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2024/01/15

昼行燈60「酔 漢 賦(河川名篇)」

Jindu 「酔 漢 賦(河川名篇)」

 お前の女房は神通が始まってえじゃないか。え、あの太った雄物の女房がよ。
 ああ、俺の女房は四万十(肥満と)よ。体型が関取だよ。ジンヅウで暇とよ、淀卵光の食いすぎよ。でも、この話はお仕舞いとよ。
 なに恥ずかしがって黒部な顔を阿寒湖にしてるんだ。
 俺の女房を馬鹿にすると高津くぞ。

 大体、おめえの女房はホントに遠賀なのか、ええ? あんな女を斐伊、斐伊、言わせてたのか、加古悪いったら、荒しない。那珂(中)せるぜ。紀の毒だね。
 そっちこそ、お前の古女房は熊野ような顔じゃねえか。鈴鹿、鏑(かぶら)でもやろうかい。川内(せんだい)の小矢部の顔を見てみたいよ。まるで物部姫じぇねえか。その女房が寝取られて、これがホントの鬼の入間の洗濯ってか。木曽天海な話だね、ホンマ。
 なんだと、吉野言ったな。あれだって昔は吉川信濃似だったんだぞ。帷子なぎさちゃんにも似てたしな。松たか子にも似てたしな。野川由美子にも似てたような。俺が胃炎を、じゃない離縁を迫ったら、松とくれって泣いたんだ。庄がないから、鬼怒鬼怒の別れはやめたんじゃねえか。そしたら、ほん利根って泣きやがったよ。あいつのあそこは、昔は浅瀬で締まっとって、中津川へ出したら気持ちよかったのに、今じゃ広瀬で、もう都幾(土器)めかないなあ…。
 おっと、そっちだって顔は虻と熊で最上(狼)みたいじゃねえか。迫られて無理矢理結婚して、ベソ掻いて、大井、大井と泣いたってえじゃないか。釜無野郎め。あんな女と姫事か。あんな女と安部っくか、可哀想に。常願寺じゃないね、まったく。ホントに久慈運が悪いね。早いとこ別れな!
 何を! 木曽! 矢部えこと言うなって。もう、石狩心頭だ。頭が桐生そうだ。
 おお、怒ると一層、赤くて北ねえ顔になるねえ。鮭でも飲んだか?
 井田! 多々良いたな。大分(大井た)! 多摩らんぞ。
 太田、太田すんじゃねえよ。あ、く犀! 長長門矢場いもん、出しやがったな。
 フン! 碓氷のを出しただけよ。由良由良漂って、井田ろうが。ざまあ、宮がれ! 宇陀宇陀すんな。もう、金剛は小田まり!
 
   (03/04/06 記。画像は、「神通川 - Wikipedia」より)

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