減らない米
なんだか後味の悪い夢:(何かの場面からの続き)5キロ入りの精米済のコメ袋を持とうとした、袋の破れに気づいた…が、遅かった。既に零れ始めている。
何とか袋を机の上に載せた。白い米が床にも机にも零れている。勿体ない。私は夢中で床のコメを手で掬い拾って、袋に詰めようとした。
大した量が零れたわけはないのに、何度も何度も掬わないといけない。そのうち、不意に人の気配を感じた。一人は私の背後に気配を、もう一人は机の上から覗き込むように男性が立っている。
男は三十歳前後か。好青年という感じ。憐れむわけじゃないが、訝しげなのは明らか。男は何もしゃべらないのだが、私には、咎めるような視線に感じられる。私は屈辱感を覚えている。でも、米を拾う手を止められない。
床は少々綿埃があるけど(自分の部屋は掃除しないので、ホントに綿埃がすごい)、米を拾いあげているのだから、米粒が汚れるわけじゃないし、埃くらいなら息で吹き飛ばせばいい、なんて言い訳をしている(口に出してか、内心で開き直っているだけか、覚えていない)。
そんなに零れたわけじゃないのに、何度、掬ってもコメの量は減らない。……いつまでこんな惨めな状況が続くのやら……(多分、この辺りで目覚めたと思う。)
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