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2010/05/27

点々は 宇宙を攪拌しないのです

[本稿は、ある方の詩「夏の点々」を読んでの意味不明な感想。その人物のサイトは既に削除されている。今更だが、「夏の点々」を読めないのが残念…。]

 「点々は 宇宙を攪拌しないのです

 我々は攪拌された宇宙の片隅に点在する点々なのかもしれない。
 星の一つ一つが、我々の誰彼の心の投影なのかもしれない。

 道端の石ころや空き缶にしても、誰かの眼差しに晒される。

 梅雨の束の間の日の光にジリジリと焼かれて、つい、本音を洩らしそうになる。

 もう、昔のことは忘れちまったとか、先のことなどどうでもいいだとか。

 なのに、日が暮れて、宵闇が訪れると、今度はまた、違う本音が洩れてくる。

 遠いあの日のことが胸を差すとか、いつの日かの破局を予感するだとか。

 わがまま一杯の梅雨の谷間の呟き。きっと、今夜の雨に呆気なく流されていくんだろうな。

          (03/07/07頃、作成か

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