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2021/01/24

タールの彼方

創作だろうか声にならない呟きだろうか:

 

 まだるっこしい。粘りつく何か。纏わりつく細い腕。波の音が体をなぶる。潮の香が鼻腔を貫く。真っ赤な闇が瞼を焦がす。中空に漂っている。白い脚が波打つ髪のように絡み付いている。あっさりと溺れてしまいたい。半端に慰撫するんじゃない。蜜の味の舌が体を這う。歯噛みするそれ。ああ、私は何処にいる? お前は誰? 際限のない愛撫が回転する螺旋階段に抉られている。目覚めはまだか。出口はないのか。

 

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2021/01/03

麻酔は未だ効いてない

 今朝(二日の朝)の夢も不快なものだった: 私は手術室にいる。随分と閑散としている。手術室は広くはないが、中に何も器材らしきものがないので、ガランとした 皮肉屋なら殺伐としたと表現しそうだ。
 しかもやけに明るい。照明のせいというより、ばかでかい曇ガラス窓からの外光のせいかもしれない。左側の片隅にはいかにもやる気のなさそうな看護婦が壁際に立ち私に背を向けている。医師が右側に立っている。やたらと若い。

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2021/01/01

辿り着けない

Bikan ← ミカンに雪。美観です。


 体調なのか、やたらと夢を見る。日に何度も。寝たり起きたりの繰り返し。いつものことなので、心配無用。夢。ふと思う。夢は、我々と別の宇宙からの闖入なのではないか。眠ることで、心のバリアーが緩み、その隙をついて、異次元宇宙が我々の宇宙に顔を覗かせたのだ。なんて、思い始めた瞬間、目覚めちゃう。

 

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