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2018/02/05

電車がレールに乗らない

変な夢二つ」より

 昨夜観た奇妙な夢。何処かの町(たぶん、見知らぬ街じゃない)で電車に乗っている。
 いや、乗っているんじゃない、自分が運転しているのだ。ただ、レールの上じゃなく、車道の上。右後方に路線を走る電車が見える。
 まずい、このままじゃ、その電車にぶつかってしまう。私は、車道から徐々に路線のほうへと走る電車を<運転>しながら、右後方の電車を気にしていた。早く、こちらも路線に乗り、そっちの電車より先駆けて走らないと、本当に衝突してしまう。
 だが、私は運転できない。運転席にいるだけなのだ。席には何かのっぺらぼうの台があるだけ。私は気を揉むだけ。

 見ると、路線は前方の交差点で右カーブしている。このまま直線だったら、私の乗る電車はレールの上に乗っかれた…はずだった。
 だが、私の電車は真っすぐ走るだけ。レールは右へと迂回していくが、私の電車は真っすぐ道に沿って走る。道はどこかの住宅街に入り込む。道はどんどん狭くなっていく。道の両脇の木立や看板や軒先の鉢かなにかにぶつかりそう。私は身を縮めて、電車が住宅街の家々の壁面を擦らないことを願うばかり。

…やがて(上の夢の続きだったのかどうか、分からない)私は何処かの建物の前にいる。以前の夢によく出てくる、ガラス張りの洒落たビル(書店か、何処かの階にテナントとして書店が入っている)じゃない。ある部屋に紛れ込んだら、そこに友人たちがいた。T(夫妻)とH夫妻らだ。彼らは私を歓迎しているような、思わぬ闖入者に戸惑っているような、場違いな奴を冷淡に見ているような。
 私が来たと同時に、その場を離れる彼ら。私はどうふるまっていいか分からず、余儀なく一緒に出ようとするのだが、部屋を出た途端、彼らとは逸れてしまった。

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