昼行燈25「点々は 宇宙を攪拌しないのです」
我々は攪拌された宇宙の片隅に点在する点々なのかもしれない。
星の一つ一つが、我々の誰彼の心の投影なのかもしれない。
道端の石ころや空き缶にしても、誰かの眼差しに晒される。
梅雨の束の間の日の光にジリジリと焼かれて、つい、本音を洩らしそうになる。
もう、昔のことは忘れちまったとか、先のことなどどうでもいいだとか。
なのに、日が暮れて、宵闇が訪れると、今度はまた、違う本音が洩れてくる。
遠いあの日のことが胸を差すとか、いつの日かの破局を予感するだとか。
わがまま一杯の梅雨の谷間の呟き。
きっと、今夜の雨に呆気なく流されていくんだろうな。
[本稿は、ある方の詩「夏の点々」を読んでの意味不明な感想。その人物のホームページサイトは既に削除されている。今更だが、「夏の点々」を読めないのが残念…。(03/07/07頃、作成か)(画像は、「天の川」 ( by kei 「屋根の上の猫」所収)]
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