夢の中の怯え
20日(木)未明の夢:
高い黄緑色のフェンスに囲まれた広い空間。薄暗いのか照明が灯っている。テニスコートのような。違う、ソフトボールならできそうなもっと広いコート。そこはフェンスの半分ほどの高さのネットで2面に仕切られている。私と(自分が心を寄せている、が届かないままの)女性と、更に誰かもう一人は、手前側にいる。彼(彼女)は、私と女性とが今一つ馴染めないで居ることに歯痒くなって、ボールを向こう側に投げ、女性も彼(彼女)との暗黙の了解で向こう側へ。
20日(木)未明の夢:
高い黄緑色のフェンスに囲まれた広い空間。薄暗いのか照明が灯っている。テニスコートのような。違う、ソフトボールならできそうなもっと広いコート。そこはフェンスの半分ほどの高さのネットで2面に仕切られている。私と(自分が心を寄せている、が届かないままの)女性と、更に誰かもう一人は、手前側にいる。彼(彼女)は、私と女性とが今一つ馴染めないで居ることに歯痒くなって、ボールを向こう側に投げ、女性も彼(彼女)との暗黙の了解で向こう側へ。
→ A・ビアズリー によるポーの『黒猫』への挿絵、1894年-1895年 (画像は、「 黒猫 (小説) - Wikipedia 」より)
吾輩は猫である。名前はまだない。そもそもまだ生まれていない。これは困った。この世に居ないのでは話にならない。そこで吾が輩がこの世に生まれるべく雄猫と雌猫を出逢わせることにした。そう、まだ我が親たる雄と雌とは出会してもいないのだ。話以前のお粗末ぶりで、面目ないことこの上ない。だが、それは不都合ばかりとも言い切れない。なぜなら、これから最上の親を、極上の雄猫と雌猫とを探し出せばいいのだから。さすれば、至上の吾が輩が日の目を見ることになるではないか!
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← 小林たかゆき作「題名不詳」 (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)
「赤いシーラカンス」
不思議の海を泳いでいた。粘るような、後ろ髪を引かれるような海中にもう馴染み切っていた。
髪を掴まれて、何処へでも流れていったって構わないはずだ。
なのに、妙な意地っ張りな心が前へ、前へ進もうとする。
緑藻の長い腕が、ビロードの肌で絡みついてくる。紅藻が乳糜を沁み出して呑んでいきなさいよって、誘っている。
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どこをどう歩いて行っても、逃げるように遠ざかってみても、まして開き直ってその場にへたり込んでみても、ズルズルと後退していく。不意を打つように後ろへ飛び去ってみても、奴には同じなのだ。
→ ヴォルス Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) [title not known] c.1944–5 (画像は、「Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze) 1913-1951 Tate」より)
高みの見物とばかり、そう、高い空を舞う鷹のように、獲物をじっくりと追っている。
こっちがじたばたしても、地上を右往左往するウサギのように、滑稽に見えるだけなのだ。
眼光は鋭い。焦点は定まっている。照準はピタリ合っている。
ああ、それだったら、じらしたりせず、いっそのこと一思いにやっつけてくれればいいんだ。
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