シャボン玉飛ばそ
人は命だ。
命の玉だ。
玉のような命だ。
→ お絵かきチャンピオン 作「シャボン玉王国」
風船のように弾けほどの命が詰まってる。
漲る命が胸をいっぱいに膨らませている。
風のように息が体の中を通り過ぎていく。
吸っては吐いてを繰り返し、命が車輪となって転がっている。
人は命だ。
命の塊だ。
命が薄い皮に包まれている。
薄い 薄い皮なのだ。
風船よりもっと薄い皮膚という膜につつまれている。
命が風となって体の中を転がっている。
転がって熱気となって体を膨らませている。
命の膜は風船玉よりはかなく強い。
いや、シャボン玉よりキラキラ光って シャボン玉よりはかないのだ。
← シャボン玉 「シャボン玉 - Wikipedia」より)
命はだからシャボン玉に束の間 とどまっているはかなき夢。
いつ去っていくかもしれない。
さよならの時を告げることなどない。
気がついたら、シャボン玉のように呆気なく弾け散ってしまう。
屋根より高く飛んだシャボン玉なんて あったことがない。
そのはかなさを感じているから シャボン玉に焦がれるんだ。
さあみんな シャボン玉飛ばそ!
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