鍵束がない ! !

［本稿は、１２月６日の午後二時半頃、外出前の慌しい時の合間に書いた日記です。本来の日記のブログがいろいろ予定稿があり、この日記をアップさせる余地がないので、余儀なくこの創作のブログに載せるもの。ことは、６日の午前のとっても、瑣末な、ウソのようなコントの日記。あくまで日記なので、つぶやき調なのは仕方ないものと理解されたい。］

→　某所でこの夕焼けを見て帰ったら、郵便受けに待ちに待った封書が。そう、引き続く書類を持って来いという役所の＜通知＞の書面が入った封書。「ホッと一息、でも憂鬱」でいろいろ書いたけれど、なんとか試験には通ったようで、いよいよ次ぎの段階へ行動開始である。この日記での外出もその一環だったのだが、たださえ忙しいのに余計なトラブルを自らの愚かしさゆえに招いた…招きそうになったのだった。

「鍵束がない ! !」

今日、所用があって（金策）我が愛車（パナソニックの電動自転車）で外出。

が、目的地に着いて、鍵を掛けようと思ったら、鍵束がない！！

稗ー！　冷えー！　ヒエー！

まるで古びた褌を引き裂くような悲鳴か雄叫び…を思わず上げそうになった。

また、落っことしたのか。

そう、今年の春（注 ）だったかにも鍵束を落としている。交番には届けたけど、ついに出てこず。

今回も同じ失敗。つまり、自転車のワイヤー錠を（鍵束のワイヤー錠の）鍵で開け、いざ、金策へ。

そして、店舗の前に着いた。
我が愛車は電動自転車。高級車。
可愛い奴。

盗まれたり、寝取られたり、浮気されたりしちゃ困るので、鍵でしっかり防備。

と思ったら、ポケットに突っこんだはずの鍵（束）がない！！

あっ、我が邸宅を出る際、自転車のワイヤーロックを外した際、鍵穴に鍵（束）をうっかり突っこんだまま、出かけてしまったのだ。

冷え～、冷え～！！

小生、店にも入らず自宅へ戻った。

だって、鍵束には家の鍵から自転車の鍵から、ハートの鍵から、みーんな付いているんだ。
金策どころじゃないじゃん。

道々、鍵束が落ちていないか、下を見ながら、可愛い女の子はいないか、周囲を見回しながら、自転車を恋だとさ。

あ、誤字。

自転車を漕いだのさ。

でも、ない、ない、ない、とうとう自宅までの道の何処にもない。

やっぱり、駐輪場から鍵束をワイヤーロックの鍵穴に差し込んだまま出かけてしまっていたのだ。

で、何処かの段差に乗ったか降りたかした際に、そのショックで鍵束はそっくり落ちてしまったんだ。

ショック。

涙が鼻の穴からタラーリ。

あっ、これは寒さのせいかもしれない。

とにかく、涙したくなる気分。

あわよくば、駐車場に落ちていないか。

ダメだ。ない。小生、老眼なので近場はダメだが、遠くは見える。
駐車場の入口に立った瞬間、奥のほうまで見通せる。

ない。ないものはない。

駐輪場の何処かに落ちていないか。
誰か、見つけて、管理人さんに届けていないか。

とりあえず、自転車を駐輪場に止めて…。

でも、鍵を掛けないで大丈夫か。

そんな心配している場合じゃない、部屋の鍵がないんだ。
我が邸宅では管理人は鍵のスペアーは預けないシステムになっている。

つまり、今の鍵束がなくなると、小生は路頭に迷うことになる。
誰かミクシィの彼女に泊めさせてもらうことになる。
嬉しいなって、そんなわけない！！

諦めきれない小生、自転車を駐輪場の奥に突っこみ、念のため、ワイヤーロックの鍵穴周辺をジロジロ。
それこそ、女湯を覗くようなつもりで、執拗に！

すると、自転車のフレームの交差しているところに、妙なものが挟まっているじゃないか。

あれは、あれは、あれを御覧と指差す先には、鍵束がある！！

そうか！

今回は、鍵束は落ちたことは落ちたんだけど、たまたま自転車のフレームの交差した部分に引っ掛かって、路上には落ちなかったんだ。

ああ、ラッキー。
これも小生の日頃の行いが良かったから…ってことはない。

やばい。

やっぱり、スペアーキーを一式、早く作らないといけない。
いくら貧乏しているからって、今の鍵束がなくなると、路頭に迷う。ミクシィのガールフレンド宅に転がり込むことになる（まーだ、言ってる）！！

ショックで動揺する心は少し、和らいだ。
忙しいので、胸を撫で下ろす間もなく、また外出。

でも、動揺で胸の鼓動は今もドキドキしている。

まずいよなー。
同じ失敗を３回も４回も繰り返すなんて！！！

（注 ）：
春ではなく、今年の９月のことだった。「ベックリン…死への旅路は若き日より」参照。鍵束紛失（落っことし）騒動は、よって秋以降だけで少なくとも３回！