闇の闖入者?
奴等は俺の傍をゆっくり通り過ぎ、部屋の片隅へ。気配は全くなくなった。行き過ぎたのか、消え去ったのか。
固唾を呑みながらも睡魔に沈んでいった。
薄闇の中、ふと目覚めた。ん? 奴等は何処へ? 俺は起き上がることも出来ず、奴等が消えた辺りを見やった。すると、ベッドの足元の先に犬が2匹、身を寄せ合うように踞っていた。大型犬。奴等に殺気は感じられなかった。それどころか、奴等の目線は部屋の出口に向いている。出ていきたいのか?
俺はゆっくり起き上がり、衾戸を開けてやった。すると奴等はゆっくり静かに去っていった。彼らは通り過ぎたかっただけのようだった。また独りぼっちの俺。奴等が入ってきた辺りを見ると、俺の個室のはずなのに、隣室とは衾だけの仕切り。これでいいのか?
しかも衾が僅かに開いていて、隣人の息遣いどころか動きも垣間見られる…… (02/14 19:30)
[(頂いたコメントに)キャ! 怪談と階段。駄洒落! でもこれは夢。へんてこな夢。最後のほうは忘れてしまいました。残念。あの犬たちは何だったのか……。犬種は分からない。どちらもイングリッシュ・マスティフっぽかった。体色は二匹で違っていて、それぞれ薄茶と焦げ茶。]
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