われは海の子
私が(団地に)帰宅すると、部屋の前に小さな人影。妙な予感を覚えつつ部屋のドアの前に立つと、大小数個の段バールに囲まれた男が一人。男は荷物に凭れるようにして座っていた。だから小柄に見えたのだ。荷物。思い出した、部屋の中に設置するつもりで買った組み合わせの家具一式だ。届いたんだ。早速部屋に運び入れてもらおうと、部屋のドアの前に立ったら、その自分の部屋から若い男が出てきた。何でだ? その男は隣室の住人! 訊くと奴も引っ越したばかり。
何かの手違いがあって、すんなり我が部屋に入ってしまったという。なんてことだ! 奴には即座に出ていかせて隣の自室へ。私は兎に角荷物を解梱し設置した。が、どうにも気分が悪い。そうだ、大家に事情を説明して、ドアの鍵だけでも変更しないと。それに少なくとも私が帰宅するまでの一日は隣の奴が居座っていたわけで、奴が何をしてたか知れたもんじゃない。気分が悪い。無論、鍵の変更代は奴に請求する! (02/03 08:29)
(画像は、拙稿「ラジオから「われは海の子」が…」より)
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