恋愛

2008/01/03

初夢

 オレは戸惑っていた。
 女はいきなりオレの家にやってきて、絵のモデルになると言い張るのだ。
 女はとんでもない勘違いをしているに違いない。

 勘違いの発端は、吹く風に夏も終わりに近付いていることを予感させる或る日、近所のカフェでのこと。

 週日の午後で、客はオレだけ。前の日も画集を見ながらヌード画を描いていた。

 我ながら上出来だったこともあり、つい、誰かに見てもらいたくなり、店が暇そうな時間帯を狙って、近所のカフェへ繰り出した。
 案の定、暇そうな主人は、グラスなどを白い布で拭っている。
 要するに何もすることがないのだ。

 チャンスだ。
 カウンター席に座り、オレは徐(おもむろ)にデザイン帳をカウンターに置いた。
 主人はオレの何気なさそうな表情に隠された…あからさまなサインを見逃すはずがない。

 昨日もヌード、画いてたの?

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2007/11/17

初恋の人を見た!

[ 以下は、昨夜半(16日)の日記から。16日の午後だったかに見た夢を叙述。夢の内容は一応は事実です。ただ、小生の記憶力に心もとなさがあるのと、表現力には更に拙さがあるので、描いている内容の元は事実であっても、いざ書き起こしてみると、なんだかなーというものになってしまう。夢の叙述なんて、リアルに描こうとしても創作めいてしまう。時間が経つにつれ、そして描こうという作為が働くにつれて、手の平から零れ落ち、グジャグジャになっていく。 虚構と酷似している(似て非なるものだけれど…)。(11/17 記)]

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← ブグロー(ブーグローとも表記)「浴女」(「浴女|ブログで名画」より) 「草城の句境を知らず人は過ぎ」など参照。

初恋の人を見た!

でも、夢の中で!

まあ、約束どおりの落ちです。

まあ、聴いてくださいよ、お客さん。

あのね、何処かの事務所、それとも銭湯の脱衣場だったか、オイラ、着替えしていた。

同僚か先輩らしい二人が近くに。
二人のうちのどちらかがボソッと、隣にあの子が居る、とか何とか。
オレに言ったわけじゃないけど、オレを促す意図が嗅ぎ取れた。

隣って、風呂場じゃないか!

一瞬、躊躇った(夢の中でも謙虚な小生です!)。

でも、見たい、ちゃうちゃう、会いたい。

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2007/09/11

靴職人の夢

 靴に魅せられたのは、オレが十歳の頃だった。
 オレは父と居間でテレビを見ていた。普段はサラリーマンで日曜日などは農業に携わっている父は、趣味が他にないわけじゃないけど、食事の際は、テレビを見るのが楽しみ。
 チャンネルの選択権は父にある。オレが選べるのは父が居ない時だけ。
 ちょうど、あの日も、父がチャンネルの抓みを回していた。
 何を見るかと思ったら、NHKの教育番組ではないか。
 ガキのオレはアニメが見たかったのに。

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← サルヴァトーレ フェラガモ著『夢の靴職人―フェラガモ自伝』(堀江 瑠璃子訳、文藝春秋) (画像は、「Amazon.co.jp 通販サイト」より)

 でも、オレは何も言えない。
 それに、オレはアニメ好きだが、そもそもテレビが好き。
 テレビで画面が動くってのが未だ感動の時代でもあった。
 確か、家にテレビが来て、そんなに日にちが経っていなかったような気がする。
 番組の内容は覚えていない。
 けれど、何故かオレは退屈なはずの教育番組に釘付けになってしまった。
 確か、ドイツの靴職人の世界を淡々といった調子でドキュメントしたような番組だった。
 オレの印象にはそのように思えた。

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2007/08/03

ハーフロック

[本作は、「Mystery Circle 企画MC 《Funny story Mystery Circle》」参加作品です。制作の背景事情などを、「「ハーフロック」アップ!」に書いておきました。]


