アズールの空
剥きだしの魂の悲しみを誰もが持て余してしまう。
すれっからしの皮と鞣された心とがすれ違っていく。
真っ直ぐにあなたへと向かってきたのに、あなたはしり込みするばかり。
← (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)
受け止めきれない? 抱きかかえてあげるのは無理だった?
羊水の涙を流し、それは夕焼けの茜に紛れていく。
凍てついた心を蕩かすような神話は何処にある?
突きつけられた切っ先を躱してくれる御伽噺は、誰が語ってくれる?
いつまでたっても初心な魂は、地の禍なの?
→ (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より)
赤裸の心のままに、身は貝になる。
蓋は開きはしない。いつの日かの開眼を夢見るお前は、真っ赤な闇に怯えている。
アズールの空に白い雲が漂っている。
自由が浮かんでいる。あの雲へと飛び立つんだ。
お前が生きることのできる世界は、あのアズールの空なのだ。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 明けない夜に(2025.03.20)
- 昼行燈126「眼差しという匕首」(2025.03.16)
- 孤独を託つ宇宙(2025.02.02)
- われは海の子(2025.02.03)
- 昼行燈125「夢の中で小旅行」(2024.11.26)
「ディープ・スペース」カテゴリの記事
- 明けない夜に(2025.03.20)
- 昼行燈126「眼差しという匕首」(2025.03.16)
- 孤独を託つ宇宙(2025.02.02)
- 昼行燈124「物質のすべては光」(2024.11.18)
- 昼行燈118「夢魔との戯れ」(2024.09.05)
「駄文・駄洒落・雑記」カテゴリの記事
- 昼行燈125「夢の中で小旅行」(2024.11.26)
- 雨の中をひた走る(2024.10.31)
- 昼行燈123「家の中まで真っ暗」(2024.10.16)
- 昼行燈122「夢…それとも蝋燭の焔」(2024.10.07)
- ローンライダー(2024.10.02)
「ナンセンス」カテゴリの記事
- 明けない夜に(2025.03.20)
- われは海の子(2025.02.03)
- 宇宙を彷徨い続ける(2025.01.14)
- 昼行燈125「夢の中で小旅行」(2024.11.26)
- 昼行燈122「夢…それとも蝋燭の焔」(2024.10.07)
コメント