって来なかったのだもの、誰に分かるはずがあろう。愚か者よ それはお前のことだ。何年も何十年もこんなにあからさまな侮蔑を見過ごせたなんて、愚かどころか、無様だ、滑稽だ、哭きたいほどバカバカしい茶番劇だ。
いつしか迷い込んでしまっていた。そうとしか言えない。分からないままにここにいる。ここが何処かも言えない。
分かったようにここって言ってるじゃないかって。そもそもそう言っているお前は何なんだ?
結構、はっきり分からないって断言してる。分からないと言い切るにはそれなりの何か確かなものがあるからだろう?
まさか、我思う、ゆえに我ありじゃないけど、分からないなりに我はここにいるって、主張し始めるんじゃなかろうな?
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