ハーフロック

 あった。あの店だ。
 オレは浩美に教えてもらった店をようやく見つけた。

 やっぱり、あの店だったんだ。

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 小さなネオンの看板があることはあるが、灯りが弱々しい。人がやっと擦れ違えるほどの通りをしばし歩かないと見つけられない店。夜半にはまだ時間があるけど、閉店間際に入るのは嫌だった。だから、早めに辿り着けてラッキーだった。

 場所からして、誰が見ても常連しか相手にしてないような店のように思えるだろう。
 浩美がつい先日の夜に寄ったという小さなジャズ・バーだ。
 別にジャズの生演奏が聴けるわけではない。店が女性好みの洒落た作りってわけでもない。男が一人旅の町でふらっと入りたくなるような雰囲気。せいぜい、そんなところか。

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2007/07/17

虹の彼方に

 あれは…オレが五つか六つだった頃のこと。

 激しかった雨が上がったと思ったら、白い雲があるだけで真っ青な空が広がり始めた。
 示し合わせたわけでもないのに、近所のガキ連中が集まってきた。
 集まる場所は大体、決まっている。何故だか大きな土管が隅っこに置いてある原っぱだ。
 そこで、野球をやったり、縄跳びしたり、石蹴りしたり、鬼ごっこをしたり。
 土管の中で、お医者さんごっこもしたっけ。

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 小学校の高学年の子もいたはずだから、土曜日の午後か日曜日だったのか。

 集まったからには、何かして遊びたい。
 でも、みんなの考えが纏まらないうちに、誰かが、虹だ! と叫んだ。
 
 雨上がりの青い空に雲から突き出る七色の剣のような虹が姿を現していた。
 でっかい虹だった。
 あんな虹は、ボクは、いや、とっくにガキの心を失ったオレも見たことがない巨大な虹だった。

 しばらくはみんなあまりの見事さに見惚れていた。

 そのうち、仲間のリーダー格である兄ちゃんが、虹の根元って知ってるか、と聞いた。

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2007/03/07

The love song of a bird ?!(続)

君、Crowしたんだね。
さあ、Cuckoo(ここ)に Swan(座ん)なよ!
Booby(ボク)がDuckしてあげる。
君のPochard(ぽっちゃり)したHawk(頬)が素敵!
Dipper(ジッパー)降ろすからね。
ボクのCock(ここ)がHarrier(張り上が)ってるよ!
ボクのCock(ここ)が henだ。
断られたら、 chicken(縮ん)じゃう!
断るなんて、Kittiwake(聞き分け)のない子だね。
断ったら、Bee-eater(ビンタ)だぞ!
ああ、乙女のFinch(ピンチ)だね。
Lark(泣く)んじゃないよ。
Myna(みんな)が見てるじゃない。
Tit(ちっと)くらいいいじゃない。
さあ、Martin(町に)行こう!
Sparrow(素晴ら)しいAccentor(明日)が待ってるぜ。


(註)鳥の名前は下記参照
鳥種名(英名/和名/学名)対照表

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The love song of a bird ?!

Owl(オー)! 君はなんてCuckoo(格好) Eagl!
Owl(ボク)は君にFlamingo!
君にRobin!
君はSparrowしい!
ちょっと Cuckoo(ここ) Swallow(座ろ)!
さあ、Goose Gooseしないで!
さあ、Larkにして!
CraneボクのGull Falconになっておくれ!
どうしてnightingaleの?
さあ、Parrot(笑って)おくれ!

Owlの心はHawk Hawk だ!
Owlは君をIbisてる!
Owlは君にHeron Heronだ!
君はPigeon(美女)だ!

あれ、Dove(どこ)行くの?
ああ、Pigeon(逃げ)ないで!
彼氏にSwift(嫉妬)しちゃうよ!
Pelican(エリカ)!

(註)鳥の名前は下記参照
鳥種名(英名/和名/学名)対照表

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