シェリー:ヘラスとアドネイスより
← 1819年のシェリー (画像は、「パーシー・ビッシュ・シェリー - Wikipedia」より)
「ラフカディオ・ハーン著作集第十二巻 英文学史Ⅱ」を読んでいて、実に瑞々しい詩を発見した。シェリー(かのメアリー・シェリー夫人の主人)の詩である。19世紀の初めにしてこのような感性の持ち主がいて、なおかつ吾輩のような詩の門外漢にさえも生き生きと訴えかける詩の作りてがいたこと驚いた。
ラフカディオ・ハーンによると……:
(前略)ワーズワスはイギリスの詩に汎神論にも似た夢見るような宗教感情を導入した。しかしそれは本当の意味での汎神論ではない。(中略)ワーズワスは基本的には常に正統的であった。本当の汎神論がイギリスの詩で始まるのはシェリーPercy Bysshe Shelley (1792-1822)からである、として以下の二つの断片を示して説明している:
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